100円均一ダイソーの「ガラス絵の具」を買ってみた、というお話です。
売っているカラーを全て揃えてみました。試し描きで発色や使用感を調べた後に、ステンドグラス風のコップ作成までやっています。
ダイソーの「ガラス絵の具」が気になっている方は、ぜひ、参考にしてみて下さい。
関連記事>>>100均の塗料(ペンキ、ニス)まとめ
ダイソーで「ガラス絵の具」を見つけた
文具用品のコーナーです。定規、ボールペン、カッターマット、鉛筆削りなどが並んでいます。近くの売り場には「100均ダイソーの「名刺ホルダー」を全部買ってみます【3種類】」や「100均ダイソー【ブックスタンド(ブックエンド)】を全部買ってみます【本立て18種類】」があります。
その中に、ガラスにもペイントできる、という絵の具が売っていました。
そういえば昔、「100円均一のガラス絵の具を使えば、ステンドグラス風のコップが作れる」みたいなリメイクアイデアを見た事があります。
コレと同じ物を使っていたかはわかりませんが、「きっと似たようなものだろう」という事で、このガラス絵の具を使って、ステンドグラス風のコップを作ってみようと思います。
どんなデザインにするかは決めていないので、どの色が必要になるかはわかりません。とりあえず、1色100円と安価な商品なので、全部買ってみようと思います。
買い物カゴに詰め込んだので、お会計を済ませて帰ります。
ダイソーの「ガラス絵の具」を買ってみた
持ち帰りました。ガラス絵の具(GLASS PAINT)です。
カラーバリエーションは以下です。
- 白(SNOW WHITE)
- 青(SKY BLUE)
- 黄(YELLOW)
- 赤(RED)
- 黒(BLACCK)
全色揃える予定でしたが、何故か、茶色を買い忘れています・・・。コンプリートするつもりだったのに、歯抜けになっていて何だか気持ち悪いです。
細かく見ていきます。
パッケージはポップで可愛い感じです。たくさんの色が使われていて賑やかな感じもあります。ロゴのアルファベットは、独特のデザインで目を惹きます。子供も喜びそうな印象です。
裏です。使用上の注意書きがあります。紫色(ピンク?)の小さい文字で、目がチカチカします。目立つには目立つけど、黒の方が読みやすいような・・・。
一部を抜粋します。
- 小さいお子様は保護者のもとであそばせてください。
- お子様が目や口に入れないように注意してください。誤って目や口に入れた場合、専門医の診断をお受けください。
- 衣服に付いた場合はすぐに水で洗い流してください。時間が経つと落ちなくなります。
材質は、ポリアクリルエマルジョン、染料、水です。容量は50ml。メイドインコリアです。100円均一で韓国製って珍しい気がします。
開封しました。
シールの作り方が載った台紙(説明書)が入っていました。写真付きで丁寧に解説されています。英語表記付きです。
今回やろうとしている事とは少し違いますが、簡単に紹介します。
- 透明シートを絵の上に置き、ズレないようにテープまたはクリップで止める
- 絵を黒でふち取り、1時間以上乾かす
- ふち取りが乾いたら中を塗り、8時間以上乾かす
- 完全に乾いたら透明シートからゆっくりはがす
- 貼り付け部分のホコリ、水気、汚れ等をきれいに抜き取り、ガラス、鏡、タイル等に張り付ける
こんな感じです。
塗り方に関しては、特別な事をする必要なないみたいです。普段使っている水性塗料なんかと、似たような感じで使う事ができそうです。
ボトルは細めです。頑丈で耐久力は高そう。ツルツルしていて手触りはいいです。透明なので中身の色、残量を一目で確認することが出来ます。
キャップを外しました。上に引き抜くタイプです。クルクル回してしまうと、ボトル先端についているチューブの口が外れてしまいます。中身の絵の具が零れてひどい事になるので注意が必要です(体験済み)。
手に付いた絵の具は、石鹸と水洗いで落とすことが出来ました。説明書にある通り、固まる前であれば簡単に対処する事ができます。ボトルに付いた絵の具は、ティッシュで拭きとることができます。
絵の具には、独特のニオイがあります。木工ボンドや接着剤に似た、鼻を突くようなニオイです。それほど強烈ではありませんが、換気をしながら塗布するのが無難かもしれません。
クリアファイルに試し塗りをしてみます。ボトルを軽く握ると、先端から絵の具が飛び出してきます。慣れてくれば、力加減で分量を調節できそうです。
絵の具には、ほどよい固さがあります(水飴ぐらい?)。厚みを出して塗ると、少しずつ広がっていきます。この特性を上手く活かせると、いい感じのイラストや模様が作れそうです。
カラー名は青ですが、水色に近いです。鮮やかでポップな質感がありキレイだと思います。
他の色も試してみます。
白です。白の塗料を買っても、黄色掛かったクリーム系だったり、薄っすら肌色のベージュ系だったり、ニュアンスの違うことも多々ありますが、ダイソーのガラス絵の具は、真っ白な白です。
黄色です。ぷっくり立体感を出して塗ると、可愛い感じになります。
ガラス絵の具同士は、混ぜ合わせることもできるみたいです。混色してオリジナルカラーなんかを作ると、効果的で面白いかもしれません。アイデア次第でアートの幅が広がりそうです。
「ダイソーのペンキ「ミルクペイント(水性塗料)」を全7色買ったよ。色見本と比較、おすすめレビュー【100均】」には、色を混ぜ合わせて遊んだ記録が載っています。
赤です。ほとんどピンク色です。にぎやかな感じがあります。
スプラトゥーン(ゲーム)のインク色に似ているなと思いました。トロっとした質感と艶っぽさも加わって、ソレっぽい雰囲気になっているんだと思います。
そうそう、任天堂スイッチとPS4用の収納棚を「【DIY】ゲーム機「収納棚」を自作するよ!パイン集成材にワトコオイルでオシャレにしたい【作り方】」で紹介しているんですよ。よかったら覗いてみて下さい。
なんだか、無理矢理としか思えないような過去記事の宣伝を挟みましたが、「すばらしい出来栄え」で完成させることができたと”思っている”ので、よかったらチェックしてみて下さい。
さて、ガラス絵の具に戻ります。
黒です。他のカラーと比べて、黒のカラーは固い(粘性が高い)感じがあります。クリアファイルに垂らしてみても、勝手に広がっていく事はありません。
おそらく、ふち取りに使う事の多い色なので、固めに調整されているんだと思います。よく練られた仕様です。
試し塗りが終わったので、それっぽいイラスト(形)を練習してみます。
黒でふち取りの部分を描いてみました。線の太さが均一でなかったり、形が歪んでいたり、ハミ出していたりしますが、四角形を真剣に描いたつもりです。
初めてという事を考えてもヘタな気がしますが、まあ・・・。とりあえず、ふち取りした中に色を流し込んで、完成させてみます。
黄色を塗ってみました。塗るというよりは、垂らすという感覚に近かった気もします。
ボトルを強く握り過ぎて、絵の具が出過ぎてしまったのですが、表面張力(なんだか懐かしい)のおかげで溢れずにすんでいます。
「どれぐらいの厚みで作れ」みたいな指示が説明書になかったので、最適な厚みはわかりません。縁取りした枠の中に納まっていれば、それでいいのでしょうか。
もう少し続けてみます。
練習だからと言って、手を抜いているワケではないですよ。コツを掴むために、フルパワーの本気モードでやっています。
四角、三角、丸を作ってみましたが、思っていたより難しいです。整った形になりません。
わく取りの線が上手く描けない事が原因なのですが、真っすぐな線、太さを均一に、なんて事を意識しながら描いても、上手くいきません。扱いが難しいです。
わく取りの中に色を流し込む作業は、問題なく出来ていると思ます(青いやつは気泡が入ってしまいましたが・・・)。
上手くなる気はしませんが、もう少しだけ練習を続けてみます。作業自体は、もんじゃ焼きみたいな感じ(?)で楽しいです。
ステンドグラス風コップDIYの下準備
本番の準備をします。ステンドグラス風の模様を作るのは、透明なこのコップです。
「形が綺麗だし、あったら使いそうだな」と、100円ショップのセリアで購入したものです。
お酒を飲む時に使うやつなのかな。ウイスキーの水割りとかって、こんなグラスに入ってますよね(飲まないのでイマイチわかりませんが、CMとかで見る気が・・・)。
とりあえず「あったら使いそう」なんて買ったこのコップは、使う機会がなく、埃を被りそうな状態でした・・・。今回のDIYで有効活用できそうで良かったです。
ラベルシールです。HK1071、ルスプリットグラス(260ml)。素材はソーダガラスです。電子レンジオーブン、熱湯・急冷、直火には対応していないみたいです。
ラベルシールを剥がします。最近は、接着跡が残らないタイプも多くなりました。シール跡を除去するのって意外と面倒だったので嬉しいです。
底の方に汚れが付いていたので、水洗いをしてきました。やわらかい布巾を使って水気も取っています。新品同様ピカピカの状態になりました。
これで準備は終わりです。作っていきます。
「ガラス絵の具」でステンドグラス風のコップを作る
本番の開始です。まずは、黒の絵の具でわく取り部分を作っていきます。
デザインはピンタレストを眺めながら決めました。良さそうなデザインを一つ見つけたら、関連するピンを辿っていくだけで、類似したデザインを大量に見る事ができます。便利過ぎます。DIYの強い味方です。
パクりという事ではなく、「参考・お手本」にしながらグラスにデザインを描き込んでいきます。
線がガタガタです。コップに丸みがあって、綺麗に描くのが難しいです。練習の成果がイマイチ活かされていません。クオリティ、大丈夫かな・・・。
怪しい雰囲気になってきましたが、途中でやめるわけにはいきません。完成後のクオリティの事は考えず、作業を進めていきます。
バランスを考えながら、大中小と大きさの違う四角形(長方形、正方形)を並べています。ほど良く余白(隙間)も作っています。
わく取りが終わりました。1時間ほど乾燥させたら、次の工程に移ります。
色を着けていきます。
同じ色が連続しないように注意して着色します。黒のわく取り作業とは違って、塗るたびに華やかになっていくので楽しいです。
一度に全てを塗り終えようと思っていましたが、コップを縦に置くと、絵の具が垂れてきてしまいます。
少し塗って、ドライヤーで乾かす。また少し塗って、ドライヤーで乾かす。という手順で作業していく事にしました。結構手間がかかります。
ドライヤーを当てている時、指で引っ掛けてしまいました。ドロっとした感じで剥がれて、ちょっと気持ち悪いです。柔らかめのスライムみたいな感触です。
このままだとみっともない感じがあるので、一度、綺麗に剥がしてから、模様を作り直そうと思います。同じ作業でも、やり直しで一から作り直すのは、めんどうに感じてしまいます(すぐに出来ますが・・・・)。
直接触れないよう気を付けながら作業を続けます。
塗り終わりました。色を付ける工程や剥がれた部分の修正は、写真に残してブログにアップする予定でしたが、集中して作業をしていたら撮影するのを忘れてしまいました・・・。
ハミ出した部分を、爪楊枝や綿棒で手直ししたりもしたんですけどね・・・。撮っておけばよかったです。
ちなみに、「そんな小道具で修正までして、このクオリティなの?」という疑問が浮かぶかもしれませんが、これでもマシになった方なんです・・・・。
ドライヤーの温風を当てたので、ある程度は乾いていますが、しばらく放置して完全乾燥を待ちたいと思います。
「ガラス絵の具」でステンドグラス風のコップが完成
完成です。枠取りの線がガタガタな事、色ムラができている事、妙な凸凹がある事など、細かな部分(?)に目を瞑れば、形にはなっているのかなと思います・・・。
・・・もう少し上手く作りたかったですね。
そうそう、乾燥後は若干色味が変わりました。特に、赤色は変化が大きかったように感じます。元々はピンクに近いカラーでしたが、レッドに変色しています。
透明なコップなので、奥の四角形(イラスト)が透けて見えたりします。雰囲気は良いです。雰囲気は・・・。
中から覗くとこんな感じになっています。半透明化していて、光が当たると薄っすら透けています。このアングルが一番ステンドグラス感も出ていて魅力的な気がします。
さいごに
ダイソーの「ガラス絵の具」を使って、ステンドグラス風のコップを作ってみました。
想像していたより、はるかに低クオリティで完成しましたが、初挑戦ですし、作業自体も楽しかったですし、まあ、いいでしょう・・・(楽しいと言うのが一番大事デスヨネ!)。
今回のDIYで、ある程度使い勝手がわかったので、「いつか」再チャレンジをして、オシャレなステンドグラス風のコップを完成させるつもりでいます。
おそらく、遠い未来の話になると思いますが、再度挑戦した時は、このブログで紹介しようと思っています。よかったら、また遊びに来てくださいね。それでは、最後までありがとうございました。