ダイソー「漆喰塗料」と「珪藻土塗料」を買ったよ。試し塗りレビューと比較。木箱にペイントして簡単リメイクも

DIY・リメイク

100円均一ダイソーの「漆喰塗料」と「珪藻土塗料」を試してみます。

水性塗料やニスなどは使った事がありますが、「漆喰塗料」や「珪藻土塗料」などの特殊な塗料(?)を使うのは初めてです。どんな発色で、どんな使い勝手なのか気になります。

試し塗りをしながら、色見本(サンプル)を作ってみようと思います。それぞれのカラーを比較しながら、レビューなどもしてみるつもりです。木箱リメイクにも使ってみます。

購入を考えている方は、ぜひ、参考にしてみて下さい。

関連記事>>>100均の塗料(ペンキ、ニス)まとめ

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ダイソーの「漆喰塗料」と「珪藻土塗料」売り場

木製インテリアのコーナーです。木箱やトレー、スタンドなどが並んでいます。

ダイソーのペンキ「ミルクペイント(水性塗料)」を全7色買ったよ。色見本と比較、おすすめレビュー【100均】」と「ダイソーの「水性ニス」全5色を買ったよ。色見本と比較、おすすめレビュー【100均】」の横に、「漆喰塗料」と「珪藻土塗料」が置かれています。

キャッチコピーと説明書きです。

  • 漆喰、塗り方次第でいろんなテクスチャーが楽しめる!
  • 珪藻土、うすく塗り広げるように使うだけ!

漆喰と珪藻土がイマイチわかっていません(漆喰はぬりかべ、珪藻土はバスマットや「100均ダイソーの「コースター(珪藻土・木製・布・茶托など)」をたくさん購入レポート【14種類】」、という認識です)が、本格的で良さそうに感じます。

ちなみに、陳列棚の奥にあった物は、埃を被っている物もありました。あまり売れていないのかもしれません。

買い物カゴに詰め込んだので、お会計を済ませて帰ります。

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ダイソーの「漆喰塗料」と「珪藻土塗料」を買ってみた

持ち帰りました。漆喰(PLASTER )と珪藻土(DIATOMACEOUSEATH)です。なんとなく、英語表記も書いてみました。

どちらも「質感の表現に」という記載があります。中身は勝手に、水性塗料のような液体、だと思っていましたが、特殊な液だったりするのでしょうか。開けてみるのが楽しみです。

細かく見ていきます。

漆喰です。パッケージはオシャレなデザインです。細めのフォントを使っていて、スタイリッシュな感じもあります。

ボトルは太めです。手に馴染む感じで握り易いです。床に置いても安定感があります。うっかり倒す心配も少ないと思います。

特徴、用途、ご使用方法、お手入れ方法、保管方法、材質、ご使用上の注意の記載があります。

狭いスペースに、これでもかと言うほど文字が詰め込まれています。イマイチ読む気は置きませんが、大事な部分なので、しっかり目を通しておきます。

いつも使う塗料とは違う部分があるので、ご使用方法の項目だけ抜粋します。

  • 塗る面のゴミ、油分、さび、かび、ワックスなどを取り除いてください。※5度以下のときは塗らないでください。
  • 容器の蓋が閉まっていることを確認し、よく振って中身を均一にします。
  • 厚さ1~2mmで塗ります。※それをこえる場合は乾燥させてから塗り重ねてください。

「厚さ1~2mm」というのが特殊な部分です。普通の塗料の場合は、薄塗りが基本ですが、漆喰塗料の場合は、あえて厚みを出して塗るんですね。

品名、容量、包材の材質の紹介です。メイドインチャイナと記載があります。

フタには「サラッとした風合い」の文言と共に、家の形をした雑貨がプリントしてあります。漆喰塗料を使ってリメイクした作品だと思います。

写真が小さくて、細かな部分まではわかりませんが、やさしく落ち着いたイメージです。漆喰壁にあいた4つ窓と、赤い屋根がいい雰囲気を出しています。

キャップには滑り止めのギザギザ(溝)が付いています。指がひっかかるので回しやすいです。

フタを外すとこんな感じになっています。白色のビニール(アルミ箔?)で密封されています。厳重です。

端から捲ってビニールを剥がしました。接着が強かったので、かなりの力が必要でした。勢いを付けて開けると、開封時に塗料が飛びます。洋服が汚れないように注意が必要です。

質感やニュアンスを確認したいので、紙コップに移し替えます。

逆さまにしても中身が落ちてきません。容器をペコペコ押してもダメです。

割り箸を使って引っかき出しました。容器の縁に塗料がついて、汚い感じになってしまいました・・・。

かなりネバネバしています。硬化しかけの木工ボンドみたいな感じ(?)です。クセが強いので塗るのにコツがいりそうです。

色は真っ白(ホワイト)です。蛍光灯の下で撮影しいる影響もあると思いますが、ツヤっと塗れているような雰囲気があります。一応、乾くとマットな質感に変化するみたいです。

若干の臭気があります。鼻を突くような感じ。髪を染めるブリーチのようなニオイです。

室内で使用する場合は、窓を開けたり換気扇を付けたりして、風を通しながら作業をした方がいいいと思います。

続いて、珪藻土を見ていきます。

ラベルのカラーが少し違うだけで、パッケージのデザインは漆喰とほぼ同じです。

特徴、用途、ご使用方法、お手入れ方法、保管方法、材質、ご使用上の注意の記載があります。

漆喰塗料と違って、珪藻土塗料は薄く塗り広げていくものみたいです。普段使っている水性塗料と同じ感覚で塗布ができそうです。

品名、容量、包材の材質の紹介です。メイドインチャイナと記載があります。

フタには「ざらっとした風合い」の文言と共に、プランター(植木鉢)がプリントしてあります。珪藻土塗料を使ってリメイクした作品だと思います。

粗くざらっとした質感が伝わってきます。あえて、汚れたような塗装方法をしているんだと思います。アイデア次第で、楽しみ方の増えそうな塗料です。

キャップを外しました。

ビニールを剥がして、紙コップに移します。

ボトルを傾けただけで、塗料が流れ出てきました。粘性は低く、サラっとしています。

振ったばかりなので泡立っていますが、時間が経てば落ち着いてくると思います。

色は白です。ただ、真っ白というわけではなく、少しベージュっぽいような雰囲気もあります。

漆喰塗料と同じように、鼻を突くような臭気が若干あります。

移し替えました。漆喰も珪藻土も、同じ系統の塗料だと思っていましたが、中身(液)の質感がまったく違いました。塗るとどうなるんですかね。試してみるのが楽しみです。

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試し塗りの下準備

端材ボックスに入っていた木板を使います。おそらく、セリア製です。材質は桐だと思います。軽いです。

セリアの木材は「セリア「木材」のサイズと種類、DIYのアイデア実例を紹介します。」でまとめています。サイズや種類に加えて、使い勝手やリメイク方法なども紹介しています。気になった方は、ぜひ、覗いてみて下さい。

試し塗りに使うだけなので、どうでも良かったりするのですが、状態はいいです。反りや捻じれはありません。DIYの材料としても、普通に使えるレベルだと思います。

紙やすり(240番)で表面を整えます。木目に沿って往復させて、ツルツルと手触りがよくなるまで磨いていきます。汚れている箇所もあるので、一緒にに削り落としてしまいます。

食器洗用のスポンジを刷毛代わりにします。細かく切り分けて、ネットを取り外せば普通に使うことが出来ます。

YouTubeのDIY動画でやっているのを見つけて、マネしてみたテクニックなのですが、刷毛を使うより経済的で後片付けも楽(捨てるだけ)な場合が多いです。

使い捨てのビニール手袋を装着します。

「手にぴったりフィットして素肌感覚」というキャッチコピーで100枚入り600円。カインズホームのPB(プライベートブランド)商品です。

これを導入してから、塗装の工程がだいぶ楽になりました。手放せない存在です。

スポンジに塗料を含ませてから塗っていきます(弾力があってちょっと取り過ぎましたが・・・あとで調整します)。

床が汚れないように、ゴミ袋とブルーシートを敷いています。これで、準備万端です。カラーリングをスタートします。

ダイソーの「漆喰塗料」と「珪藻土塗料」を試し塗りする

漆喰塗料です。試しに、表面をさっと撫でる感じで塗ってみました。

塗り広げました。粘性が高いので扱いが難しいです。普段使っているような水性塗料とは、だいぶ勝手が違います。

1mm~2mmの厚みを作る、と塗装方法に記載がありました。一応、それに倣って作業したつもりです。

続いて、珪藻土塗料です。表面をさっと撫でる感じで塗ってみました。

塗り広げました。柔らか過ぎず硬過ぎず、という具合で扱い易いです。ノビも良いので塗り易いです。

スポンジに取って塗りつけるというより、ポンポンとスタンプするように塗り叩く方が、珪藻土のソレっぽさが出る気がします。

エイジング塗装やアイアン風塗装に慣れている方は、すぐに要領をつかめる気がします。自分は・・・ですが。

1度塗り目が終わりました。左が漆喰、右が珪藻土です。

比較しやすいように、隣同士で描けば良かったかもしれません。ちょっと見づらいですね・・・。

乾燥時間は、約2時間(指触乾燥)とラベルに記載がありました。ぼーっと待つには少し長いです。ドライヤーの温風を当てて、乾燥を早める時短テクニックで乗り切ります。

乾燥後の漆喰塗料です。表面の凹凸が酷いですね。雰囲気を出したくて、わざとやった所もありますが・・・。上手くコントロールできていません。重ね塗りで挽回する予定です。

乾燥後の珪藻土塗料です。ザラっとした雰囲気があって、いい感じだと思います。薄っすらと下地の木材が透けている箇所があります。重ねりでカバーできると思います。

さて、2度塗り目は一気に終わらせてしまいますね。

終わりました。左が漆喰、右が珪藻土です。どちらも重ね塗りをしたら、質感が良くなりました。アップで写して紹介します。

(やっぱり、比較しやすいように隣同士で描けば良かった・・・)

漆喰です。1度塗り目にできた凹凸を、整える感じで塗りました。かなりマシになっています。というより、ソレっぽい出来栄えになりました。

漆喰壁にある柄や模様を無理にマネようとせず、丁寧に均一に塗っていく方が上手く仕上がる気がします。

珪藻土です。重ね塗りで下地の透けもなくなりました。ザラっとしていて質感が良いです。

珪藻土塗料は、普段使う水性塗料と同じ感覚でペイントできるので、扱い易いです。

さて、試し塗りはここまでです。ある程度の特性がわかってきたので、実践編のリメイクに移ろうと思います。

ダイソーの「漆喰塗料」と「珪藻土塗料」でセリアの木箱をリメイクするやり方

セリアの木箱です。

  • 商品名:木製トレイ Sサイズ
  • 材質:天然木
  • 寸法:約11.7×15.8×4cm

ウチの材料ボックスに埋もれていました。「何かに使えそうだから買っておこう」と、無計画に購入したものです。「【100均DIY】ダイソーの時計をリメイクするよ。オリジナルデザインの置き時計にチェンジ【作り方】」でも使っています。

隅の接続部分にズレがあったり、全体に歪みがあったり、縁にささくれがあったりします。精密とはいきませんが、古めかしいアンティーク風で雰囲気はいいです。

ラベルシールを剥がします。最近は、接着跡が残らないタイプも多くなりました。シール跡を除去するのは意外と面倒だったので嬉しいです。

漆喰からです。試し塗りの時に「スポンジより刷毛の方が塗布に向いていそう」だと思ったので刷毛を使っていきます。

100円均一で買った安物ですが、水性塗料の場合は洗って再利用できるし、ボロくなったら捨ててしまってもいいし、万能で助かっています。

一面塗ってみました。試し塗りの時よりは、良くなっているかと思います。それでも、ムラや凹凸はたくさんありますが・・・。重ね塗りでどうにかする予定です。

塗り終わりました。掛った時間は15分ほどです。

珪藻土です。こちらは、スポンジでいきます。

薄く塗り広げる感じで作業していきます。珪藻土塗料は、普段の感覚でカラーリングできるので、ストレスなく進めることが出来ます。

塗り終わりました。掛った時間は10分ほどです。素早く作業出来たと思います。

並べてみるとこんな感じです。左が、漆喰。右が、珪藻土。ドライヤーで乾燥させたら、重ね塗りをします。手順は同じなので、途中の写真はスキップしてしまいます。

重ね塗り直後です。乾燥が終わったら完成です。

ダイソーの「漆喰塗料」と「珪藻土塗料」でセリアの木箱をリメイク

完成しました。どちらも味のあるリメイクになったと思います。ナチュラルな雰囲気があって、いい感じです。

主張が強くないので、インテリアにも取り入れやすいと思います。ちょっとした収納に便利そうです。玄関の鍵置きなんかに、良さそうだなと思っています。

試し塗りをしてから本番のリメイク作業、という流れにしてよかったです。ぶっつけ本番だったら、ブログで紹介するのも恥ずかしい出来になっていたと思います。

せっかくなので、一つずつ細かく見ていきますね。

漆喰です。オシャレで優しい感じがあります。

厚さは均一になっていると思います。刷毛跡の筋や、ムラの波線は、漆喰のソレらしく見えます。不自然な感じはないハズです・・・。

しっかり練習すれば、左官職人のように柄(模様)を作ったり、自分好みにアレンジすることが出来そうです。そこまでスキルアップできれば楽しそうです。

内側です。1cmほど、ヒビが入っている箇所があります。極端に厚塗りし過ぎました。補修は簡単にできますが、角で目立たない部分なので、このままでいいかと思っています。

珪藻土です。素朴で清潔感があります。

キレイにリメイクできていると思います。ザラっとした表面が特徴的です。塗料の質感がいいです。

表面がゴツゴツしているのは、木箱の元々の形状です。もう少し研磨を頑張って滑らかに仕上げておけば良かったかもしれません。

珪藻土塗料は、下地が透けやすいです(2度塗りしたけど、まだちょっと透けてます)。今回使ったような、濃い色の素材に塗布する場合は、重ね塗りをしっかりやる必要がありそうです。

100均塗料の色見本作りが趣味に?(追記:2021年7月24日)

100円均一で塗料を見つけるたび、全てのカラーを買い集めて、色見本を作っています(2021年7月24日現在、10種類の色見本があります。ダイソー、セリア、キャンドゥなど)。

ただ安いだけではなく、普段のDIYでも使えるぐらいの「イカす塗料」も多いです。なかなか楽しくて、100均塗料の収集がちょっとした趣味(?)のようになっています。

気になった方は「100均の塗料(ペンキ、ニス)まとめ)」を覗いてみて下さい。色見本の紹介だけではなく、100均塗料を使ったDIYアイデアの紹介もしていますよ。

さいごに

ダイソーの「漆喰塗料」と「珪藻土塗料」を、試し塗りからリメイクまでやってみました。

100円の商品なのに、ポテンシャルの高い塗料だと思いました。手軽にソレらしい雰囲気を出すことが出来ます。当たりの商品ではないでしょうか。

珪藻土塗料の方が扱いは簡単ですが、自分のおすすめは漆喰塗料です。何度か練習してコツを掴めば、本物に近い雰囲気を出せると思います。表現の幅は広いはずです。

ダイソーの塗料でリメイクやDIYをやったら、ブログでお知らせしようと思います。よかったら、また遊びに来てください。それでは、最後までありがとうございました。

ダイソーのペンキをまとめてみました。詳しくは「ダイソーのペンキ「ミルクペイント(水性塗料)」を全7色買ったよ。色見本と比較、おすすめレビュー【100均】」で紹介しています。気になった方は、チェックしてみてください。