ダイソーの「ラッカースプレー(油性ツヤなし)」を買ってみようと思います。白黒金銀の4色をコンプリート予定です。どんな発色で、どんな使い勝手なのか楽しみです。
試し塗りをしながら、色見本(サンプル)を作ってみます。それぞれのカラーを比較しながら、レビューなどもしてみるつもりです。
DIYブログを2年以上やっておきながら、スプレー塗装の経験はほとんどありません(記事にするのは3回目です)。カラースプレーの基本的な使い方などは、勉強しながら進めていくつもりです。少し長めの記事になると思います。結果だけ気になる方は、目次からジャンプしてください。
関連記事>>>ダイソーのラッカースプレー(油性ツヤあり)を”ほぼ全色”購入。色見本と比較、おすすめレビュー【100均】
ダイソーラッカースプレーの売り場
工具用品の売り場です。養生テープ、平ハケ、ウッドパテ、ローラーなどが並んでいます。「100均ダイソーの工具(スモーキーシリーズ)を”ほぼ全種類”揃えてみました【レビュー】」も近くにありました。
下段の棚には、セメントなんかも置いてあります。「【DIY】おしゃれな「セメント鉢」を手作りするよ!観葉植物のディスプレイを楽しむ【作り方】」で使ったやつです。すごい品揃えだと思います。ちょっとしたDIYの材料なら、100円均一で十分に揃えることが出来そうです。
お目当てのラッカースプレーがありました。塗料のコーナーは、週末明けに来ると品切れている商品も多いのですが、今日はすべてのカラーが揃っています。ラッキーです。
白黒金銀のすべてのカラーを買い物カゴに詰め込みました。レジでお会計を済ませて帰ります。
ダイソーのラッカースプレー(油性ツヤなし)を全部買ってみた
持ち帰りました。なんだか、大人買い気分で気持ちが良かったです(ダメな感覚)。
購入したカラーの紹介です。
- ホワイト
- ブラック
- シルバー
- ゴールド
計4色です。
ブラックのカラーだけは、以前のDIYで使ったことがあります。パソコンデスクの後付け引き出しを購入した時に、木製の天板とプラスチックの引き出しがマッチしなかったので、カラーチェンジをして色味を合わせるために使いました。スプレーの使用感は良かったです。さいごにスプレーリメイクの事例として写真付きで紹介しようと思います。
詳しく見ていきますね。
パッケージのデザインはシンプルです。塗料らしく硬派(?)な感じもあります。どの容器も中身の色を模したカラーが基調になっています。
ボトルは丸形で細長い形状です。なめらかで手にフィットする感じがあります。持ちやすいです。
ラッカースプレー(ツヤなし油性)の基本情報です。
- 種類:合成樹脂塗料
- 成分:ニトロセルロース、合成樹脂(アルキド樹脂)、顔料、有機溶剤
- 塗り面積:0.2~0.35平方メートル(2回塗り)
- 乾燥時間:夏約40~50分、冬約1~2時間
- 用途:木工品・鉄製品・プラスチックに
メイドインチャイナ。発売元は株式会社大創産業です。
取扱い上の注意と使用方法があります。ラッカースプレーはほとんど使ったことが無いので、使用方法だけはしっかり確認しておきます。
- 塗る面のゴミや油分を取ってキレイに
- 容器を上下に振りよく混ぜる(30秒が目安)
- 塗る面と噴射口は10cm~20cmの間隔
- 塗る面と平行に動かす。薄く塗り重ねる感じ
パッケージの使用方法があまりにも長すぎたので、重要だと思われる部分を簡単に抜き出しました。
警告と救急処置があります。火気と高温に注意、火気厳禁という記載は、赤色で目立つようにマークされています。普段使っている液体塗料に比べると、カラースプレーは守るべき約束事が多いです。
塗れる物と塗れない物の記載があります。
【塗れる物】
鉄、木、コンクリート、スレート、アルミ、プラスチック(ABC、アクリル、硬質塩化ビニル)
【塗れない物】
右記以外の発泡スチロールを含むプラスチックと自動車の補修、玩具、新しいコンクリート、モルタル、革、合成皮革、樹脂コーティングされた物等、食品に直接触れるもの
塗れる物にコンクリートがあって、塗れない物に新しいコンクリートがあります。何だか不思議な気がします。理由が気になって調べてみたのですが、それらしい答えは見つけることができませんでした。
キャップです。プラスチック特有のツルっとした感じになっています。
蓋のカラーは中身を模した色になっています。引き出しやカゴにしまっていても、上から見ただけで、どれがどの色なのかを一発で見分けることができます。親切設計です。
試し塗りをする前に、ちょっとだけキャップを開けてみました。噴射口は赤色になっています。構えた時にノズルの向きがわかりやすい仕様です。
裏側です。指を掛ける部分には凹みがあります。
色見本制作の下準備
用意したのはダイソーのブロックです。立方体や直方体など形の種類が多く、サイズのバリエーションも豊富な木材です。今回は立方体(30×30×30mm)を使います。
木製ブロックの詳細は「ダイソー「木材」のサイズと種類(板材、角棒、丸棒、ブロック、MDF材)を紹介します。」にまとめています。気になった方は、ぜひ覗いてみて下さい。
手のひらサイズ。コロっとした感じで可愛いです。桐なので軽く柔らか。ソフトな質感があります。
紙やすり(240番)で表面を整えます。木目に沿って往復させて、ツルツルと手触りがよくなるまで磨いていきます。汚れている箇所もあるので、一緒に削り落とします。
バリや毛羽立ちなんかも除去しました。これで木製ブロックの準備は終わりです。あとの準備はパパっとしてしまいます。
賃貸のアパートに住んでいるので、自宅にスプレーをする環境がありません。外に出て作業します。
持っていくアイテムは以下です。
- ラッカースプレー(ツヤなし油性)白黒金銀の4色
- 木製ブロック
- 軍手
- ガムテープ
- マスキングテープ
- ビニール袋
- ゴミ袋(地面保護用)
- ダンボール
これだけあれば十分なはずです。それでは移動します。
ダイソーラッカースプレー(油性ツヤなし)の色見本作り
到着しました。「【リメイク】スチールラックをアイアン風に塗装するよ。ミッチャクロン(プライマー)を初めて使う」と同じ場所です。
今日はカラっと晴れてて天気がいいです。絶好のスプレー日和(?)といきたい所だったのですが、風が結構あります。木の枝がわさわさ震えるぐらいです。ビニール袋が飛んで行かないように注意しないといけません。
塗装の準備まで終わらせています。右側のダンボールの中で吹き付けて、左側のダンボールの上で乾燥させるという作戦です。
ホワイトからやっていきます。
前回のカラースプレーの色見本作りでは、木製ブロックを底に直置きしていました。初めは調子が良かったのですが、塗装を続けているうちに、底にスプレー液が水溜りのように溜まってしまい、木製ブロックに染みてしまうというトラブルがありました。その対策として、ダンボールを丸めた台座を作ってみました。
使用方法にあった通り、スプレーと対象の距離を10~20cm取り吹き付けました。塗る面と平行に移動させながら、複数回重ねるのがキレイに仕上げるコツらしいです。基本に忠実にいきます。
ブラックを塗ります。
良い感じで色が付きました。今まで液体の塗料ばかり使っていたので、プシューっと噴射する感覚が何だか楽しいです。続きをやっていきます。
シルバーです。ダンボールを丸めた台座は、良い感じに機能しています。もう一つぐらい作っておいたら良かった。
ゴールドです。輝きが凄いです。神々しい。
終わりました。塗装の準備を始めてから吹き付けが終わるまでに掛かった時間は、15分ほどだと思います。カラースプレーの色見本作りはこれで2回目なので、少し慣れてきた感じがあります。スムーズに進められました。
ラッカースプレーは油性という事で、キツめのニオイが残っています。鼻を突くような感じです。この場所でしばらく風に当ててから、自宅に持って帰ろうと思います。
ウチに持ち帰ってから1時間ほど乾かしました。指で直接触れても色が移ることはありません(独特のニオイはまだ残っています)。
ダイソーのラッカースプレー(ツヤなし油性)色見本が完成
ダイソー「ラッカースプレー(ツヤなし油性)」の色見本が完成しました。
カラーの並びです。
- ホワイト
- ブラック
- シルバー
- ゴールド
100円という安価な商品ですが、色味自体はキレイです。値段を考えるといい仕事をすると思います。
ブラックとゴールドはハッキリ色が付きました。ホワイトは普通と言う感じ。シルバーは薄くて下地の木色が透ける感じがありました。しっかりと発色させたい場合は、重ねる回数を増やした方がいいかもしれません。
横からです。シルバーとゴールドは光が当たると輝きます。ギラっと鋭い感じ。ちょっと人工的な雰囲気はありますが、光の反射自体はキレイだと思います。
色味がわかりやすいように、一つずつ写してみます。
ホワイト(白)です。
ブラック(黒)です。
シルバー(銀)です。
ゴールド(金)です。
過去に作った色見本がいくつかあります。近い色同士を並べて簡単な比較をしてみようと思います。
まず初めに「ダイソーのラッカースプレー(油性ツヤあり)を”ほぼ全色”購入。色見本と比較、おすすめレビュー【100均】」を持ってきました。今回使ったラッカースプレーの「ツヤあり」バージョンです。
ブラックを並べてみました。
左がツヤなしです。白っぽくくすんだような雰囲気。右がツヤありです。深く暗い雰囲気。
こうやって隣同士に並べてみると、色味の違いが分かり易いです。「この家具はくすんだ黒、この雑貨は深い黒」なんて使い分けることが出来たら、DIYの腕もワンランクアップかなと思います(なかなか難しいかもしれませんが・・・)。
ホワイトを並べてみました。左がツヤなし、右がツヤありです。
続いて「【金属塗料】ダイソー「メタリックペイント」全5色を買ったよ。色見本と比較、おすすめレビュー【100均】」を持ってきました。2020年の夏に登場した新商品。キャッチコピーは「手軽に金属感を楽しめる」だったと思います(うろ覚え・・・)。
シルバー同士を並べてみました。どちらも薄っすらと透ける感じがあります。発色の雰囲気などはにていると思います。
ゴールド同士を並べてみました。色味が全く違います。”ゴールド感”が強いのは、スプレーの方だと思います。
引きで撮影してみました。金属特有のメタリック感は、スプレーの方が出ていると思います。水性塗料は塗った面に厚みがでるので、そういったポイントでも違いが出ているのかと思います。
さいごに「ダイソーのペンキ「ミルクペイント(水性塗料)」を全7色買ったよ。色見本と比較、おすすめレビュー【100均】」を持ってきました。
ブラック同士を並べてみました。かなり近い発色に思います。
ホワイト同士を並べてみました。ミルクペイントのホワイトは、ベージュに寄った雰囲気があります。純白系のラッカースプレーとは、まるで違った質感です。
ラッカースプレー(油性ツヤなし)でリメイクDIY
ダイソーのラッカースプレーを使って、DIYやリメイクをしています(2020年11月11日現在、まだ1点のみです・・・ゴメンナサイ。これから増える予定です!)。簡単なコメントと共に紹介していきますね。
引き出し
記事の前半でも少し触れました。引き出しのリメイクです。木製の天板とプラスチックの光沢感が噛み合わなかったのでカラーチェンジをしました。
マットなブラックには重厚感があります。金属っぽい質感もプラスされて、冷たくスタイリッシュな雰囲気も出ているかと思います。ウォールナットの天板とも相性ばっちりです。
正面からです。すっきりした見た目でカッコイイと思います。塗装の工程は大変でしたが満足の仕上がりになりました。
個別記事では塗装の様子以外にも、引き出しそのもののレビュー、取り付け、収納物探しなどを紹介しています。気になった方は、ぜひチェックしてみて下さい。「PCデスクに「後付けの引き出しトレー」を取り付けるよ。リメイクでカラーチェンジまで【DIY】」です。
ティッシュケース(追記:2021年1月10日)
セリアのウッドティッシュケースです。元々は木目調のナチュラルカラーでしたが、ダイソーのラッカースプレーを使ってリメイクしました。
金ぴかティッシュケース。圧倒的な成金感(?)があると思います。
光の当たり方によって印象が変わります。ギラッと鋭い感じも。
個別記事では、ラッカースプレーによるティッシュケースアレンジに加えて、水性塗料(アイアンペイント)やリメイクシートを使ったアレンジ方法も紹介しています。気になった方は、ぜひチェックしてみて下さい。「100均セリアの「木製ティッシュケース」をリメイク。吹く塗る貼るで金黒白」です。
有孔ボード(追記:2021年1月10日)
ダイソーの木製デザインボードというアイテムです。穴あきボードや有孔ボードなどとも呼ばれています。詳細は「ダイソーのデザインボード(有孔ボード)と専用フックを”ほぼ全種類”購入しました【レビュー】」です。
買ったはいいものの、イマイチ有効な使い道が思い浮かばなかったので、大胆に(?)アレンジしてみました(色を塗っただけですが・・・)
フック系のパーツをゴールドのカラーで色付けしています。上品で高級感のある見た目になったと思います。塗装前はシルバーのカラーだったのですが、それより、全体的に質感が良くなりました。
詳細が気になった方は「有孔ボードを塗装してオシャレにリメイク【100均】」を覗いてみて下さい。ビフォーアフター写真なんかも載せていますよ。
パンチングボードとフック(追記:2021年8月7日)
ダイソーのパンチングボードです。穴あきボードや有孔ボードなどとも呼ばれています。「ダイソー「パンチングボード」とフック収納ホルダーを”ほぼ全種類”購入しました【レビュー】」です。
ちなみに、1つ前に紹介したデザインボードは木製、こちらのパンチングボードはプラスチックの樹脂製となっています。
ボード本体に加えて、フック、収納箱(カップ型)、平面棚を塗装してみました。ベースカラーはマットブラックです。遊び心を出そうと思って、いくつかのパーツをゴールドで塗装しています。ソレっぽいアクセントにはなっているかと思います。
詳しくは「プラスチック塗装。パンチングボードを黒と金でオシャレにアレンジ」で紹介しています。ドアフックを裏表逆に塗装した失敗談(?)なども載っています。気になった方はチェックしてみて下さい。
さいごに
ダイソーのラッカースプレー(油性ツヤなし)色見本を作ってみました。
ホワイトやブラックは、日々のDIYでも普通に使っていけそうです。近々ティッシュケースのリメイクをやる予定なので、そこでホワイトは初陣かなと思っています。
シルバーやゴールドは、色味自体にクセもあるので、使えるシーンは限定的になるのかなと思います。もし、活用できるタイミングがくれば積極的に使っていきたいです。
今回は、表面にザラつきのある木材に塗布しましたが、滑らかなプラスチックなどに塗れば、また違った見え方をしてくると思います。時間とやる気のある時に、色々試してみたいです。
新しく塗料を買ったり、塗り直しを行ったら、このブログで報告しようと思います。よかったら、また遊びに来てくださいね。それでは、最後までありがとうございました。