【100均DIY】すのこでトイレ用の収納棚を手作りするよ【作り方】

DIY・リメイク

「すのこ」を使ってトイレ用の小物収納用棚を手作りします。使い勝手を重視しながら、デザイン性も良く出来たらベストかなと思います。電動工具などは使わず、100円均一セリアのアイテムだけを使った簡単なDIYです。

制作中に掴んだコツやテクニックは紹介していくつもりです。すのこ棚diyの参考にして貰えたら嬉しいです。

関連記事>>>【歴1年】DIY初心者が作った家具雑貨をまとめて紹介するよ。

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トイレのこの部分に棚を設置したい

右奥の空いたスペースに棚を設置しようと思います。隙間が20cmほどの狭い空間です。

掃除用の除菌シートや芳香剤など、細々した物を収納する予定です。予備のトイレットペーパーも仕舞えればいいのですが、サイズ的に少し難しいかもしれません。

一応、トイレタンクの上に備え付けの飾り棚があるので、入らない物や使う機会の少ない物はそこに隠しておきます。

ちなみに、トイレカバーとマットはカインズホーム(ニトリだったかも?)で買ったセット品です。

写真では、一部分が赤く変色して見えますが、実際はそんな事ないです(蛍光灯の当たり方ですかね、何だろう・・・)。

「いい物が見つかるまでの繋ぎ」と思って、安い商品を購入したのですが、灰色と黒のカラーは落ち着きがあって雰囲気がいいです。

猫のシルエットと肉球のイラストは上品ですし、何度も見ているうちに気に入ってしまいました。しばらくは使い続ける予定です。

画像には写っていませんが、スリッパは灰色と黒のストライプ柄を使っています。300円ぐらいだったかな。安物です。トイレカバーともマッチしていて、こちらも気に入っています。

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トイレ用収納棚DIYに使う材料

セリアで購入しました。桐すのこ(サイズ40×25×1.6cm)です。「【100均】セリア「すのこ」のサイズと種類。DIYアイデアから解体方法までをご紹介」でも紹介しています。

パッケージには「押し入れや流し台下など、湿気が気になる場所に最適です。」という説明書きがあります。今回はdiyの素材として使うので、あまり関係はありません。

ちょっと前の「【100均DIY】おしゃれな木製「カフェトレイ」を手作りしよう!すのこを分解して材料にするよ【作り方】」で使った物でもあります。「前回使って良かったからリピートしよう」というわけではなく、なんとなく選んでコレになりました。

裏側はこんな作りになっています。最近覚えた用語ですが、すのこの板を繋ぐためにある、縦方向の細い角材は「下駄」と呼ぶらしいです。不思議なネーミングに思います。名前の由来が知りたいけど、調べても見つけることは出来ませんでした。

開封しました。表面がささくれていたり、毛羽立っていたりする箇所があります。それほど酷いわけではないので、これは紙やすりで修正できそうです。

角をピッタリ合わせてから重ねると、下駄の位置がそれぞれ違っていたり、反っていて隙間があいてしまったりします。

すのこ自体の作りは、非常にざっくりとした感じです。精密や精工を意識した工作で使う場合は、注意が必要かもしれません。ただ、100円ショップの商品ですからね。値段を考えると、これでも十分すぎるクオリティなのかもしれません。

角材と丸棒です。「セリア「木材」のサイズと種類、DIYのアイデア実例を紹介します。」でも紹介しています。

  • 木製角材2P(45×3.8×0.7cm)
  • 木製丸棒2P(45×1.5(直径)cm)

棚の手前に張り付けて、落下防止のバーにする予定です。材質はすのこと同じ天然木(桐)。

これらの板は、「【セリアDIY】「手作り時計キット」で木製の壁掛け時計を手作りするよ。アシンメトリーなデザインにする【作り方】」など、ちょっとしたDIYをする時によく使っています。手軽に入手できるし、加工もしやすくて便利です。

ダイソーやキャンドゥでも、似たような木材が売っているみたいです。家の近くにはセリアしかないので、すぐには試せませんが、他メーカーの木材も試してみたいです。

追記です(2020年10月4日)。ダイソーの木材を全て買って、サイズや使い勝手をまとめてみました。「ダイソー「木材」のサイズと種類(板材、角棒、丸棒、ブロック、MDF材)を紹介します。」です。21種類を紹介しているので、結構なボリュームの記事となっています。良かったらチェックしてみてください。

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すのこでトイレ収納棚を手作りする(作り方)

「切り分け→研磨→塗装→組み立て」という順番で作業をしていきます。簡単な手抜きDIYなので、難しい工程はありません。スムーズに完成するかと思います。

作っている雰囲気と、完成までの手順が分かりやすいように、写真を多めに載せていきますね。

切り分け

赤い線がノコギリで切り分ける部分です。言葉で説明するのは難しいし、伝わりにくいかなと思って、画像に書き込んでみました。

自分でも、見づらいと思ってます。

DIYブログを読んでいると、こういった解説図を、イラストで掲載してるサイトがあるんですよ。

「わかりやすくていいな」と思うのですが、自分で挑戦してみると中々ハードルが高いです。

一応、少しずつ覚えていこうとは思っています。ただ、このブログに「わかりやすい解説図」が登場するのは、だいぶ先になりそうです・・・。

カインズホームで買ったノコギリを使います。本体にロゴの刻印がないので、どこのメーカーかはわかりません。パッケージはあまり確認せず捨ててしまいました。

折り畳み式で収納場所に困らない。黒とシルバーの色合いがカッコいい。なんてポイントが気に入っています。

ただ難点もあって、刃が大きいせいなのか、切り口がガサガサと荒い感じになってしまいます(切り方が下手なだけかもしれません・・・)。

床の上にワンバイフォーの端材を2枚重ねて、段差を作ってからカットします。こうすると、足を使って固定できるので、作業が捗ります。

下駄の部分を切りました。細くて柔らかい素材なので、1カ所につき10秒も掛かりませんでした。

反対側も切りました。特に難しい事もないので、残り2枚のすのこもサクっと終わらせてしまいます。

下駄を切り分けたので、一旦棚の形に組んでみました。固定はせず、積み木のように乗せているだけです。

ちょっと歪んでいる気はしますが、それらしくなっていますね。

鉛筆で薄っすら数字を書き込んで、パーツに目印を付けました。支柱が2本、棚板が3枚。パーツ自体は少ないのですが、予備の材料もなく間違えたら困るので、念のためやっておきます。

さて、もう少しだけ切り分けの作業を続けます。

支柱に使うパーツです。2か所カットしました。

切り口が捲れてしまいましたが、研磨のコーナーで修正できる範囲だと思います。切断面は思っていたより平になっていました。

続いて、棚板です。両サイドを7mmずつ切ります。

ちなみに、ガムテープが張り付けてある部分は、ノコギリを引っ掛けてビニールに穴が空いた箇所です。

下にブルーシートを敷いているので、フローリングまでは傷付きませんでしたが、強めに当ててしまったのでドキっとしました。

幅180×奥行180cmで、300円ぐらいの安いシートですが、耐久力も高いし掃除も楽になるので、DIYをする時にはオススメのグッズです。

買った当初は、作業が終わると綺麗に拭いてから収納ボックスに仕舞っていましたが、最近は部屋に敷きっぱなしになっています

掃除は、一応していますよ・・・。

ノコギリを当てるとこんな感じです。7mmの幅って意外と狭いです。

失敗したら「棚が歪む原因になります」が、カットする時は「力を抜いてリラックスするのが良い」と聞いたことがあるので、気楽な感じで切っていきます。

いい感じにできました。残りの8カ所も終わらせてしまいます。

切り分けの工程が終了です。掛かった時間は20分ぐらい。ブログ用の写真を撮らずに作業したら、10分ぐらいで終わるかなという作業量でした。

再度、棚の形に組んでみました。大丈夫そうです。

研磨

紙やすりを使って、切り口や表面のザラザラを磨いていきます。トイレの収納棚なので、直接触れる機会は少ないですが、手触りは良くしておきたいです。

研磨の作業は、一生懸命やると腕に疲労が溜まります。筋トレだと思って黙々と作業します。

切り口がガサっとした状態。

紙やすり3往復でツルツルになりました。

角を丸め過ぎてしまうと、板同士を貼り合わせた時に隙間が空いてしまいます。指で撫でても引っ掛からないぐらいの優しい丸みで仕上げてみました。

研磨終了です。削った粉や切れ端が散乱しているので、掃除をしてから次の工程に進みます。

ビニール袋を丸めて捨てた後に、クイックルワイパーで拭きます。面倒と言えば面倒ですが、小まめにやっておかないと後々大変な事になります。木粉は軽いので、いろんな場所に散ってしまいますし。

塗装

すのこ本来のナチュラルカラーも、木材の温かみがあって好きです。

でも、無塗装で完成させると「すのこを使って作りました感」が出過ぎてしまう気がするので、カラーチェンジをします。

使うのは、ワトコオイルのダークウォルナットです。9月に始めたこのブログですが、今まで6つの工作を行っています。振り返ると、塗装の全てにワトコオイルを使用しています。

他に気になっている塗料もあるのですが、結局いつもコレです。一度使ってから、オイルフィニッシュにハマってしまいました・・・。

  • 木材の深みが引き立つ
  • 温かみも出る
  • 初心者が塗ってもムラになりにくい
  • 手触りが滑らかになる
  • カインズホームですぐ買える

など、使う理由は色々あるのですが、一番は

「多少雑な作りになっても、オイルの質感で上品な作品に見える」

という事です。

「形は歪んでしまったけど、ワトコオイルさえ塗ってしまえば高級感が出て・・・」

みたいな感じで、だいたいの事を誤魔化せる気がします。diy初心者の強い味方です。「【歴1年】DIY初心者が作った家具雑貨をまとめて紹介するよ。」でもよく登場しています。

なんだか話が逸れてきたので、作業に戻ります。オイルや塗料全般の話は、別の記事にまとめる予定です。

以前までは、安い刷毛を使っていましたが、最近は、キッチン用のスポンジを使っています。網タイプをハサミで切り分けています。

刷毛の代わりにスポンジを使う、というのは、YouTubeのハンドメイド動画でやっているのを見つけてマネしてみたテクニックなのですが、お財布に優しくていいアイデアだと思いました。

軽く塗ってみました。木目が薄っすらと浮かび上がって雰囲気がいいです。綺麗な色だと思います。アマゾンのレビューが高いのも納得です。

棚板を塗り終えました。

だいぶ濃い茶色に写っていますが、実際に見ると、もう少し薄くマイルドな色見です。スマートフォンのカメラで撮影しているのですが、見たままの色を写すって難しいですね。カメラの技法も勉強していきたいです。

完全乾燥には24時間以上かかります。臭気もあるので、天気がよければ窓を全開にしたい所ですが、今日は2018年9月30日、台風24号直撃の日なんです・・・。

換気扇に頑張ってもらいます。

支柱はターナーミルクペイントのインクブラックを使って塗装します。「【DIY】小型「テレビ台」を手作りするよ。ロータイプでおしゃれなデザインを目指す【作り方】」でも活躍しているアイテムです。

支柱の黒と棚板の茶色で、いつもと同じ色の組み合わせになります。他のカラーリングにも挑戦したいとは思っていますが、オシャレでカッコよく仕上がるので、毎度このパターンになってしまいます。男前な雰囲気も出せたりしますし気に入っています。

水性塗料なので、水で洗えば使った刷毛も再利用できます。ただ、手間が掛かるし面倒なので、使い捨てられるスポンジで塗布をしてみます。初めてやるので上手くできるかはわかりません。

ワトコオイルに比べて粘度が高いからか、細かな部分が塗りにくいです。平らな面は問題なくいけそうでした。

水で塗料を薄めてみたりなど、試行錯誤はしましたが、ここまでやってみての感想は「刷毛を使った方が無難」です。道具を持ち換えて、一気に終わらせる事にしました。

塗り経てなので、艶っとしてムラに見える部分もありますが、乾けば大丈夫だと思います。ダメそうなら重ね塗りで対処します。

あまり他の塗料を使ったことがないので比較はできませんが、ミルクペイントは簡単に塗装が楽しめますし、初心者の方にもオススメできると思います。発色も可愛いし、水性なので安全性も高いです。

気になった方は、ミルクペイントの公式サイトをチェックしてみて下さい。カラーチャートやDIYの実例も載っています。商品の特徴なんかも紹介されていますよ。

「5つのポイント」

・森永乳業のミルク原料を使用した天然由来ペイント
・アメッリカントラッドの色調を忠実に再現
・各メディウムも全て水生で安心
・クリーミーな質感で、伸びがよく塗りやすい
・マットな仕上がりで、乾燥後は耐水性に

なんとなくの塗料紹介を挟みましたが、特に何があるわけでもありません。

さて、次の工程です。もうすぐ完成です。

組み立て

固定に使うのは木工ボンドです。小さな棚ですし、重い物を乗せる予定もありません。そこそこの耐久力があればいいので、ビスや釘は使わなくてもいいかなと思います。

棚受けの部分(下駄だった場所)に、ベタっと塗ります。

棚板をはめます。中央に接着剤を付ける必要はありませんでした・・・。すぐにティッシュで拭き取ったら、跡も残らず綺麗になりました。

組み終わりました。あとは乾燥を待つだけです。速乾タイプを使っているので、12時間ぐらいで乾くと思います。

本棚作り「【DIY】壁ぴったりの「本棚」を自作しよう!木材は1×8(ワンバイエイト)だけの簡単シンプル設計【作り方】」の時に余ったワンバイ材(1×8)を重石代わりにしています。クランプでしっかり固定できればいいのですが、持っていないからいつも適当なものを積み上げています。

若干バランスが悪いので、マスキングテープで軽く補強をして、明日まで放置します。崩れないで欲しいです。そんなお祈りを「【100均DIY】小さい「鉢カバー」を手作りするよ。材料はダイソーのすのこを利用」でもした記憶があります。

手作り小物収納棚の完成

無事に完成しました。いい感じにできたと思います。ウォルナットと黒の組み合わせはカッコいいです。つや消しなので、支柱は「机の脚を「鉄脚っぽく」黒で塗装するよ。IKEAの架台LERBERG(レールベリ)をリメイク」のようなアイアン風の雰囲気も出ているかと思います。

塗装の作業は待ち時間も増えるし、面倒に思う事もありますが、手間を掛けた分デザイン製があがります。やってよかったです。

すのこを使っているので棚板に隙間があります。一応、小物収納として作ったのですが、小さすぎる物は乗せられないと思います。

その辺りの使い勝手はどうなんでしょう。使用感についてのレビューは、しばらく経ってから追記しようと思います。

横からのアングルです。少しだけ右に傾いています。近くで見ると気づかないのですが、遠くから眺めると「あれ?」という感じです。

まあ多少の歪みですし、「ハンドメイドのいい味が出ている」と思う事にしておきます。

さいごに

トイレ用の収納棚DIYに掛かった費用です。

  • すのこ3枚 300円
  • 塗料と細々したもの 300円

細かく計算していないので、ざっくりとした値段です。合計600円で作ることができました。時間はかかりましたが、既製品を買うよりは安くできたかと思います。

「すのこ」を使ったリメイクは人気がありますし、ちょっとした収納棚が欲しいときは、この記事を参考にして貰えたら嬉しいです。

すのこを徹底攻略する記事(?)も作っています。「ダイソー「すのこ」のサイズと種類。DIYアイデアから解体方法までをご紹介」です。気になった方は、ぜひ、チェックしてみて下さい。

新しくリメイク、DIYをやったら、ブログで紹介しようと思います。よかったら、また遊びに来てくださいね。それでは、さいごまでありがとうございました。