普段のDIYやインテリアでも使うことのある「キャンドゥのすのこ」を紹介しようと思います。
以前に書いた、セリア・ダイソーのすのこ記事では、販売されている物を全て揃えて、サイズや種類、使い勝手の一覧を作りました。今回も似たような形で「キャンドゥのすのこ」についてまとめてみようと思います。
記事の後半では、塗装のやり方を紹介するつもりです。ハンドメイドの参考にしてもらえたら嬉しいです。
関連記事>>>ダイソー「すのこ」のサイズと種類。DIYアイデアから解体方法までをご紹介
キャンドゥのすのこ売り場
収納用品のコーナーです。押し入れシート、衣類の防虫剤、除湿剤、消臭竹炭などが置いてあります。
この日は店舗の改装準備中という事で、棚が丸っと空っぽだったり、臨時の売り場が設けられていたり、いろんな場所がいつもとは違っていました。もしかしたらこのスペースも、陳列が変わっていたかもしれません。
下段の棚です。すのこが並んでいます。種類ごとにキッチリ分類されていてわかりやすいです。全てを1つずつ購入します。
買い物カゴに詰め込みました。すのこ以外に「キャンドゥ「木材」のサイズと種類(木板、角材、ベニヤ板)を紹介します。」で使う木材も入っています。かさばり方がすごいです。
お会計を済ませて帰ります。
レジ袋が有料になっていました。
レジ袋無料配布終了のお知らせ
2020年7月1日(水)よりレジ袋有料化の義務化に伴いレジ袋の無料配布を終了いたします
Lサイズを7円で購入しました。
キャンドゥの新しいレジ袋は、環境に配慮したバイオマス素材を配合しているそうです。
キャンドゥすのこのサイズと種類
3種類のすのこを買ってきました。
- 桐すのこ(幅20×奥行き40×高さ1.4cm)
- 桐すのこ(幅15×奥行き30×高さ1.4cm)
- 美作檜すのこ(超特大)
キャンドゥのすのこは、コンパクトなものが多いです。デザインは、シンプルでさりげない感じ。場所を問わずに組み込めそうです。「【100均】セリア「すのこ」のサイズと種類。DIYアイデアから解体方法までをご紹介」と似ています。
美作檜すのこ(超特大)は、一見、踏み台のようにも見えますが、すのこカテゴリーに分類されるみたいです。後ほど詳しくレビューします。
桐すのこ(幅20×奥行き40×高さ1.4cm)
桐すのこです。寸法は約20×き40×1.4cm。販売元は株式会社アクシス。大阪にある会社みたいです。
材質は桐の木。桐の特徴を簡単に紹介します。
- 日本で一番軽い素材、世界的にみると二番目の重量
- 収縮・膨張が少なくサイズ変化が起こりにくい
- 柔らかいので鋸やカッターでの加工が容易
- 調湿性に優れ防虫効果もある(箪笥向き)
- 熱伝導率は低く、さらに燃えにくい
- 強度はなく傷がつきやすい
ビニールの包装から取り出すと、桐特有の香りがしました。言葉にするとなんて言うのでしょう。甘いとは違いますし、爽やかとも違いますし、「和」っぽい感じです。好き嫌いが分かれそうな匂いだと思います。
製品ラベルには、取扱い上の注意があります。
- 本商品は天然素材を使用している為、歪みや割れが見られる場合があります。予めご了承の上お買い求めください。
- トゲがある場合がありますので十分にご注意ください。
- 水平な安定した場所でご使用ください。重い物をのせないでください。破損の原因になります。
- カビが発生する事があります。万一軽いカビが発生した場合は、よく乾燥させてからブラシ等で取り除いてください。
- 浴室など水気のある場所での使用はお避けください。
- 湿気の多い場所で使用される場合は、カビ発生の原因となりますので、定期的に陰干ししてしっかり乾燥させてください。
- 火気の近くでの使用・保管はお避けください。
- 本商品を本使用目的以外の用途に使用しないでください。
「アイデア次第で、いろいろ使える!」という事で、使用事例がイラスト付きで紹介されています。園芸に、押し入れに、DIYに、流し台の下に、という感じです。
天然素材のため、板によって模様(柄)が異なります。太い筋が入ったような木目、柔らかい山形の木目、シワが寄ったような木目など、種類は様々です。
また、色味にも違いがあります。白みがかった茶色や、赤みがかった茶色など、若干の違いではありますが、全体の雰囲気が違って見えるぐらいの差はあります。
DIYの素材として組み合わせる時や、複数枚を並べて設置する時は、木目の雰囲気や色味の似たすのこを選んだ方が、まとまり感のある仕上がりになると思います。
板の幅は2.9cmです。測る場所によって、プラスマイナス1mm程度の誤差はあります。
板と板の隙間は2.7cmです。こちらも測る場所によって若干の誤差があります。
板の厚みは0.7cmです。下駄を含めると1.4cm。パッケージに記載のあった通りの高さです。
床に置いてみました。少しガタつきがあります。100円均一の安価な商品なので、ある程度はしかたがないのかもしれません。
すのこの材質は桐です。重量が軽いので触れるとすぐにズレてしまいます。気になる場合は、滑り止めマットなどと組み合わせるといいと思います。「100均ダイソー【すべり止めシート(マット)】を全種購入。サイズ活用アイデアまとめ【レビュー】」で紹介しています。
板と板の隙間が広いので、空気はこもらないと思います。通気性はいいはずです。押し入れなどでも、衛生的に使えると思います。
ほとんど気にならないレベルですが、縁の部分に毛羽立っている箇所がありました。
片手でラクラク持ち上げることが出来ます。持ち運びも楽です。
上から覗き込むとこんな感じです。ガタつきのあるすのこですが、極端に反っていたり、傾いていたりするわけではなさそうです。
すのこの角です。面取りなどはされていません。
裏面です。下駄(縦の棒)は3本。細めの角材が使われています。
針(釘)を打った跡です。頭が飛び出していたりする事はありません。しっかり奥まで埋まっています。
一部、潰れているのは、間違ってやり直した跡でしょうか。
下駄と板の接着面に隙間はありません。
ボンドのはみ出したような跡があります。ただ、目立つようなものではなく、ちょっとした跡です。
桐すのこ(幅15×奥行き30×高さ1.4cm)
先ほどとサイズ違いの商品です。桐すのこ。寸法は約15×30×1.4cmです。
2枚セットの商品です。重なり合う形で梱包されていました。
コンパクトに収納するためだと思います。両者の下駄の位置が、微妙にずらされていて、上手く重なり合う形に調整されています。
基本的な形状は、初めに紹介した桐すのこ(幅20×奥行き40×高さ1.4cm)と変わりがありません。
並べてみました。そのままスケールダウンさせた感じです。
板の幅は1.9cmです。測る場所によって、プラスマイナス1mm程度の誤差はあります。
板と板の隙間は2.3cmです。こちらも測る場所によって若干の誤差があります。
板の厚みは0.6cm。下駄を含めると1.4cmです。
床に置いてみました。ガタつきやグラつきはありません。
板と板の間隔は広いです。空気も通りやすく、湿気にも強いと思います。
ささくれや毛羽立っているような箇所がありました。怪我に繋がりそうなトゲはありませんでしたが、素手で触れる機会の多い場所で使う場合は、紙やすりで軽く研磨した方がいいと思います。
上から覗き込むとこんな感じです。反りや捻じれはないように見えます。キレイな一直線です。
角は整っています。
裏面です。下駄(縦の棒)は3本。細めの角材が使われています。
針を打った跡です。
接着剤が少しはみ出していますが、透明なのでほとんど目立ちません。
美作檜すのこ(超特大)
美作檜すのこ。サイズは「超特大」です。
他にも「特大」や「大」のサイズがあるのかと思って、キャンドゥの売り場を探してみましたが、見つけることは出来ませんでした。もしかしたら、「超特大」サイズオンリーなのかもしれません。
材質は檜ですが、鼻を近づけても特有の香りは感じません。ヒノキについては「セリア「木材」のサイズと種類、DIYのアイデア実例を紹介します。」でも紹介しています。
製品ラベルには、使用上の注意があります。
- トゲ、ささくれに注意してください。
桐すのこの注意書きに比べると、1/10のボリュームです。わかりやすくて助かります。
発売元は株式会社スバル。大阪にある会社みたいです。
メイドインジャパンです。
板の幅は8.5cmです。
板の厚みは1.1cm。下駄を含めると3.5cmです。
床に置いてみました。ガタつきやグラつきはありません。
今まで見てきた桐のすのこに比べて重量があります。床に置いたときの安定感はこちらの方がいいです。
見た目が踏み台に似ているので試しに乗ってみました。60kgの自分が乗っても割れる事はありませんでしたが、ミシミシとかなりの音が鳴りました。人が乗る事は想定されていない商品だと思うので、こういった使い方は止めた方がいいかもしれません。
表面の処理は丁寧だと思います。滑らかです。しっとりしているような感じもあって手触りはいいです。
写真のように、ぶつけて凹んだような跡がいくつかありますが、2mm程度の小さな傷なので、ほとんど気になる事はありません。
節ありの製品です。縦にヒビが入っています。売り場には節なしのすのこもあったので、苦手な場合は節を避けることも可能です。
釘の頭はバッチリ埋まっています。強引にねじ込まれたような雰囲気もありますが、これぐらいやって貰えた方がケガの心配もありませんし、ユーザー的には嬉しいのかもしれません。まあ、見た目は少し雑な感じがありますが・・・。
手に持ってみました。サイズ感のイメージがしやすいかと思います。
覗き込むとこんな感じです。
板の両サイドは面取りされています。指で撫でても引っ掛かるような部分はありません。加工の精度は高いように思います。
裏面です。下駄(縦の棒)は左右に2本。太めの角材が使われています。
下駄と板の接着面に隙間はありません。キレイに張り付いています。
キャンドゥのすのこを塗装してリメイク
すのこを塗装する方法、リメイクする方法といっても、特別な作業が必要なわけではありません。普通の木材に色を付けるのと殆ど同じ手順です。ダイジェスト風で簡単に紹介していきますね。
サンドペーパー(240番)で表面を整えます。木目に沿って往復させて、ツルツルと手触りがよくなるまで磨いていきます。
塗装の下準備は、面倒に感じたりもするのですが、しっかりやると仕上がりに違いが出てきます。時間がある時は極力手を抜かずやるようにしています。
木粉を払います。タオルや雑巾を使うと後片付けが大変なので、手軽なキッチンペーパーを使う事が多いです。
塗布するカラーを選びます。100円均一の塗料集めが趣味のようになっていて、新しい塗料を見つけるたびに購入しています。色見本も作っているので、こういう時に見返すことができて便利です。
100均の塗料は、ブログの記事にもしています。気になった方は「100均の塗料(ペンキ、ニス)まとめ)」を覗いてみて下さい。色見本の紹介だけではなく、100均塗料を使ったDIYアイデアの紹介なんかもしていますよ。
キャンドゥのすのこを塗装するので、キャンドゥの水性ニスを使う事にしました。「キャンドゥ「水性ニス」全5色を買ったよ。色見本と比較、おすすめレビュー【100均】」です。意味があるのかはわかりませんが、メーカーを合わせての着色作業です。
ライトオークのカラーを使う事にしました。塗りやすいように、液体を紙コップに移したら、塗布作業の開始です。
刷毛を使って塗っていきます。普段の塗装作業では、食器洗用のスポンジを使う事も多いのですが、すのこの形状は凹凸も多く塗りづらいポイントも多いです。今回は、機動力の高い(?)刷毛を使っていきます。
段差のあるポイントも刷毛なら塗りやすいです。
木口にもしっかり色をつけます。こういう部分を塗り忘れると、後々かなり面倒なことになります(経験有)。
こんな仕上がりになりました。ライトオークのカラーは、鮮やかさもあってパっと明るい印象になります。クセも少ないので使いやすい色味だと思います。
「【100均】セリア「金具」の種類とDIYアイデアを紹介します。古色仕上げ中心編」で紹介している吊金具なんかを使うと、壁掛け用のインテリアにアレンジする事も可能です。金具の詳細が気になった方は、チェックしてみてください。
木目にホンノリ色が乗って優しい感じもあります。
裏はこんな感じです。塗料節約のため、無塗装仕上げです。はみ出している部分も多くて、ちょっと見た目は汚いのですが、裏面ですからね。隠れて見えない部分になりますし、いいんじゃないかと思います。
無塗装の桐すのこと比べると、変化の違いが分かり易いです。まったくの別物に見えます。
さいごに
キャンドゥ「すのこ」の紹介でした。サイズや種類によって特徴があります。用途にマッチした商品を選べたら、価格以上のパフォーマンスを発揮するんじゃないかと思います。
新しいすのこを見つけたり、新しくすのこでDIYをしたら、この記事に追記して紹介しようと思います。よかったら、また遊びに来てください。それでは、最後までありがとうございました。