セリアの「アルミラックシリーズ」を買ってみたよ。

インテリア

必用もないのにセリアの「アルミラックシリーズ」を買ってしまった、というお話です。

アルミパイプや棚板など、売り場にあるものを”ほぼ”全て揃えました。サイズや種類、使い勝手を写真付きでレビューしてみます。

セリアのアルミラックシリーズが気になっている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

関連記事>>>【100均】クラフトラック(セリア)で簡単な棚を作るよ。リビングに置いて鞄の避難所にする予定です。

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アルミラックシリーズの売り場

収納用品のコーナーです。通路側の目立つ位置にあります。ナップサックや布団収納袋と共に、アルミラックシリーズが並んでいます。自分でパーツを組み合わせて、好きなサイズの棚を作ることが出来る、という商品です。

茶色い紙筒のほうは、クラフトラックという商品です。過去に紹介したことがあります。「【100均】クラフトラック(セリア)で簡単な棚を作るよ。リビングに置いて鞄の避難所にする予定です。」です。よかったら、チェックしてみてください。

下の陳列棚には棚板が置かれています。グレーの格子状がアルミラック専用の棚板です。

今のところ、自宅の収納に不満は持っていません。棚は不要だったりします。ただ、なんとなく欲しくなってしまったので、買ってみることにしました。

お店に長い時間いると、余計なものまで欲しくなってきてしまいます(アルミラック自体が余計なものですが・・・)。

無駄遣いしないように、レジに直行してお会計を済ませます。

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アルミラックを買ってみた

アルミラック(Aluminium Rack)というシリーズになります。購入したパーツは以下です。

  • 組立用部品「アルミパイプ」2本入り(長さ 280mm)×6
  • 連結用部品「L型ジョイント」2個入り、コーナー・タテ方向連結用×4
  • 組立用部品「棚板(大)」1枚入り(サイズ324mm×324mm 厚さ5mm)×2

細かく見ていきます。

アルミパイプです。パッケージは緑色。グラデーションになっていて、右に行くほど色が薄くなっています。

Aluminium Rackの文字だけ、丸みのあるフォントが使われています。柔らかく優しい印象です(アルミっぽくはない?)。

「インテリアに、台所に、お風呂場に」その下には、「組み合わせでレイアウトは自由自在」とあります。

使用例のイラストには、キッチンで皿やコップを乾かす時に使う「水切り」、お風呂でシャンプーやリンスを乗せる「浴室用ラック」、が描かれています。

材質が水に強い物なので、そういった場所で使う事が想定されているみたいです。

裏には「基本的な組み立て方」と「注意」があります。

組み立て方は、ジョイントパーツにアルミパイプを差し込むだけです。簡単です。

注意書きは、「廃棄の際は各地域のゴミ収集ルールに従って捨てて下さい。」などの内容です。全部で9項目あります。初めて使うアイテムでもありますし、しっかり目を通しておきます。

発売元は「natuko65」といいます。なんだか珍しいです。オンラインゲームでよく見るハンドルネームみたいな感じです。気になったので以前、調べたことがあります。

natuko65は、有限会社オクダ(広島県で創業80年以上)の自社ブランド。「オクダ品質の証」というキャッチコピーがあります。

気になっている方がいるかはわかりませんが、社長の名前はナツコさんではありません。

封を開けようと思ったら、セロハンテープでガッチリ留められていました。元々のパッケージの粘着が弱かったから補強をしたんだと思います。ちょっとキタナイというか、雑な感じがあります(100円の安い商品なので、あまり文句は言えませんが・・・)。

中身を取り出しました。

軽いです。片手で軽々持ち上げることが出来ます。しっかりとした作りで、安っぽいような、チープな感じはありません。

表面は歯車のようにギザギザしています。滑り止め効果(?)にもなっていて握りやすいです。

近づけて写しました。細かな溝がいくつもあります。特徴的な形です。

上から覗き込むとこんな感じです。厚みは1mmほど。

見た目の印象とは違い(?)頑丈です。力を掛けても、曲がったりすることはありません。

家庭用のカッターやハサミでは、加工をすることはできないと思います。カットして長さを調節したい場合は、専用の工具が必要になるはずです。

端(切断面?)は、比較的滑らかです。若干ザラっとする感じはありますが、指で撫でても引っかかったりすることはありません。

すべて取り出しました。

長さにばらつきなどはありません。どれもピッタリで同じサイズです。測ったわけではありませんが、厚み(直径)も均一だと思います。

棒同士がぶつかると、カチャカチャ音がしてうるさいです。響くような高い音なので耳に付きます。

続いて、連結用部品の「L型ジョイント」です。

アルミパイプのパッケージ同様、活用例がプリントされています。水切りと浴室用ラックです。こちらの方が印刷が大きくて見やすいです。

裏面です。基本的な組み立て方と注意があります。

品質表示によると、材質はPP(ポリプロピレン)みたいです。無印の引き出し収納や「PCデスクに「後付けの引き出しトレー」を取り付けるよ。リメイクでカラーチェンジまで【DIY】」で使われているやつですね。

基本的な組み立て方は、こんな感じで紹介されています。解説文に加えてイラストもあります。わかりやすいです。色付きの矢印なんかも見やすい。

中身を取り出しました。

入っていたのは連結用部品(2個)、天キャップ、用紙です。

用紙です。上手くいかないときは「こんな感じで対処して」という指南書みたいです。

「アルミラックシリーズ」

パイプとジョイントの組み立てについて

パイプとジョイントの差し込み時に少しゆるいと思われる場合はパイプにテープ等を巻いて組み立ててください。

パイプとジョイントの差し込み時にきつい場合は、ねじ込みながら差し込むか、プラハンマーなどで、軽くたたき込んでください。

なんだかこの用紙を読むと「作りが雑でサイズが不揃いだけどヨロシクね」という風に感じてしまうのですが・・・。大丈夫なのでしょうか。心配です。

「きつい場合は、ねじ込みながら差し込むか、プラハンマーなどで、軽くたたき込んでください」というのは、力技で解決してね(?)という事ですよね。解決方法としては単純でわかりやすいデスが・・・。

連結用部品本体です。

軽いです。手に取ると少しチープな印象があります。ツルっとしたプラスチックの質感がそう感じさせるんだと思います。ただ、100円の安価な商品ですし、これでも十分すぎるクオリティなのかもしれません。

縁の処理なんかは、ちょっと雑かもしれません。あと、擦れたような、ひっかいたような、小さなキズがいくつか付いています。遠くから見れば、それほど目立ちません。

穴の奥には、アルミパイプが深く刺さり過ぎないようにするための、ストッパーがあります。

天キャップです。

1袋に1つしか入っていません(連結パーツ2つに対して専用キャップ1つです)。

「2つ入っていないと、バランス的におかしいのでは」とも思うのですが、安い商品なので仕方がないのかもしれません。「【100均】クラフトラック(セリア)で簡単な棚を作るよ。リビングに置いて鞄の避難所にする予定です。」も似た感じでしたし。

取り付け方は簡単で、連結パーツの穴にすっぽりはめ込むだけです。

小さいから無くさないように注意しないと。

すべて取り出しました。連結用部品8個と、天キャップ4つです。

全てのパックに一枚ずつ、例の用紙も入っていました。折れていたりシワが寄っているのは元からです。ちなみに、裏面は白紙になっています。

棚板(大)です。耐荷重量は、1枚につき約8kg。中国製です。

パッケージは、アルミパイプや連結用部品と、ほぼ同じです。

棚板は、網目状(?)になっています。曲尺で測ってみたら、穴のサイズは35mm×6mでした。

触感はつるつるした感じです。重量は軽めになっています。持ち運びもらくらく。

裏側はこんな作りになっています。

2つ買った棚板のうち、1つは派手に歪んでいました。

DIYに使う木材を買う時は、歪みはないか、反りはないか、などの状態チェックを必ずしています。「【DIY】無印スタッキングシェルフ風の棚を手作りするよ。2段式で寝室収納に」でもしっかりやりました。

ただ今回は、特に確認もせず、一番上に置いてあるものを買ってきました。プラスチックにも歪みが出る、という考えが頭にまったく無かったからです。失敗しました。

まあ棚板としては問題なく使えそうではあるので、気にしないでおくことにします。重い物でも乗せて置けば、そのうち元に戻るかもしれませんし。

全パーツの開封が終わりました。組み立ての工程に移ります。

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アルミラックを組み立てる

連結用部品にアルミパイプを差し込みます。

カチっと嵌り込むわけではありませんが、ほど良い硬さがあるので、一度挿してしまえば簡単に抜ける事はありません。

挿し込んでいくだけなので、作業自体は簡単です。

差し込んでもスカスカしていて、すぐに抜けてしまう箇所がありました。用紙に書いてあった「テープ等を巻いて」という解決法を試してみます。

マスキングテープです。どれだけ巻いたらいいのかわからなかったので、とりあえず1周半巻いてみました。

差さらなくなりました。巻く量が多過ぎたようです。

一度外して、テープを1周にしてみました。ぴったりサイズです。スルっと抜けてしまう事もなく、良い感じに収まっています。

作業を進めていきます。

今度は、硬くて入らない箇所がありました。

ねじりながら差し込んだり、体重を掛けながら押し込んだり、色々試してみたのですが、穴のサイズとパイプのサイズが違い過ぎて(?)入っていく気がしません。

ハンマーで叩いて差し込む解決法に切り替えます。

叩いた時に変形しないよう、使うのは、プラスチック製、木製、ゴム製など、やわらかめの素材で出来たハンマーがベストだったかもしれません。ただウチには、カインズホームで買った金属製のハンマーしかありませんでした。

  • CAINZパイプ柄ネールハンマー(225g)重心が打撃側にあり、釘打ち時に安定。

しかたがないので、タオルで保護しながら優しくトントン叩いて作業を進めます。

10回ほど叩いたところで、奥まできっちり刺さりました。

あとは、左側の四角形を右側の骨組みに被せれば完成です。

できました。四隅に軽く体重をかけて、奥までパイプを押し込む所まで終わらせています。

ここまで掛った時間は10分ほどです。ブログ用の写真を撮りながらの作業だったので、製作だけに集中すれば5分もかからないと思います。

棚板を取り付けます。

棚板の裏側についている突起部分を、連結用部品の穴に差し込みます。

できました。ひっくり返して見ると、こんな感じになっています。

そうそう、コツというか注意点なのですが、アルミパイプが奥までキッチリ差し込まれていないと、棚板の突起と連結用部品の穴の位置が合わなくなります。

完成です。

上段にも取り付けました(歪んでいる方の棚板なので、微妙に収まりが悪いデス・・・)。

さいごに、天キャップをはめます。

親指で力いっぱい押し込んでも、ここが限界でした。2mmほど浮き上がっています。カッコ悪いです。

アルミパイプをねじ込んだ時に使った、カインズホームのハンマーで叩くことにします。

いい感じになりました。残りの3箇所にもキャップを付けたら完成です。

アルミラックの完成

フレームのアルミパイプは細めです。棚板はメッシュ状。スタイリッシュな感じがしてオシャレに感じます。

側板や背板もないオープンタイプなので、狭い部屋に置いても圧迫感は生まれにくいと思います。場所を問わず使いやすそうです。

棚の材質はアルミとポリプロピレンがメインです。軽いので片手で悠々持ち上げることが出来ます。楽に場所移動ができるというのは、大きなメリットに感じます。

ガタつきやグラつきは一切ありません。安定しています。安全面は問題なさそうです。

上の棚です。グレーでまとまっていて、全体に統一感があります。業務用(オフィス家具?)っぽい印象もあります。

下の棚です。

こういった格子状の棚板は、床にホコリが落ちるので、意外と掃除が大変だったりします。「ダイソー「ジョイントラック」を買ったよ。組み立ての注意点と収納アイデア」もそうですが、定期的にやらないといけないのが、ちょっと手間に感じます。

足の下にキャスターを取り付けて、移動式のラックに改造しても面白いと思います。結束バンドなんかを使うと、簡単に出来ると思います。

角はこんな感じです。

真上からです。正方形になっています。

パーツを買い足せば、用途に合わせてサイズや形を自由にカスタマイズする事ができます。汎用性の高い商品だと思います。

使い道を探してみる

目的もなく買ったので、使い道がありません。いろいろ試してみます。

まず初めに、近くにあった無印良品のトタンボックス・フタ式・小(約幅20×奥行26×高さ15cm)を置いてみました。

色味的には合っていると思うのですが、横にできた微妙な隙間が気になります。なんだか収まりが悪いです。

ミネラルウォーター(2L)を置いてみました。3本が綺麗に収まっていますが、縦のスペースが無駄になります。アルミラックの耐荷重が8kgなので、水を積み上げるのはちょっと微妙な感じです。

ちなみに、縦だと頭がつっかえてしまいます。もちろん、斜めにすれば入れることも出来ますが、取り出しにくいですし、利便性は悪いです。

他にもいろいろ試してみたのですが、「コレダ!」という使い道は見つかりませんでした。

しかたがないので、リビングの隅っこに置いて、一時的な「ワッペンで無印のリュックをアレンジするよ」置き場として使う事にしました(サイズ感がちょっと微妙なのですが、一応、便利に使えてはいます・・・)。

鉄(アイアン)風にリメイクしました(追記:2020年10月7日)

「なんだか業務用っぽい」という点が気になっていました。グレー一色というのが、オフィス家具っぽい雰囲気を出しているんだと思います。その部分がイマイチに感じていました。

そんなわけで「脱、業務用」を目指して、オシャレにかっこよく(?)リメイクしてみました。

アルミパイプとL型ジョイントを黒で塗装しています。棚板には手を加えていません。黒と銀のツートンカラーで、良い感じに仕上がったかなと思っています。

作業の手順は「アルミの棚をリメイクするよ。アイアン風に真っ黒塗装【DIY】」の記事に載せています。広場までプライマーを塗りに行った様子なども紹介していますよ。よかったら、チェックしてみて下さいね。

連結用部品が壊れました(追記:2021年1月30日)

配置を変えようと思って、一度ばらしていたら「パキっ」という音が。連結用部品(L型ジョイント)が割れてしまいました。見事に(?)真っ二つです。

それほど力を入れていたつもりはないのですが、なかなか抜けなかったので、角度を微妙にずらしながら引っ張っていました。たぶん、連結用部品に変な負荷がかかってしまったんだと思います。ちなみに、割れたパーツは勢いよく弾け飛んでいきました。アブナイ。

本来は、連結用部品を新しい物に取り換えれば済む話だったのですが、リメイクして色を変えてしまったので、ただパーツを交換するだけでは全体の色見と合わなくなります。なので、また塗り直さないといけません。

プラスチックの塗装になります。ミッチャクロン(プライマー)で下地を整えてから水性塗料で着色、という、ちょっと面倒な手順を踏まないといけないので、ゲンナリしていたりします。アルミラック自体はお気に入りの家具なので、無理矢理にでもやる気を出して頑張るつもりですが・・・。

ああ、もっと丁寧に扱えばヨカッタ・・・。

ダイソーのジョイントシェルフが似ている(追記:2021年7月2日)

ダイソーの売り場をパトロールしていたら、セリアのアルミラックと似ているアイテムを見つけました。「ジョイントシェルフ」という商品です。気になったので一式を購入してみました。

連結パーツにスチールパイプを差し込んで形作るシステムです。セリアのアルミラックとまったく同じ仕組みになっています。

長方形の2段式ラックを作ってみました。

シンプルですっきりした印象です。棚板にちょっとした飾りがあるのもいい感じだと思います。ほんのり遊び心があるようなイメージ。

ホワイトのカラーには、明るい清潔感があります(アルミラックのグレーとはまた違った印象です)。棚板の白と、支柱パイプの白で、微妙に色が違っています。完全な単色デザインよりは、濃淡があるようでオシャレに感じます。

うるさい感じがないので、自宅のインテリアにも取り込みやすいと思います。背板のないオープンラックなので、存在感も少なく、部屋を圧迫する事は少ないはずです。

個別記事ではもう少し具体的なレビューをしています。微妙だな、と思う点もいくつか載せています。気になった方は「ダイソーの組み立て収納「ジョイントシェルフ」を購入。パーツサイズと種類【JOLFシリーズ】」を覗いてみてください。

さいごに

アルミラック作りに掛かった費用を紹介します。

  • アルミパイプ×6
  • 連結用部品(L型ジョイント)×4
  • 棚板×2

合計で1,200円でした。

意外とお金が掛かったなという印象です。似たような種類の棚だったら、ホームセンターでもう少し安く入手可能な気がします。まあいいでしょう・・・。

近いうちに、連結用部品を塗装しようかと思っています。「【リメイク】スチールラックをアイアン風に塗装するよ。ミッチャクロン(プライマー)を初めて使う」のように、黒で塗ってアイアン(鉄)っぽくするつもりです。

手を加えたら、この記事で紹介しますね。よかったら、また遊びに来てください。それでは、最後までありがとうございました。