リビングやキッチンで「ちょっと」使える「ストレージボックス」を手作りします。浅型の木箱タイプを予定です。
デザインは、おしゃれでナチュラルな感じを目指します。無塗装仕上げで優しい印象にするつもりです。
材料は100円均一ダイソーで揃えます。流行りのプチプラDIYです。
制作中に掴んだコツやテクニックは、紹介していこうと思います。楽しんでもらえたら嬉しいです。
関連記事>>>【100均diy】木製の収納ボックスを手作り。おしゃれで明るいデザイン木箱
ダイソーでストレージボックスの材料を揃える
工作用品のコーナーです。クラフトボード、ステンシルシート、PPシート、画用紙などが並んでいます。同じ売り場に「ダイソー「木材」のサイズと種類(板材、角棒、丸棒、ブロック、MDF材、木ダボ)を紹介します。」や「100均ダイソーの「発泡スチロールブロック」を全部買ってみます【4種類】」もあります。
ストレージボックスの細かなサイズは決めていないので、売っている木材のサイズを見ながら決めていこうと思います。
良さそうな木材を発見しました。450×200mmの板材です。底板に良さそう。これを使う事に決めました。あとは、この板のサイズを基準に、残りのパーツを選んでいこうと思います。
角棒です。太さが丁度いい感じ。補強に使う木材はこれにします。
側板や前板などに適した木材が見つけられなかったので、すのこを加工して作る事にしました。
ダイソーの木材については、詳しいレビュー記事を書いています。「ダイソー「すのこ」のサイズと種類。DIYアイデアから解体方法までをご紹介」です。気になった方は覗いてみて下さい。
買い物カゴに詰め込みました。ちょっと嵩張り気味です。角棒は半分ほどしか収まっていません。
すのこは2セットあれば足りるのですが、別の工作で使う予定があるので多めに買っています(記事にして紹介するつもりです!)。
レジでお会計を済ませたら帰ります。
ストレージボックスdiyに使う材料
持ち帰りました。
- 桐すのこ(45×20cm)×2
- 板材(450×200×9mm)
- 角棒(910mm×15mm×15mm)
3種類の木材を購入しました。状態などを簡単にチェックしていきます。
桐すのこ(45×20cm)です。
基本情報は以下です。
- 品名:桐すのこ
- サイズ:45×20cm
- 材質:桐
- 特徴:使い方いろいろ!オリジナルのラックにも、花台としても
ビニールの包装から取り出すと、桐特有の香りがフワっと広がりました。収納ボックスの外枠として使います。
表面です。白っぽいナチュラルカラー。柔らかい色味です。木目はゆるやかに流れる感じ。全体的に優しい印象があります。
手に持ってみました。材質が桐という事で軽量です。片手で楽々支えることが出来ます。
覗き込みます。反りや歪みなどはないように見えます。比較的状態はいいです。
裏です。下駄(縦の棒)は3本。細めの角材が使われています。接続のために使われている釘(針)は、頭までしっかり埋め込まれています。安心設計です。
板材(450×200×9mm)です。
基本情報は以下です。
- 品名:板材
- サイズ:450×200×9mm
- 材質:桐
収納ボックスの底板として使います。
表面です。縞模様のような木目が入っています。濃い茶色なので存在感があるように見えます。
手に持ってみました。材質が桐という事で軽いです。
先ほど紹介したすのこと同じ長さです。この部分はノコギリで切断する必要がありません。手抜きが出来ます。
角棒(910mm×15mm×15mm)です。
基本情報は以下です。
- 品名:角棒
- サイズ:910mm×15mm×15mm
- 材質:カントンアブラギリ
長さがあり過ぎて、上手く写真に収める事ができませんでした。なので、何とも言えない手持ちのショットで紹介です。収納ボックスの繋ぎとして使います。
材質表記には、カントンアブラギリとあります。初めて聞いた名前です。漢字で書くと広東油桐となるそうです。桐の一種みたいですね。
表面です。白っぽいナチュラルカラー。柔らかい色味です。
覗き込みます。キレイな直線になっています。100円均一の木材は、反っていたり歪んでいたり状態の良くないものも多いのですが、この角棒は細いのに整った形をしています。なんとなく棚から取った1本なのですが、ラッキーでした。
木製ストレージボックスDIYのスタート
「切り分け→研磨→組み立て」という手順です。特に難しい作業はありません。詰まる事もなくスムーズに完成する”予定”です。
最近は、100均のアイテムレビューや、ちょっとした塗装リメイクばかりやっていたので、本格的なDIYをやるのは久しぶりな気がします。「【100均diy】木製の収納ボックスを手作り。おしゃれで明るいデザイン木箱」以来かも知れません。楽しみ。
切り分け
差し金、シャーペン、スケールを使って切り分けるポイントに印を付けていきます。格好良く言うと「墨付け」という作業です。
一気に終わらせてしまいました。計算をしながら慎重に書き込みました。しっかりチェックもしたので、間違いはないと思います。
切り分けていきます。鋸で真っ直ぐに切る方法(コツ)は勉強したので、それに倣って進めていきます。
良い感じです。今回は切る距離が短いので、比較的簡単な部類だと思いますが、真っすぐ切るのは苦手なので、上手くいくと嬉しかったりします。
繋ぎに使う角材のカットが終わりました。一部、曲がっていて怪しい感じもあるのですが、研磨の作業で上手く修正しようと思います。次はすのこのカットです。
そういえば、紹介しようと思って忘れていたのですが、ノコギリはライフソー木工175Sというものを使っています。ピンクの持ち手が可愛い鋸です。パっと見では玩具っぽい雰囲気もあるのですが、切れ味はバツグンで初心者にもオススメの1本です。「買ってよかったDIYグッズ」みたいな記事ってよくありますけど、自分がランキングを作るなら、この鋸は上位に入ります。いい買い物でした。
半分に切り分けました。不要な下駄も外しています。残りは一気にやってしまいます。
終わりました。かかった時間は10分ほどです。珍しく手早く終わらせることが出来ました。
研磨
「100均ダイソーの工具(スモーキーシリーズ)を”ほぼ全種類”揃えてみました【レビュー】」で購入したサンドペーパーがありました。「いつか使おういつか使おう」と思って、結局半年ほど工具箱に仕舞い込んだままだったので、今回初使用してみることにします。
基本情報は以下です。
- 商品名:サンドペーパー(#60、ハンドル付)
- サイズ:約10cm×7cm×2.4cm(スポンジサイズ)
- 用途:金属・木材・プラスチック。平面、角、溝に、4面使用
- 特徴:金属やプラスチックの表面を削り、塗料の着色を良くします。ハンドル付で力が入れ易く、角面で細かい部分の作業にも適しています。
- 材質:ポリプロピレン、EVA樹脂、酸化アルミニウム
繋ぎの角棒を削ってみました。力を入れて当てると、ゴリっという感じで削れました。なかなかの破壊力です。他のパーツもやってしまいます。
終わりです。
気になる部分を目の細かいサンドペーパーで整えます。
組み立て
展開図風にパーツを並べてみました。何となく完成形のイメージが浮かびやすくなりました。
工具箱をガサゴソ漁っていたら、新品未開封の釘セットを見つけました。いつ何のために買ったかは不明です。今回作るストレージボックスは、電動ドライバーと木ねじを使って組み立てようと思っていたのですが、せっかく新品の釘セットを見つけたので、有効活用してみようと思います。木工ボンドと併用してみます。
ちなみに、釘セットの内容はこんな感じになっています。
- 1.2φ×12mm 90本
- 1.2φ×16mm 80本
- 1.2φ×22mm 50本
- 1.5φ×25mm 60本
長さ太さの違う釘が4種類入っています。本数も多いと思います。大容量です。材質は、スチール、亜鉛メッキです。
繋ぎの角材に木工ボンドを塗りつけます。外枠となるパーツに貼り付けたら、ぐっと押し込んで圧着をします。
釘をセットしました。叩きます。
終わりです。
ハンマーで釘を打つというのは、久しぶりの体験になります。リズミカルに叩くと「トントントントン」気持ちがいいのですが、なかなか響くような音もなるので厄介です。
一応、日曜日のお昼に作業をしているので、問題にはならないと思うのですが、あまり長い時間続くと迷惑になってしまうので、急ぎ気味で作業を進める事にします。
左右1か所ずつを留めました。2か所ずつ留めた方が安定はするのですが、音も煩い事ですし、時間短縮モードでやっていきます。
裏です。板の厚みと釘の長さはしっかり確認しました。針の貫通などはありません。続きの作業をやります。
2セット作り終えました。
側面にボンドを塗ります。それほど強度が欲しいポイントでもないので、貼りつけばいいや、ぐらいの適当な感じで塗りつけました。
板同士を貼り付けたら釘で接続します。
こんな感じになりました。
逆側も同じ手順で貼り付けました。外枠の完成です。あとは底板を貼り付けるだけです。
今まで通り釘と木工ボンドで固定しようかと思ったのですが、底板は負荷の掛かるポイントでもありますし、木ねじを使ってバチっと張り付ける事にしました。
下穴を空けるために、ドリルビットを装着しました。スイッチを入れてぎゅいーんといきます。
木ねじを締めるために、プラスビットを装着しました。延長棒付きです。またまたスイッチを入れてぎゅいーんといきます。
ネジの頭が飛び出した状態だと、床と擦れてキズがついてしまいます。なので、ネジの頭はスッポリ木材に隠れるまで回し込みました。
残りの箇所も一気に終わらせてしまいます。
バキっと嫌な音を鳴らしながら亀裂の入ってしまった箇所もあるのですが、問題になるほどの大きさでは無いように思ったので、見なかったことにする作戦で乗り切りました。
本当は「【DIY】おしゃれなローテーブルを簡単シンプルに1×4(ワンバイフォー)材で作ってみよう【作り方】」でやったように、座ぐり穴を空けてネジを隠せば、ソレっぽさのあるDIY作品になるのですが、この木箱は自宅で使う自分用ですし、そんなに一生懸命やる必要はないように感じたので、ネジの頭をスッポリ木材に埋め込むという力技で乗り切りました。
手作りストレージボックスの完成
明るくて優しいイメージのストレージボックスです。おしゃれな雰囲気も出ていると思います。材質が桐で統一されているので、まとまりがあるように感じます。”ほぼ”思い通りの仕上がりとなりました。よかった。
中はこんな感じになっています。サイズが45×20cmなので、なかなかの大容量です。片づけが捗りそう。
繋ぎとして使った角棒の部分です。強い負荷の掛かるポイント。底板との接続には、長めの木ねじを使ったので、耐久力は問題無いはずです。一応、定期的に注意深くチェックしておきます。
外枠を簡単にチェックします。
横にして。
斜めです。材料として使ったすのこのサイズにバラつきがあったので、角と角はぴったり合いませんでした。この辺りが奇麗に揃うと、市販品のソレっぽさが出せるのですが、安い材料を使っていますし、しかたがないのかなと思います。
手に持ってみました。軽いです。片手で楽々支える事ができます。掃除などで場所を移動させたい時なども苦になりません。軽いというのは大きなメリットかなと思います。
「【DIY】CAINZすのこを分解して、木箱タイプの調味料収納を手作りするよ。ナチュラルテイストのハンドメイド雑貨」とサイズ感が近いので、並べて置いてみました。
横からです。
「サイズ感が近いので、並べて置いてみました」
なんて書きましたが、そんな事はない気もしてきました。
色味のチェックです。今回作ったストレージボックスは、無塗装のナチュラルカラー。前回作った調味料収納は、水性ニスのけやきカラーです。
さいごに
100均一ダイソーの材料を使って「木製のストレージボックス」を手作りしました。
久しぶりの本格的なDIYでしたが、トラブルもなくスムーズに進める事ができました。よかったです。なんてまとめを以前にも書いた気がしますが、気のせいかもしれません。最近は既製品のリメイクばかりだったので、一から物を作るのは楽しかったです。
「ちょっとだけ色を足したら、遊び心も出て楽しいデザインになりそう」なんて思っています。気が向いたときにでも、塗装の作業をする”予定”です。その時は、この記事に追記してお知らせをしようと思います。よかったら、ブログにまた遊びに来てください。それでは最後までありがとうございました。