【DIY】テーブルに収納棚を取り付けるよ。手作り家具のセルフリメイクに挑戦

DIY・リメイク

手作りしたローテーブルに、収納棚を取り付けます。リモコンやティッシュなどを仕舞える、ちょっとしたスペースにするつもりです。

大掛かりなDIY(リメイク)ではありません。時間もお金もそれほどかからない予定です。パパっと作ってしまいます(予定デス!)。

制作中に掴んだコツやテクニックは、紹介していこうと思います。楽しんでもらえたら嬉しいです。

関連記事>>>【DIY】おしゃれなローテーブルを簡単シンプルに1×4(ワンバイフォー)材で作ってみよう【作り方】

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収納棚を取り付けるローテーブルの紹介

人生で初めて作った大きな家具です。予習不足で材料が足りなかったり、初めて電動ドライバーを使ったり、何かと思い出深いDIYだったりします。

色の組み合わせは、定番の黒と茶色です。おしゃれ、男前なんてイメージを意識しました。使った塗料は、天板にワトコオイルのダークウォルナット、脚にターナーミルクペイントのインクブラックです。

木材の組み立て(接続)は、木ネジのみです。木工ボンドの使用も考えましたが、謎の拘りで使うのを辞めました。

ご飯を食べる時に毎日使っていますが、壊れたり崩れたりという事はありません。耐久力に関しては、一応、木ネジのみでも問題はなかったみたいです。

サイズは、幅80×奥行45×高さ44cmです。2人掛けのソファベッドに合わせて、大きさを決めました。見た目のバランスも良くて上手くいったと思っています。

さて、そんなローテーブルですが、使っていくうちに、収納面に不便を感じる事が増えてきました。

「リモコンが置けたら」とか「ちょっとした荷物の避難所があれば」みたいな感じです。

なければ自分で作ってしまえ、という事で、今回のDIY計画に至ります。

関連記事>>>【DIY】おしゃれなローテーブルを簡単シンプルに1×4(ワンバイフォー)材で作ってみよう【作り方】

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収納棚はどんなデザインにしようか

収納棚は、脚の部分に取り付けます。サイズの制限があるので、デザインは限られてきますが、出来る限りいいものを作りたいです。

いつもの通り、ピンタレストのアプリを開いてソレラシイものを探します。パクリとかじゃなくて「参考」にするためです。マネとかじゃなくて「お手本」にするためです。

(こんな感じの言い訳を、いつも書いている気が・・・)

アプリを開いてから、5分ほどで見つかりました。良さそうな写真を一つ見つけたら、関連するピンを辿っていくだけで、類似したデザインを大量に見る事ができます。便利過ぎます。DIYの強い味方です。

「参考・お手本」にしながら、手書きで設計図を描いていきましょう。

こんな感じになりました。精密とは程遠いガバガバ設計図ですが、たぶん問題ないでしょう。

形は、シンプルなすのこ状です。「ダイソー「すのこ」のサイズと種類。DIYアイデアから解体方法までをご紹介」や「【100均】セリア「すのこ」のサイズと種類。DIYアイデアから解体方法までをご紹介」と同じデザイン。68cmの板を6枚、37cmの板を2枚、用意すれば完成します。

リモコンなどを置いたときに、すのこの間から落下しないよう、棚板の隙間は狭めで作ります。

カラーは黒にします。ローテーブルの脚と同じ塗料を使うので、質感のまったく同じマットなブラックになります。遊び心を出して、奇抜な色にする事も考えましたが、難易度が高そうなので辞めました。ローテーブルはリビングの中心にくる家具なので、無難に色を合わせて、上手くまとめようと思います。

長くなってしまいましたが、収納棚のデザインはこんな感じです。さっそく、材料の買い出しに行こうと思います。

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収納棚の材料を買いに行く

ケーヨーデイツーにやってきました。DIYの材料を揃えるときは、だいたいカインズホームに行くのですが、今回は、気分を変えてD2にやってきました。

確か、「【ブツ撮り】撮影用の背景ボード(木製)を自作するよ!材料はケーヨーデイツーのSPF(1×4)材【DIY】」の時に紹介しているので、D2がブログに登場するのは2回目だったと思います。

地域密着型のホームセンターで、コンセプトは「ふだんの暮らし総合店」。関東在住の方には、馴染み深いお店だと思います。駐車場が完全無料なので利用しやすいです。

まず初めに、既製品のすのこコーナーにやってきました。

たまたま偶然、設計図とピッタリサイズのすのこが売っていれば、それを買えばいいだけです。手間も掛からず、お金も安く済みます。

そんなわけで、一つ一つチェックしていったのですが、もちろん見つかりませんでした。

鋸でカットすれば使えそうなものもありましたが、それをやるなら、ジャストサイズで手作りした方がいいよね、という事で、このプランは諦めました。

木材コーナーです。大型店舗に比べると種類は少ないと思います。ただ、自分のような初心者の日曜大工には、十分過ぎる品揃えです。

運搬用のカートもあるので、大量購入する場合も便利に利用できます。

ローテーブルはSPF材で作りました。収納棚も同じ材質で作ります。この陳列棚にあるはずです。

お目当ての物がありました。1×2(ワンバイツー)材です。「表面がきれいで加工が簡単」との事です。

棚から何本かを下ろして、反りや捻じれがなく、木目の綺麗な板を探します。

精密さが求められるようなDIYではありませんが、できるだけ状態の良い物を使って、丁寧な完成形にしたいです。

10分程時間を掛けて、3枚の板を厳選しました。カットサービスを利用する前に、もう少しだけ買い物を続けます。

木ねじを買います。今回のDIYで使う用です。

長さ3cmぐらいの物が欲しかったのですが、これだけ種類があると、選ぶのが難しいです。

一応、売り場に、紹介パネル(特性、特徴などが載ったやつです)があったりするのですが、読んでも違いがイマイチわかりません。

なので、初心者らしく(?)一番安価なやつを選ぶことにしました。

レジで資材カットの注文をしました。

長さを説明する時は、木取図を書いたり、設計図を見せたり、口頭で伝えたり、人それぞれのようです。本来は、間違いの少ない木取図を作るのが良いようですが、自分はいつも口頭で伝えています。

ラップで一纏めにして貰えたので、持ち運びが楽です。どんよりした空で雨も降りそうでした。急いで帰ります。

買ってきた材料

持ち帰りました。収納棚に使う木材は以下です。

  • 68cm×6(棚板用)
  • 37cm×2(下駄用)

面取り済みなので、ツルツルしていて手触りがいいです。研磨の工程で手抜きができそう。

使うパーツが少なくて管理が楽です。種類が多いと、番号を振ったりしないといけませんよね。意外と手間になったりします。

念のため、メジャーで長さを測っておきました。「100均ダイソーの工具(スモーキーシリーズ)を”ほぼ全種類”揃えてみました【レビュー】」です。プラスマイナス2mmほどのズレはありましたが、これぐらいならまったく問題ありません。

カットサービスで切り分けて貰った木材は、切断面がささくれていたり、捲れていたり、毛羽立っていたりする事もあります。触ってケガをする危険性もあるので、研磨の工程で綺麗にします。

商品ラベルがホッチキスの針で留められています。作業の邪魔になるので、先に外してしまいます。マイナスドライバーを差し込むだけなので簡単です。

これで準備万端です。収納棚を作っていきます。

収納棚を自作する(作り方)

「研磨→塗装→組み立て」という手順です。

ローテーブルと棚板を合体させる工程に不安はありますが、それ以外は、何度もやった事のある作業ばかりです。苦戦する事もなく、スムーズに進められると思います。

研磨

サンドペーパーで、切り口を中心に磨いていきます。ローテーブルの収納棚は、素手で触る機会も多いので、丁寧に進めていきます。

磨きました。必要以上に角を丸めすぎると不格好になるかと思ったので、指で触っても角を感じないぐらいの丸みで仕上げました。

今回は磨く量も少ないです。サンディングの工程は一気に終わらせてしまいます。

終了です。掛った時間は、20分ほどだと思います(計っておけばよかった)。

大きな家具を作る時は、この作業が終わると疲れ切ってしまいます。腕が痛くなることも。「【DIY】壁ぴったりの「本棚」を自作しよう!木材は1×8(ワンバイエイト)だけの簡単シンプル設計【作り方】」や「集成材で収納棚を作ってみるdiy【間仕切りにも】」の時などは大変でした。

ただ、今日はまだまだ元気です。やる気が残っています。もしかしたら、これぐらいの規模のDIYの方が向いてるのかもしれません。

塗装

塗料はターナーミルクペイントのインクブラックを使用します。安心安全がウリの水性塗料です。

何度も使っていますが、乾くとマットな質感になって可愛い仕上がりになります。塗り方次第では、金属(アイアン)っぽい質感も出せるし、万能な塗料だと思います。

刷毛はホビーペイントという安いやつです(確か、100円)。カインズホームで買いました。

新品の刷毛は、手でしごいて抜け毛(ゴミ)を取ってから使います。こうする事で、塗装面に抜け毛が張り付く事が減って、「チッ」と舌打ちする回数も減ります(?)。

(調子よく塗れてるのに、抜け毛でストップするのってストレスじゃないですか・・・?)

使い捨てのビニール手袋を装着します。

「手にぴったりフィットして素肌感覚」というキャッチコピーで100枚入り600円。カインズホームのPB(プライベートブランド)商品です。

これを導入してから、塗装の工程がだいぶ楽になりました。手放せない存在です。

塗っていきます。

軽く撫でただけで、しっかりと色が付きました。ノビが良くて塗りやすいです。ミルクペイントは初心者でも扱いやすい塗料だと思います。

こういった部分を塗り忘れてしまうと、後でかなり面倒なことになります(経験済)。木口にもしっかり色を付けておきます。

1枚塗り終わりました。下地の色が透けていたり、ムラになっているような所はありません。重ね塗りはやらなくてもいいかな、という感じです。

半分終わりました。コメントする事がないぐらい、スムーズに進んでいます。

木ダボです。ローテーブルの脚に埋め込んで、収納棚の受けに使います。本棚やカラーボックスでよく目にするシステムです。これも忘れずに塗ります。

着色完了です。細かい溝があるので、刷毛を縦にして塗りこみました。

手袋を付けているから、汚れることを気にせず、摘まんで作業する事ができます。なかなか捗ります。やっぱり、便利なアイテムです。

終わりました。塗り経てで蛍光灯の下、という事もあり、濡れてツヤっとしていますが、時間が経てば落ち着いてきます。

ちなみに、確認できただけで、7本の抜け毛がありました。得意気に「こうする事で、塗装面に抜け毛が張り付く事が減って」とか書いていたのに・・・。

触っても色が移ることはありません。乾いたようです。組み立ての工程に移ります。

組み立て

こんな形に組み上げます。

棚板の隙間を均等にしたいので、曲尺で長さを測りながら、鉛筆で印をつけました。組み立て終わったら、印は消しゴムで消します。

ZENKEの電動ドライバーを使います。「【レビュー】初めての電動ドライバーは「ZENKE」にしたよ!安くて初心者におすすめの工具だと思う」です。

まずは下穴を空けるため、ドリルビットを装着しました。貫通して床に穴が空くと行けないので、深さの目印にマスキングテープを巻いています。

SPF材は柔らかいです。すんなりドリルが入っていきます。音も静かな方だと思います。

2カ所ずつ穴を空けました。木屑を払ってから写真を撮ればよかった・・・。

プラスビットに付け替えました。

木ねじはD2で買ったものです。さら木ねじJS(3.8×32mm)鉄、焼入れ加工、ユニクロメッキ。

約69本入りとの事ですが、「約」なら70本と書いて良い気がします。キリもいいですし・・・。「本数が足りなくても文句を言わないでよ!」みたいなクレーム対策なんですかね。

ビスを締めていきます。そうそう、さっきのプラスビットだと太すぎたので、延長棒を使って、一つ細いタイプに変更しました。

こんな感じです。ガンガンやっていきますね。

終わりました。締めすぎて亀裂が入ってしまった部分もあるので、逆サイドをやる時は気を付けます。

それと、どうしてもビスの入らない箇所(左から4番目)があって、その部分は諦めました。節の部分ですごく硬くて、ドライバーが回りませんでした。

反対側はダイジェストでいきますね。

下穴を空けます。

ビスを締めます。これで棚板のすのこ部分は完成です。あとは、取り付けるローテーブルに少し細工をするだけです。

大西工業の「木工用6角軸ダボ推」を装着しました。木ダボに合わせた、直径8mmサイズです。

深さに達するとストッパーがドリルの先進を止め、余分な回転時間をとらずバッテリーに優しい。なんて特徴があります。

有用性については、イマイチ理解できていません。

いつもは縦方向(垂直)に穴を空けているので、横方向(水平)に穴を空けるのは初めてだったりします。なんだか、安定感がないです。曲がらないように、真っすぐを意識して作業します。

ZENKEの電動ドライバーには、ライト照射機能が付いています。手元が明るくなって作業がしやすいです。

良い感じです。残り3か所もやってしまいます。

木工ボンドを塗ってから、木ダボを差し込みました。仕上げにハンマーで叩いて奥まで押し込みます。カンカンカンカン。

手作り収納棚の完成

上手く出来たと思います。すのこの固定は、木ねじのみで行いましたが、丈夫に組み上がっています。耐久力は高そうです。

カラーを黒にしたので重厚感がありますが、見た目ほど重くはありません。片手で楽々持ち上げることが出来ます。一応、収納棚は着脱式ではあるので、メリットになるかなと思います。

裏側です。ビスはそのまま剥き出しです。黒色の木材に銀色のビスなので、結構目立っているのですが、この部分はテーブルに取り付けてしまえば、隠れて見えない部分となります。若干雑な作りかもしれませんが、こんな形で完成としてしまいました。

合体させました。幅の猶予を2mmに設計していたので、取り付ける時にガリっと擦ってしまいました。ただ、傷にはなっていないので問題はナシです。

ローテーブルと収納棚は、同じ厚みの木材を使っています。なので、違和感は生まれていないと思います。個人的には、しっくり来ていて気に入っています。

収納棚は、床から18cmの高さにしました。この前作った「【DIY】小型「テレビ台」を手作りするよ。ロータイプでおしゃれなデザインを目指す【作り方】」の脚と、同じ高さだったりします。部屋全体にまとまり感がでるかと思い、このサイズに設計しました。

横からです。細い板を使ったので、スッキリとした印象があります。圧迫感なども出ていないと思います。

リモコンとティッシュを置くと、こんな感じになります。スペースに余裕があるので、「100均ダイソーの「ウェットティッシュケース」を全部かってみます【3種類】」や雑誌、新聞なんかも置くことができそうです。小型の収納箱なんかをしまってもいいかもしれません。この空間は、アイデア次第で便利に使えそうなので、いろいろ考えてみようと思います。

さいごに

収納棚作りに掛かった費用です。

  • 木材(spfとカット) 1,200円
  • 塗料 100円
  • 細々したもの 300円

合計1,600円でした。安く作れたと思います。デザインも自分好みだし、利便性も高そうです。いいDIYができました。

自分で作ったものを、自分でアレンジするっていいですね。なんだか楽しかったです。他にもDIYした家具があるので、不便や不満を感じだら、積極的に手を加えていこうと思います。

新たにDIY、リメイクをやったら、ブログで紹介しようと思っています。よかったら、また遊びに来てくださいね。それでは、最後までありがとうございました。