【収穫84本】自宅で簡単「しいたけ栽培キット」を買ってみたよ。衝撃のきのこDIY

DIY・リメイク

テレビの特集で興味を持った、もりのしいたけ農園「きのこ栽培キット」を買ってみます。自宅で簡単手間いらず。大量のシイタケが収穫できるみたいです。

※集合体が苦手な方には、かなりショックな写真が続きます(たぶん大袈裟じゃないです・・・)。注意してくださいね。

関連記事>>>【収穫失敗】きくらげ栽培キットを買ってみたよ。自宅できのこDIY

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しいたけ栽培キットを買ってみた

アマゾンで購入しました。注文から2日後に到着です。運送会社はヤマト運輸でした。

左の小さい箱が「しいたけの栽培キット」です。きのこのイラストがプリントしてあります。オリジナル設計の箱なんだと思います。

右の大きい箱が「別売りの栽培容器」です。絶対に必要というわけではないのですが、見た目から入るタイプなので試しに買ってみました。

まずは、しいたけの栽培セットを開封してみます。

箱の中に箱でした。

  • もりのしいたけ農園「きのこ栽培キット」おいしいシイタケを自宅で育てる

「育てる楽しみ、食べる楽しみをご家庭で!」と書いてある通り、収穫したきのこは調理して食べることができます。

取り出しました。パッケージはこんな感じです。シイタケの写真が主役になっています。メインカラーは黄緑です。自然や新鮮を意識したデザインなんですかね。

  • 新鮮美味
  • 安心安全
  • 簡単自作
  • 楽育楽食

なんてキャッチコピー(?)の記載もあります。

裏には、栽培キットの発売元「森産業株式会社」の創設者、ドクターモリさんの似顔絵イラストもありました。どうやらすごい人らしく、発明エピソードが小学校の国語の教科書に載っていた事もあるそうです。

蓋を開けます。

ビニールに包まれた怪しい物体が出てきました。

抜き出してみると・・・。

インパクトが強めです。ビニール袋が半透明なので、中身をハッキリ確認する事はできませんが、なにやら不気味な感じがします。

説明書も入っていたので、そちらを先に確認します。

栽培方法説明書の上部分です。

しいたけの栽培は初挑戦です。基礎知識や育て方などはまったく見当もつかない状態です。解説書にはしっかり目を通しておきます。

栽培方法説明書の下部分です。重要な箇所は、目立つように赤で色分けされています。イラストも付いていて分かり易いです。

  • 栽培ブロックを袋から取出します。
  • 栽培ブロックを水洗いします。
  • 発芽準備、霧吹きで濡らして袋の中にブロックを入れます。
  • シイタケの目が出てきます。発芽と育成
  • 収穫
  • 休養
  • 浸水開始(2回目準備)

見出しの部分だけ書き出してみました。しいたけの栽培は、こんな手順になるそうです。特に難しいことはなく、毎日の水やりさえ忘れなければ勝手に育っていくみたいです。

「※購入後はただちに栽培を始めて下さい。(箱内でキノコが発生してしまう場合があります)」と、赤枠で注意書きがあります。さっそく栽培に取り掛かります。

カッターで袋を切ります。中の物体を傷つけないように注意します。

湿ってカビっぽいようなニオイがします。カブトムシとかクワガタを飼っている虫かごのようなニオイでもあります。強烈です。

下まで袋を破りました。

この物体は、栽培ブロックというそうです。ニオイに負けず劣らず見た目もかなり強烈です。

毒々しく見える部分もありますが、「国産広葉樹を粉砕したおが粉と穀物を主原料とした栄養源と水、それに「シイタケ菌」のみでできている」ので、安心安全という事です。

優しくビニールから取り出しました。栽培ブロックは程よい太さがあるので安定して自立します。倒れる心配はほとんどないと思います。

袋を破ることによって菌床に一気に酸素が流入し、その刺激で発芽が促されます。

という事なので、ミクロの世界で活発に活動(?)がはじまっているのだと思います。

素手で触るのは抵抗があったのですが、水洗いをしなくてはいけないので我慢して持ち上げました。

触り心地はよくないです。表面はゴツゴツ、ザラザラとしています。湿っていて、ねっとりする感じです。指に力を入れると沈んでいくので、取り扱いに注意しないと壊れて(崩れて)しまいそうです。

栽培の準備です。表面を軽く撫でるようにしながら流水で洗います。

タワシで擦ったりはNGみたいです(説明書より)。たしかに、ゴシゴシ洗いたくなる気持ちはありますが・・・。いかつい見た目とは違って、意外とデリケートなのかもしれません。

夏の季節(6~9月頃)は流水で洗った後、バケツに張った氷水などに30分程浸しておくなどの工夫をすると、シイタケが発生し易くなるそうです。

今は5月のはじめなので、やらずに進めます。

栽培ブロックを洗い終わったので、保管するための容器を取り出します。「きのこ栽培容器A」という商品です。鳥かごみたいな形状。

軽量なので持ち運びがしやすい。上部に穴が空いているので、通気性と保温性を兼ねている。上下別に取り外せるから水やりも楽。なんて特徴があります。嵩張るのは難点かもしれません。

※栽培キットに専用の栽培袋も付属しているので、無理に買う必要はないと思います。

栽培容器に仕舞ってみました。サイズ感がおかしいというのか、大きさのバランスが悪い気がします。栽培ブロックにシイタケが生えてきたらジャストフィットになるのかもしれません。

上部のボックスカバーを装着しました。窪みにはめこむような形なので、勝手にズレたりはしないです。

ホコリやニオイ拡散の防止にもなっています。衛生的だし、生育環境も良くなっている気がします。クリアなので経過観察はしやすそうです。楽しみ。

栽培ブロックは「直射日光の当たらない場所に置く」必要があるようです。それと、成長が阻害される可能性があるので、極端に寒い場所や厚い場所も避けた方がいいのだとか。

見た目にインパクトがあるので、目立つところには置きたくないです。どこにしようか迷ったのですが、キッチン棚の下段にスペースがあったので、ここを定位置とする事にしました。「【DIY】ニトリの組み立てウッドシェルフ(棚)をリメイクして男前なオシャレ収納を作ろう」です。屈まないと目に入らないしいい場所だと思います。

そうそう、「きのこは暗い場所で育つ」というイメージを勝手に持っていたのですが、そういうわけではないんですね。

2日目です。

栽培容器に水滴がついて曇ったようになっています。中を確認してみます。

白い模様の部分が出っ張ってきています。昨日は平(たいら)だったのに。長い所で5mmほどあります。この部分がシイタケになるみたいですね。

触ってみます。硬いです。コリコリした感じでシイタケという感触はありません。

霧吹きで水やりをします。ミネラルウォーターの方がいいかな、なんて考えましたが、贅沢に感じたので水道水を使う事にしました。

容器をくるくる回しながら、全体が軽く濡れる程度に吹きかけていきます。

終わりました。水は内部に吸収されるというより、表面で弾いて滴るという感じです。蓋をはめたらキッチン棚の下に戻します。

3日目です。

昨日は5mmほどだった出っ張りが、さらに1cmほど伸びています。シイタケの成長スピードは早いんですね。

先っぽが茶色くなってきています。傘になる部分ですかね。

この段階で間引きを行えば、一つ一つが大きなシイタケになるそうですが、どっさり数が生えた方が楽しいと思うので、間引きはせずにこのまま栽培します。

触り心地は昨日と変わりません。硬いです。

反対側は全然芽が出てきません。

水やりをします。

4日目です。

伸びてきてます。可愛いとも思えるし、気持ち悪いとも思えるし、複雑な気持ちです。

先端の茶色い部分がふっくらしてきて、きのこ感が出てきました。

まだ硬いです。いつになったらブヨブヨしてくるんだろう。

さっきと逆側です。あまり生えていません。成長に差がある感じですかね。こちら側は出てこないのかな。水やりをしたら終わりです。

5日目です。

全体的にふっくらとしてきました。この部分だけやけに密集しているのは何故でしょうか。朝の満員電車並ぎゅうぎゅうです。

ニョキっとしてます。

昨日に比べると少しだけ柔らかくなっている気がします。表面はザラっとした砂っぽい感じです。

反対側です。大きく伸びているのは1本だけです。他の部分は生えてくる気配がないです。

水やりをします。

6日目です。

栽培容器の水滴がすごいです。前日に水をあげ過ぎたのかな。全体が軽く濡れるぐらいの適量を意識していたはずですが・・・。

湿度は高ければ高いほどシイタケは急成長する、とマニュアルに書いてあったので、びしょびしょに濡れている状態でも問題はないと思います。きっと大丈夫なはずです・・・。

蓋を外すとビックリ。完全にシイタケです。

何だか毎日の成長段階を観察していたら、愛着が湧いて可愛く感じてきました。癒し効果もあるように感じます。自宅栽培楽しいです。

傘の部分の茶色が昨日より薄くなっている気もするけど、それは気のせいかな。白くなっているように感じます。

触ってみるとブヨブヨしてきました。順調です。

反対側です。数本伸びてきていますが、こちら側は不発弾(?)が多いようです。

水やりをします。

このままの成長を維持してくれたら、明日には収穫できそうです。

7日目です。

またまた水滴でびっしょり。

立派です。

俯瞰で見るとこんな感じです。生え方に偏りがあります。

ブヨブヨです。スーパーでよくみかけるものよりは堅めな気がします。

あまり生えてこなかった反対側はこんな感じになりました。数は少ないですけど、立派なシイタケに育っています。

シイタケの収穫は、「サイズが大きい小さいという基準で取る取らないを判断するわけではない」そうです。裏にあるヒダ(傘の裏側)の膜が切れたら収穫となるそうです。ワンポイントアドバイスに書いてありました。

ヒダの具合をみながら収穫します。汚れてしまうと行けないので、床にはビニール袋を敷いて保護しました。これでバッチリなはずです。

ひっくり返してチェックします。これなんかは大丈夫そうです。

ハサミでカットします。ブロックを傷つけないように注意です。

バチっという感じで切れました。

なかなか立派なシイタケです。

程よく丸みのあるフォルムで可愛いです。直径は4cmほど。傘の部分はほんのり茶色という感じです。グラデーションにも見えます。

ヒダを見ながら収穫していきます。密集地帯はハサミを入れるのが大変です。間違えて別の物を切らないようにしないと。

変わった形のシイタケも生えていました。双子です。チビ。可愛い。

37本取れました。すごい、完全に楽しいです・・・。

こんなに食べ切れるかな。お裾分けが必要かもしれません。

近くで見るとこんな感じです。ペラペラで薄いものもあれば、プクっと肉厚なものもあります。

収穫が終わった栽培ブロックは、だいぶスッキリした感じです。

上からです。隙間が出来て窮屈な感じが無くなりました。

残りは成長を待って収穫します。プラスチックの容器に戻して、水やりをしました。

1回目の収穫から2日後です(栽培キット開封から9日後)。いい感じに育っています。ヒダでタイミングを見る限り、ほとんど取ってしまえそうです。

ハサミでカットします。シイタケの足を残してしまうと、2回目以降の発生に影響を及ぼすそうなので、しっかり根元から切っていきます。

36本取れました。

前回のものと合わせると、全部で73本です。1回の周期でこんなに取れるんですね。想像していたよりずっと多い。満足の結果です。

横から見るとこんな感じです。

収穫が終了した栽培ブロックは2週間程度休養させます。そこから浸水させることによって、再度シイタケの芽が生えてくるみたいです。

理想の休養環境は”高温多湿”。暖かい場所(理想は20~28℃)で、1日1回程度軽く霧吹きで水をやり、ついでに空気の入れ替えも行う。

という事なので、毎日のお世話を忘れずにしていこうと思います。

※現在2回目の栽培を行っています。終わり次第この記事に追記しますね。

追記(2020年6月6日)です。2回目の栽培が終わりました。結果を載せていきます。

2週間の休養が終わりました。毎日霧吹きで水やりをしていたので気づいてはいたのですが・・・。

なんとも立派なしいたけが生えています。スーパーで売っているものとは比べ物にならない大きさです。

休養中にしいたけが出てきましたがどうしたら良いですか?

収穫後、休養中もしいたけはでてきますが、気にせずに食べ頃になりましたら収穫を続けて下さい。

公式サイトを覗いてみると、休養期間中にも生えてくることがあって、それは普通に食べてしまっていいそうです。

収穫します。

手のひらサイズです。直径は10cm以上あります。おばけキノコ。食べるつもりですが、大き過ぎると「美味しそう感」は薄れますね。

全部で5本のしいたけが取れました。一つ一つのサイズが大きくてボリューミーです。

2回目の栽培に向けてブロックを浸水させます。

丁度いいサイズのバケツがあったらよかったのですが、ウチには見当たらなかったので、ビニール袋を使う事にしました。破れないよう二重にしています。

水を入れます。

出来ました。栽培ブロックには浮力があるので、このあと重石を乗せて調整します。あとは半日間待つだけです。

半日経過しました。袋を開けてみると、水が茶色く濁っています。独特のニオイもあります。じめっとして、ちょっと嫌な感じです。

取り出しました。ブロックが水を吸って、重たくなったように感じます。これで成功みたいです。

重たくならなかった場合は、爪楊枝や千枚通しなどで穴を空けて、再度浸水作業をする必要があるみたいです。発芽に影響してくるのだとか。

2回目なので、毎日の栽培日記は飛ばしてしまいますね。一気に収穫前までスキップです。

浸水から1週間後です。

1回目に比べると数は少ないのですが、大きくて立派なしいたけが生えてきました。すごい生命力です。

ハサミでチョキっと切りました。全部で6本です。

通しで収穫できたしいたけの栽培結果です。

1回目:73本

1.5回目(休養中)5本

2回目:6本

全部で84本のしいたけを収穫する事ができました。すごく楽しかったです。3回目の収穫は難しそうなので、しいたけの栽培はこれで終わりにしようと思います。

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新鮮とれたてシイタケを食べる

調理して食べます。ボウルに移しました。

いつもシイタケを買ったら、丁寧に水洗いをしていたのですが、あまりやらない方がいいみたいです。美味しく食べるための指南書に書いてありました。

キノコは水をかぶると菌糸と菌糸の隙間に水が入り込んで、ぶよぶよとした食感になってしまうそうです。香りも逃げてしまうので、一般的には洗わない方が良いみたいです。

と言っても、「ちょっと気になる」という場合は、シイタケの傘の部分を、濡らした布巾やクッキングペーパーで拭くといいみたいです。裏のヒダの部分は、水を沢山吸ってしまうから注意なのだとか。

今回は、傘の上部分だけ洗って食べることにします。

魚焼きグリルで焼きます。アルミホイルを敷いて、傘を下向きにして並べました。中火で5分ほど焼きます。ひっくり返さずに片面だけです。

表面に軽い焦げ目がついています。傘の部分に水も湧いてきました。いい感じです。

シイタケのいい香りがします。自分で栽培した食物を料理するっていいですね(グリルに突っ込んだだけですが・・・)。

非常にインスタ映えない写真だと思います。お皿とか盛り付け方を考えたらよかったかな。

シンプルに塩で味付けをしました。パクっと食べてみます。おお、ちゃんとシイタケの味がします。思っていたより濃い味です。ジューシーで瑞々しくもあります。美味しいです。歯ごたえもしっかりあります。

醤油をかけました。こちらもなかなか美味しいです。バターなんかを付けてもいいかもしれません。

数が多すぎて食べ切れなかった分は、ジップロックにつめてプレゼントしました(押し付けただけかも・・・)。1回目の収穫だけでも73個ですからね。自分だけで消費するには少し多いですよね。

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さいごに

もりのしいたけ農園「きのこ栽培キット」を買ってみました。

賃貸のアパートに住んでいるので、広いベランダや庭はありません。こんな環境じゃ自宅栽培なんて難しいな、と思っていたのですが、「きのこ栽培キット」は狭い場所でも十分に楽しむことのできる素晴らしい商品でした。

イベント性も高いですし、一人で栽培しても盛り上がる事間違いなし(?)です。テンションが上がると思います。

発売元である森産業は、しいたけ以外の商品も扱っています。きくらげ、なめこ、えりんぎなどバリエーションが豊富です。今回購入した栽培容器も再利用が出来るようなので、何か新しい栽培キットを買ってみようと思います。

追記です(2020年10月9日)。しいたけ栽培が想像以上に楽しかったので、続いて、きくらげ栽培セットを購入してみました。「【収穫失敗】きくらげ栽培キットを買ってみたよ。自宅できのこDIY」です。タイトルにある通り、残念ながら収穫には失敗してしまったのですが、生育途中のあれやこれやを綴っています。よかったら、チェックしてみて下さい。

新たにきのこ栽培をやったら、ブログで記事にして紹介しようと思います。よかったら、また遊びに来てください。それでは最後までありがとうございました。