【100均DIY】木枠(フレーム)付きのオシャレな鏡を作ろう!壁掛けに改造もするよ【作り方】

DIY・リメイク

100円均一セリアの商品を使って、木枠付きのオシャレな鏡をDIYします。

トイレか玄関に飾ろうと思っているので、裏に金具を取り付けて「壁掛けタイプ」に改造もします。

電動工具などは使わない簡単な工作です。作業時間は短く済むと思います。

制作中に掴んだコツやテクニックは紹介していくつもりです。DIYやリメイクの参考にしていただければ嬉しいです。

関連記事>>>【歴1年】DIY初心者が作った家具雑貨をまとめて紹介するよ。

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木枠付き鏡に使う材料

100円均一セリアで購入しました。使う木材は2種類だけです。

  • 合板(45×30×0.3cm)
  • 木製角材2P(45×3.8×0.7cm)

材質は天然木(桐)です。最近の100均はなんでも手に入りますね。この木材は何度も使っていますが、手頃な値段で加工もしやすいです。簡単なDIYをする時に重宝しています。

ただ少し注意点もあって、反っていたり捻じれていたり、状態のよくないものも若干数あります。仕上がりに影響しそうなものは、出来るだけ省いてからレジに持っていってます。

関連記事>>>セリア「木材」のサイズと種類、DIYのアイデア実例を紹介します。

こちらもセリアの商品です。

  • バニティミラー(寸法:本体サイズ/24×17.7cm 鏡面サイズ/22.5×17cm)

材質はガラス・ポリプロピレン。スタンド式の卓上ミラーです。メイドインチャイナ。「セリアの「鏡」を全部買ってみます【13種類】」でも載せているアイテムです。

一回りサイズの大きい「ビッグミラー」という商品もありましたが、さり気なく飾られているような、存在感のない感じにしたかったので、小さなサイズを選びました。

簡単にしか確認していませんが、どちらも作り自体は似ていたので、「もう一回り大きな鏡が欲しい」と思った時はビッグミラーも活用できそうです。

裏面はこんな感じです。ご使用上の注意があります。一部抜粋しますね。

  • スタンドを可動範囲以上に広げますと、破損などの原因になりますのでおやめください。
  • 落としたりぶつけたりすると、鏡面が割れケガなどの原因となり危険ですので注意ください。
  • 本製品に余分な圧力や衝撃を加えないでください。

などです。

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木枠付きの鏡を作る(作り方)

大まかな手順は「鏡のカバーを外す→木材のカット→塗装→組み立て」というものです。難しい工程もありませんし、サクッと作り上げる予定です(何だかフラグ感がでていますけど、スムーズに終わるハズです!)。

鏡をカバーから外す

可動式のスタンドは、作業の邪魔になります。先に外してしまいます。

左右から内側に押し込むと、簡単に外すことが出来ました。ネジやボルトで固定されているわけではありませんし、柔らかい素材でできているので力は必要ありませんでした。

フレームの外枠をカッターでカットします。力を入れすぎると下の鏡までキズが付いてしまうので、注意しながら進めます。

少しずつ切り込みを入れる感じで作業をしました。もしかしたら、小さいハサミの方がやり易いかもしれません。

さて、切り口の下に薄っすら縦線があるのがわかりますかね。写真では確認が難しいかもしれませんが、カッターの刃で傷付けてしまいました。

「注意しながら進めます。」なんて書いておきながら・・・。

ただ、あまり目立つ傷でもありませんし、気にせず反対側のフレームもカットしていきます。

左右の同じ高さを2カ所カットしました。力を入れれば、このまま本体とフレームを分離できそうではありますが、無理をすると鏡が割れてしまいそうなので、もう少し手を入れます。

網状になっている細いビニールの部分をカットします。ここもカッターを使いました。

最終的にはこんな感じです。ここまでやる必要はありませんが、ビニールをカットする時のスパっという感触が楽しくて、ついつい切り過ぎてしまいました。

若干の傷は付いてしまったものの、鏡本体は綺麗な状態で取り出すことができています。フレームの部分は使う予定がないので廃棄です。

ここまでの作業時間は10分ほど。中々いいペースで進んでいる気がします。

外した鏡の角や側面は、滑らかに加工されているわけではありません。うっかり触ってしまうと、ケガに繋がる事もあると思うので、取り扱いには注意をします。

切り分け

木枠(フレーム)に必要な長さを調べます。まずは土台となるべニヤ板から。

定規を使って丁寧に測るわけではなく、「なんとなく板を当てて、これぐらいかな」という、非常にザックリとした手順です。

大きな家具を作るときは、事前に手描きの設計図を作ったりもするのですが、今回はちょっとした雑貨のDIYなので、アバウトな感じで進めていきます。

シャーペンで印をつけます。玄人っぽく言うと墨付けという作業です。

縦横の長さを書き終えました。

なんだか、鏡に付いた指紋が目立ちます。カバーから外す工程で、ベタベタ触ってしまったからです。せっかくブログで公開するのだから、キレイに拭いておけばよかった・・・。

角材の方にも印を付けます。木枠(額)になるパーツです。

線を引くために曲尺(セリア)を使うのですが、歪んでいて平面に置いてもグラグラするんですよ。

少し前の「【DIY】木製スパイスラック(調味料棚)を手作りしよう!簡単おしゃれにキッチン収納【作り方】」で気づいて、「買い直さないと不便だな」と思っていたのですが、すっかり忘れてしまって結局そのままです。セリアは家から近い距離にあるので、定期的に通ってるんですけどね・・・。

準備が終わりました。バツ印が付いているのは、「ここは使いませんよ」という自分に向けたマークです。長さがだいぶ違うので、間違えることはないと思いますが、念のために書き込みました。

切り分けていきます。使うのは、カインズホームで買ったノコギリ(120mm)です。

折り畳み式なので、仕舞う時はコンパクトでスペースを取りません。メーカーのロゴが本体にないので、どこの製品化はわかりませんが、MADE IN JAPANみたいです。

ワンバイフォーの端材を2段重ねにして、段差を作ってカットします。足で体重を掛けながら作業できるのでやり易いです。

端っこがめくれてしまいましたが、これぐらいなら紙やすりで修正できそうです。

ノコギリは刃と刃の間隔(ピッチ)が小さいほど、切断面が綺麗になると言われています。今使っている物は、ピッチが大きいからか、切断面が粗くなってしまう事が多いです(ただ下手なだけかもしれません・・・)。

木材がめくれたり、ささくれになったりする事が減れば、仕上がりも良くなりますし、研磨に使う時間も減って時短に繋がります。今度新しいノコギリを見に行ってこようかな。その時は、曲尺も忘れないように買わないと。

追記(2018年11月5日)です。評価の高いライフソーを導入してみました。「【100均DIY】木箱を作って「野菜ストッカー(収納)」にするよ!材料はすのことMDF材だけの簡単設計【作り方】」で初使用しています。カナリイイです。

続いて、ベニヤ板のカットです。切る距離が長いと、真っすぐに切り分けるのが難しいです。苦手です。

チラっと映っているガムテープは、ノコギリで引っ掛けて穴が開いてしまった部分です。

強めに当ててしまったので、「引っ越したばかりなのに、床までいっていたら・・・」と心配しましたが、ゴミ袋とブルーシートの二重構造にしていたので無傷でした。ヨカッタデス。

片面を切り終えました。歪んでしまいましたかね。とりあえず、全て切り終わってから確認してみます。

それほど酷いわけではありませんが、やっぱり歪んでしまいました。ただ、ここは土台となる部分で、木枠の板を貼り付けたら完全に隠れてしまいます。

「見えない部分だしいいかな」という事で、気にせず進めていきます(2回目)。

長さのチェックをするため、一度、完成形に並べてみました。中央の窪みは鏡がハマる場所です。

木枠がピッタリ繋がればよかったのですが、切断面に歪みがあったりするので、どうしても隙間が空いてしまいます。この後サンドペーパーで研磨をするので、少しでも調節していきたい所です。

研磨

磨いていきます。壁掛けの鏡なので直接触れる機会は少ないのですが、手触りは良くしておきたいです。丁寧に進めていきます。

サンドペーパーは耐久性を上げるために、二つ折りにして使っています。力を抜いて何往復もする感じで磨きました。

角を丸めすぎると、板と板を張り合わせた時ピタっと揃わなくなります。なので研磨は、ひっかかりが無くなるぐらいの最小限にしておきました。

残りもどんどんやっていきます。

終了です。SPF材なんかを使ってDIYをすると、この工程だけでかなりの時間と体力(最近は筋トレだと思ってやってます)を消耗しますが、今回は量も少なかったので、10分程で終わらせることが出来ました。

片付けをします。ゴミ袋を丸めて捨てた後、クイックルワイパーで掃除です。

木材を削った後の粉って、意外と飛び散ってたりしますよね。小まめにやっておかないと後々苦労しそうなので、研磨の後は毎回綺麗にしています。

塗装

ワトコオイルで色を付けます。縦の木枠にダークウォルナット、横の木枠にミディアムウォルナットを使います。

全てを単色で塗装すれば無難に仕上がりそうですが、「ちょっとした遊び心を出してみよう」という思い付きで、2色を使ってみることにしました。

完成形がどうなるかは、イマイチ想像できていません。失敗だったときは、黒の水性塗料で上から塗り潰して、なかった事にしようと思います。

最近は、刷毛の代わりにキッチンスポンジを使っています。スポンジを使った方が安く済むので、経済的でお財布に優しいというメリットがあります。そのまま使うと大きすぎるので、網タイプのものをハサミで切り分けて、適当なサイズに調整しています。

普段は塗料カップに移してから作業していますが、今回は塗布面積が狭いので、容器から直接オイルを補充します。

こんな感じで塗っていきます。

ミディアムウォルナットで着色した板です。木目が薄っすらと浮かび上がって、柔らかい印象になります。

塗り経てという事で、ツヤっと濡れた雰囲気もありますが、乾けばマットな質感に変化します。色味も少し薄くなってマイルドな感じになるはずです。

色を変えて別の板です。

上の2枚がミディアムウォルナット、下の2枚がダークウォルナットです。

デザインに遊び心を求めて、2色のオイルを使ってみました。木目の濃さに違いはありますが、全体の印象としては、そこまで変化はない気がします。

もちろん、ダークウォルナットの方が濃いと言えば濃いのですが、考えていたイメージとはだいぶ違う感じです・・・。組み立てたらどうなるんですかね。

「塗装に失敗してムラになった木枠」みたいな感じにならないといいのですが・・・。

べニヤ板は側面だけ塗っておきました。

完全乾燥までは24時間かかります。窓を開けて換気をしながら、明日まで放置しておきましょう。

ボンドで組み立て

24時間後です。まだ乾ききってないかな、という部分があります。それと、臭気がかなり残っています。

本来はもう少し待つべきなのでしょうが、「完成間近だし、早く仕上げたい」という気持ちが強いので、接着剤で固定してしまいます。

「木・革・布・紙同士+塩ビ・金属にも」という表記を見て、「何でも張り付けられて便利そう」という、初心者らしい考えで購入した、速乾タイプの木工用ボンドを使います。

ちょっと適当に塗りすぎたかもしれませんが、強度が必要な部分でもないので大丈夫でしょう。張り付いてくれればオッケーです。

木材同士を貼り合わせたら、ぐっと力を入れて、余分なボンドが出るまで押し込見ます。はみ出してきた液を、雑巾で綺麗に拭き取ったら終了です。

【DIY】壁ぴったりの「本棚」を自作しよう!木材は1×8(ワンバイエイト)だけの簡単シンプル設計【作り方】」から引っ張り出してきた文庫本を重石代わりにして乾燥を待ちます。

木枠が固定できたら、鏡を取り付けます。粘着力の高い超強力両面テープを使う予定です。ただ貼り付けるだけ、という簡単な作業になるので、写真は撮らずにサクっと終らせておきますね。

壁掛け用の金具を付ける

セリアの商品です。詳しくは「【100均】セリア「金具」の種類とDIYアイデアを紹介します。古色仕上げ中心編」で紹介しています。

この金具は人気があるみたいで、売り切れている事もよくあります。DIYで使う機会も多いので、いつも新品をストックしてあります。

  • 三角吊金具 6P 古色仕上げ

材質はカーボンスチール(銅メッキ)です。MADE IN TAIWAN。

中身はこんな感じです。金具4つ、ネジ6本が入っています。ネジは小さくて紛失しやすいから、スペアとして多めに入っているんだと思います。優しさですね。

使い方は簡単です。付属のネジを穴に通して、ドライバーで締めるだけ。

金具に裏表があるので、間違った方向で取り付けてしまうと、壁にピッタリ張り付かなくなります。その点は注意が必要です。付け直すのはかなり面倒だったりします(体験談)。

キリなどを使って浅めの下穴を作ると、取り付けがしやすいです。穴を深く掘り過ぎてしまうと、ネジが抜けやすくなって強度に不安がでてしまいます。その部分は注意が必要に思います。

木材によっては中々ネジが嵌らずイライラすることもあるのですが、今回のべニヤ板はスムーズに取り付けが完了しました。

セリアの吊金具は、古びた色味に雰囲気があってアンティーク感を感じます。重い物を吊ることはできませんが、手軽に壁掛けアレンジが出来るようになるので、いいアイテムだと思います。

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木枠(フレーム)付き鏡の完成

木枠のを色を、縦(ダークウォルナット)と横(ミディアムウォルナット)で変えてみましたが、あまりわかりませんね。

遊び心を求めてこの配色(2色使い)にしたわけですが、やるならもう少し色味の異なる塗料を使うべきでした。「ダイソーのペンキ「ミルクペイント(水性塗料)」を全7色買ったよ。色見本と比較、おすすめレビュー【100均】」や「セリアの「水性塗料(ペンキ)」全5色を買ったよ。色見本と比較、おすすめレビュー【100均】」なんかを試してもいいかもしれません。

一応、実物をよく見ると「ちょっと違うな」ぐらいの感覚はあるんですよ。写真だとイマイチ伝わらないかもしれませんが・・・。もっと大胆に行くべきでした。

まあ雰囲気が壊れているわけでもないし、変にならなかっただけ良しとしましょう。

同じ手順で「【DIY】セリア「黒板塗料」を買ってみたよ!木枠付きの黒板(メッセージボード)を手作りしよう【作り方】」も作っています。こちらは単色の木枠です。

横からのアングルです。

木枠の繋ぎ目は、1mmほどズレてしまいました。幸いなことに(?)そんなに目立たないので、誤差の範囲かなと思うことにします。

鏡と木枠はピッタリ張り付いています。四隅全てが綺麗に整っています。この部分は上手くできました。

全体の仕上がりとしては雑な部分もありますが、手作りした雑貨には愛着も湧きますし、そんな所も「ハンドメイドの味」という事で可愛く見えたりします。

なんだか、ネガティブ寄りの感想が多かったかもしれませんが、完成した鏡は気に入っています。木材の温かみがあって、柔らかい感じが好きです。大切に使っていこうと思います。

さいごに

今回の木枠付き鏡DIYにかかった費用です。

  • 木材 300円
  • 鏡 100円
  • 金具、塗料など 200円

合計600円でした。時間と手間はかかってしまいましたが、壁掛け鏡としては安くできたのかなと思います。

さて、「壁に掛けて飾ってみよう」と思ったら画鋲がありませんでした。引っ越しの時に捨ててしまったのか、どこかに埋もれているのか・・・。

セリアで買ってくればよかったです。しばらくは、玄関の靴入れに立てかけて飾っておこうと思います。

それでは、さいごまでありがとうございました。