ニャンモック作りに使ったセリアの「クラフトラック」が意外と良かった(失礼・・・)ので、パーツを組み合わせて簡単な棚を組み立ててみます。
リビングに置いて、鞄の一時避難場所(?)にする予定です。ちょっとした荷物なんかも置けたらいいなと思っています。
サイズは小さめでコンパクト。安く完成させるつもりです。
制作中に掴んだコツやテクニックは、紹介していこうと思います。100円均一セリアの「クラフトラック」が気になっている方は、参考にして貰えたら嬉しいです。
関連記事>>>切って塗る。紙管で作った棚をリメイクするよ【クラフトラック】
クラフトラックの売り場
収納のコーナーです。通路側の目立つ位置にあります。ポーチやナップサックと共に、クラフトラックが並んでいます。
紙管は長さ別に、それを接続するためのジョイントパーツは種類別に、分けられています。パッケージの見た目が似ているので、種類ごとにキッチリ分けられていると把握しやすいです。
ちなみに、セリアのクラフトラックは人気があるようで売り切れていることも多いです(昨日来たときは、30.5cmの紙管が売り切れていました)。
下の陳列棚には棚板が置かれています。クラフトラック専用の棚板に加えて、アルミラック用の棚板(グレーの格子状)もあります。サイズが似ているので、間違えないように注意します。
追記です(2020年10月7日)。アルミラック製の棚も購入してみました。「セリアの「アルミラックシリーズ」を買ってみたよ。」です。サイズや使い勝手のレビューをしています。気になった方は、ぜひ覗いてみてください。
その下の板は、パズルボードという商品みたいです。
板の溝同士をはめ込んでいくと、簡単にディスプレイラックが作れるみたいです。材質がMDFなので強度は高そう。利便性も高そうで気になる所ですが、今回の目的はコレではないので置いておきます。
必要な分を買い物カゴに詰め込みました。事前に組み立て予想図を作って、必要なパーツの数をメモしてきたので、数に間違いはないはずです。
お店に長い時間いると、余計なものまで欲しくなってしまいます(オコヅカイガ)。レジに直行してお会計を済ませます。
棚作りに使う材料
帰ってきました。購入したパーツは以下です。
- Craft Rack(クラフトラック)組み立て用部品、長さ30.5cm(2本入)×5
- Craft Rack(クラフトラック)組み立て用部品、長さ39cm(2本入)×2
- Craft Rack(クラフトラック)連結用部品+専用キャップ、L型2個(コーナータテ方向連結用)専用キャップ1個(サイズ直径3.6cm)×2
- Craft Rack(クラフトラック)連結用部品+専用キャップ、T型2個(コーナータテ方向連結用)専用キャップ1個(サイズ直径3.6cm)×1
- Craft Rack(クラフトラック)組み立て用部品、棚板1枚(サイズ34cm×42.5cm 厚さ5mm)×1
商品名が長くてややこしいです。細かく見ていきます。
紙管です。パッケージはシンプル。すっきりとした印象があります。白と黒がメインで見やすいです。
「Craft Rack」のアルファベットの下には、模様付きの飾り線が引かれています。紙管を繋いだ様子(?)を意識したデザインなんですかね。オシャレだと思います。
中央には、棚を作るための「組み立て例」が記載されています。イラスト付きなのでわかりやすいです。必要なパーツ数の詳細もあります。
裏です。使用上の注意が記載されています。材質は紙です。
発売元は「natuko65」となっています。オンラインゲームでよく見るハンドルネームみたいな感じです。気になったので簡単に調べてみました。
natuko65は、有限会社オクダ(広島県で創業80年以上)の自社ブランドらしいです。「オクダ品質の証」というキャッチコピーがありました。
気になっている方がいるかはわかりませんが、社長の名前はナツコさんではありませんでした。
表面にプリントされていたラックの組み立て方が記載されています。解説文に加えてイラストもあります。
細かく書かれています。
最後には、使用部品の詳細も載っています。丁寧です。
中身を取り出しました。
見た目はトイレットペーパーの芯のような感じですが、しっかりとした作りになっています。力を加えても変形することはありません。頑丈に出来ていて耐久性は高そうです。紙の筒というよりは、リレーに使うバトンに近い気がします。
触り心地はツルツルとした感じです。100円ショップの商品ですが、安っぽいようなチープさはありません。
覗き込むとこんな感じです。厚みは2mmほど、直径は3cmです。
材質は紙(ダンボールみたいな感じ)ですが、簡単に切ったり曲げたりする事はできないと思います。カッターやハサミを使っても、加工するにはかなりの力が必要そうです。
紙なので水には弱そうです。洗面所などで使う場合は、注意した方がいいと思います。
紙管30.5cmと39cmを比べるとこんな感じです。長さ以外の違いはありません。
続いて、紙管の連結用部品(L型)です。
紙管のパッケージと同様、棚を作るための「組み立て例」が記載されています。こちらの方がプリントが大きくて見やすいです。
裏面です。表面レイアウトの組み立て方、組み立て上の注意の記載があります。紙管の裏面パッケージと同じです。
品質表示によると、材質はPP樹脂(ポリプロピレン)みたいです。無印良品の引き出し収納や「ダイソーの組み立て収納「ジョイントシェルフ」を購入。パーツサイズと種類【JOLFシリーズ】」なんかで使われているやつです。
中身を取り出しました。
軽いです。手に取ると少しチープな感じがします。ただ、100円の商品ですし、これでも十分すぎるクオリティなのかもしれません。
ツルツルとしていて触り心地はいいです。
表面には細かなキズがいくつかついていました。遠くから見れば、それほど目立ちません。
専用キャップは、1袋に1つしか入っていません(連結パーツ2つに対して専用キャップ1つです)。
「2つ入っていないと、バランス的におかしいのでは」とも思うのですが、安い商品なので仕方がないのかもしれません。
専用キャップのみの販売はないみたい(?)なので、上手くやりくりする必要があります。
取り付け方は簡単で、連結パーツの穴にすっぽりはめ込むだけです。数のバランスがおかしいので、今回は使わないつもりです。
紙管の連結用部品(T型)です。パッケージは、L型とほぼ同じです。
裏面です。特に変わりはありません。
取り出しました。重さや触り心地はL型と変わりありません。十字型の突起が1本プラスされただけです。
T型(左)とL型(右)を並べてみました。
続いて、棚板です。耐荷重量は、棚板1枚につき約8kgとのことです。
裏面です。材質はPPです。
取り出しました。パッケージに記載はありませんでしたが、プラダン(プラスチック製ダンボール)かそれに近いものだと思います。
表面には波線のような凹凸があります。光沢感が少しあって、ツルツルとした触り心地です。縁の部分にはザラつきがあります。
力を加えるとグニャっと曲がります。耐荷重は8kgとされていますが、そんなに重い物でもいけるのかな、という気がしています。
全パーツの開封が終わりました。組み立ての工程に移ります。
クラフトラックを組み立てる
紙筒にL型の連結用部品を取り付けます。
挿し込んでいくだけなので簡単です。
カチっと嵌り込むわけではありませんが、ほど良い硬さがあるので、一度挿してしまえば簡単に抜ける事はありません。
T型の連結用部品を取り付けます。横に広がる方向です。
終わりです。
こんな感じのパーツを作りました。使用しているのは、紙管(39cm)2本と、連結用部品のL型2つ、T型2つです。
同じものをもう一本作ります。
出来ました。
中央に紙管を通して連結します。難しい作業ではないので、一気にやってしまいます。
外のフレーム作りが終わりました。あとは、脚の部分を作るだけです。
(床の汚れが目立ってる気がする。掃除をしないと・・・)
足になるパーツを取り付けます。縦方向に差し込んでいくだけです。
終わりです。隅を持ってひっくり返します。
足を挿した部分に体重をかけて、紙管を奥まで押し込みます。
骨組みが完成しました。ここまで掛った時間は20分ほどです。ブログ用の写真を撮りながらの作業だったので、製作だけに集中すれば10分も掛からないと思います。
棚板を取り付けます。
角が丸く加工されているので、連結用部品の丸みに合わせて乗せます。
取付完了です。
棚板はもう一枚必要だったのに、買い忘れてしまいました。
事前に組み立て予想図を作って、必要なパーツの数をメモしてきたので、数に間違いはないはずです。
なんてことを書いたのに・・・。
もうひと手間加えます。
少し前に「【100均diy】ニャンモック(猫用ハンモック)はセリアの材料で簡単に手作りできるらしい。ハンドメイドのやり方」で作りました。ニャンモック(猫用ハンモック)です。
今回の記事と被っている部分も多くあるのですが、小学生以来となる裁縫のチャレンジだったりを細かく書いています。よかったら、チェックしてみて下さい。
という宣伝を一応してから・・・。
猫ちゃんは、このニャンモックにまったくと言っていいほど興味を示しませんでした。抱っこして乗せても、1秒と経たずに飛び降りてしまいます。
ベッド部分は頑丈に出来ているし、そこそこ寝心地もよさそうなものですが・・・・。気に入らないものはしかたがないです。使い道がないので、今回の棚と合体させようと思います。
上からすっぽりはめ込むだけなので簡単です。
足の部分を差し込んだら、軽く体重をかけて紙管を奥まで押し込みます。
棚とニャンモックの合体は、30秒ほどで完了しました。簡単な作業でした。「ダイソー「ジョイントラック」を買ったよ。組み立ての注意点と収納アイデア」と同じように、好きに増設(カスタマイズ)できるのはクラフトラックのいい所だと思います。
クラフトラックで作った棚の完成
いい感じだと思います。ガタつきやグラつきは一切ありません。安定しています。安全面は問題なさそうです。
棚の材質は紙がメインです。軽いので片手で悠々持ち上げることが出来ます。楽に場所移動ができるというのは、大きなメリットに感じます。掃除の時など楽でいいです。
ただ、思っていたより1.5倍ぐらいサイズが大きいです。ちょっと存在感があります・・・。
紙管と棚板の薄い茶色、連結用部品の灰色が上手くマッチしています。棚全体に統一感があってオシャレです。
ただなんとなく、色を塗り替えても面白いのかな、とも思っているので「【リメイク】スチールラックをアイアン風に塗装するよ。ミッチャクロン(プライマー)を初めて使う」のような感じで、アレンジをするかもしれません。
鉄(スチールラック)を塗るより、紙(クラフトラック)を塗る方が簡単なので、サクっと終わる簡単なリメイクになるのかなと思っています。もしやったら、ブログで報告します。
今回は、リビング用の鞄置きとして使うので、こういった形で完成させましたが、組み合わせ次第では、下段(床のすぐ上)に棚を作ったりすることも可能です。
用途に合わせて自由にカスタマイズできるので、利便性の高い商品だと思います。
真上からです。
ホコリやゴミも入ってしまいますし、連結の蓋部分は閉じておきたい所なのですが、キャップの数が足りないので開けたままの状態で完成となりました。中途半端に蓋を取り付けても、見た目のバランスが悪いですしね。
キャップのバラ売りがあれば嬉しいです・・・。
正面からです。謎のジャングルジム感がある気がします。棚板をもう一枚追加すれば変わるのかな。
近くにあった無印良品のトタンボックス・フタ式・小(約幅20×奥行26×高さ15cm)を置いてみました。丁度良く収まっています。こういう使い方もアリなのかもしれません。アイデア次第で使い方は無限に増えていきそうです。
追記です(2020年4月6日)。支柱の長さ調整とカラーリングをしました
高さがイマイチだと感じていたので、支柱の紙管を切って調整しました。そのあと、連結用部品の灰色を、鉄(アイアン)風に黒で塗装しました。
棚のサイズを調整したことで使い勝手が良くなりました。カラーリングの仕上がりにも満足しています。自分で手を加えたので、妙に愛着が湧いてしまいました。大切に使っていく予定です。
作業の工程は「切って塗る。紙管で作った棚をリメイクするよ【クラフトラック】」で紹介しています。空地でスプレーした話なんかもあります。よかったら覗いてみて下さいね。
さいごに
棚作りに掛かった費用を紹介します。
- クラフトラック(7つ) 700円
- クラフトラックの接続パーツ(3つ) 300円
- 棚板 100円
合計1,100円(今回買いそろえたもの)。
合体させたニャンモックに掛かっている費用は以下です。
- クラフトラック(4つ) 400円
- クラフトラックの接続パーツ(2つ) 200円
- 布と裁縫セット 300円
合計900円。
全て合わせると、2,000円という結果になりました。
「100円ショップの材料だけで2,000円」と聞くと、だいぶ高い気がしてしまいますが、同じ規模の棚を購入しようと思うと、2,000円では無理なはずです(おそらく・・・)。安く作れたのかなと思います。
クラフトラックの棚に手を加えたら、この記事で紹介しようと思います。よかったら、また遊びに来てください。それでは、最後までありがとうございました。