気になっていたキャンドゥのペンキ(水性塗料)を、全色揃えてみようと思います。どんな発色で、どんな使い勝手なのか楽しみです。
試し塗りをしながら、色見本(サンプル)も作ってみます。それぞれのカラーを比較しながら、レビューなどもしてみるつもりです。
購入を考えている方は、ぜひ、参考にしてみて下さいね。
関連記事>>>100均の塗料(ペンキ、ニス)まとめ
キャンドゥのペンキ水性塗料を買いに行く(売り場)
DIYコーナーの売り場です。木ねじ、ナット、油性塗料、木材などが並んでいます。木材は「キャンドゥ「木材」のサイズと種類(木板、角材、ベニヤ板)を紹介します。」でまとめています。
南京錠やダイヤル式の錠まで置いてあります。なんでも売っています。
ラッカースプレーの横に、お目当ての「水性塗料」が並んでいます。
「ミルキーカラーマルチペイント(屋内工作用)」という、水性塗料(ペンキ)です。可愛らしい見た目で、なんだか雰囲気が良いです。
ちなみに、奥に置いてある物は、軽くホコリを被っていました。もしかしたら、あまり売れていないのかもしれません・・・。
買い物カゴに詰め込みました。レジでお会計を済ませて帰ります。
今まで気にしていませんでしたが、キャンドゥのレジ袋には可愛いキャラクターがプリントされていました。「はっ犬ワンドゥ」というイメージキャラクターらしいです。語呂がいいです。
キャンドゥの水性塗料(ペンキ)を全部買ってみた
持ち帰りました。なんだか、大人買い気分で、気持ちが良かったです(ダメな感覚)。
購入したカラーの紹介です。
- バニラホワイト(Vanilla White)
- リネンベージュ(Linen Beige)
- マイルドグレー(Mild Gray)
- サクラピンク(Sakura Pink)
- ブリックレッド(Brick Red)
- ショコラブラウン(Chocolat Brown)
- スモーキーアクア(Smokey Aqua)
- セラドングリーン(Celadon Green)
- アーミーグリーン(Army Green)
- インクブラック(Ink Black)
カラーバリエーションは、人気のある定番を押さえた感じだと思います。白、灰色、茶色、黒、なんかは、シーンを選ばず使いやすそうです。
カラー名の付け方に、拘り(工夫?)を感じます。可愛い感じに寄せているんですかね。「サクラピンク」とか「ショコラブラン」とか、いい感じだと思います。
詳しく見ていきます。
パッケージはシンプルなデザインです。「Milky Color Multi Paint」の文字には、手描き風のフォントが使われていて、優しい雰囲気もあります。
「Everyone can easily enjoy painting with it.」というのは、キャッチコピーですかね。「誰でも簡単にペイントを楽しむことができます。」という意味らしいです(グーグル翻訳より、便利です・・・)。
ボトルは細長い形状です。緩やかな丸みがあって、手にフィットする感じがあります。持ちやすいです。
丸枠の部分は、塗布後の色見本です。なんとなくの発色の雰囲気を掴むことが出来ます。親切設計だと思います。
用途、使用方法、手入れ方法、取扱い上の注意の紹介です。
赤文字は「要注意」のポイントです。「本品は飲み物ではありません。誤って飲まないように注意してください。」とか、そういった部分が目立つように装飾されています。
一通りチェックしたので次に進みます。
キャップには滑り止めのギザギザが付いていて回しやすいです。
外すと中はこんな感じになっています。白色のビニールで密封されています。厳重です。
端から捲ってビニールを剥がしました。接着は弱かったので、それほど力は必要ありませんでした。
液の質感やニュアンスを確認したいので、紙コップに移し替えます。
移し替えました。バニラホワイトです。
紙コップと色が似ていて見づらいですね。透明の塗料カップを使えばよかったかもしれません。
水性という事で、嫌なニオイはほとんどありません。鼻を近づけて、微かに感じる程度です。室内での作業に向いていると思います。
他のカラーも紙コップに移します。
リネンベージュです。
マイルドグレーです。このカラーだけ、やけに水っぽいです(開封前にしっかり振りました)。よくわかりません・・・。
サクラピンクです。
ブリックレッドです。
ショコラブラウンです。
スモーキーアクアです。
セラドングリーンです。
「セラドンって何だろう」と思って調べてみました。
色名の一つ。西洋の人々から見た青磁の色。ややくすんだ薄い青緑のこと。
という事みたいです。いまいちピンと来ていませんが、色の名前なんですね。
アーミーグリーンです。少し零してしまいました・・・。
インクブラックです。
全て移し終わりました。
どれも、パッケージに記載されたサンプルカラーより、薄くくすんだ様な印象があります(蛍光灯の真下なので、その影響もあるかもしれません)。
発色は良さそうなので、使ってみるのが楽しみです(2回目)。
そうそう、10個の塗料の内、3個の塗料の摘まみが千切れてしまいました。剥がし方が悪かったという事はないと思うので、摘まみの強度がなかったんだと思います。
カッターでフチをくり抜きました(ちょっと雑ですが・・・)。
刃が汚れてしまいました。放って置くとサビてしまいそうなので、綺麗に水洗いをした後カラ拭きで水分を拭きとりました。
色見本制作の下準備
色見本作りに使う木材は、セリアの木板です。天然木(桐)。寸法は45×15×0.9cm。MADE IN CHINAです。
材質によって風合いも変わってくるだろうし、何を使うか迷っていたのですが、キャンドゥの水性ニス色見本を作った時と、同じものを使って検証する事にしました。
セリア木材の詳しいレビューは「セリア「木材」のサイズと種類、DIYのアイデア実例を紹介します。」に載せています。サイズや種類に加えて、使い勝手やリメイク方法なども紹介しています。良かったらチェックしてみて下さいね。
何かの材料にするときは、反りや捻じれがないかチェックをしてから購入するのですが、今回は、一番上にある板をノーチェックで取ってきました。
「色見本用だし、多少状態が悪くてもいいかな」という感覚です。
家に持ち帰ってから確認したら、歪みもなく綺麗な状態でした。DIYの素材としても普通に使えそうな感じです。
ラベルシールを剥がします。最近は、接着跡が残らないタイプも多いです。シール跡を除去するのって意外と面倒だったので嬉しいです。
紙やすり(240番)で表面を整えます。ざらざら毛羽立っている部分や汚れている部分を修正しますよ。
マスキングテープで養成しました。差し金で長さを測って、キッチリ10等分しています。
キャンドゥのペンキ色見本として、何度も見返すことになると思います。
残念クオリティだと、後々後悔しそうなので、それなりの出来栄えで完成させる「予定」です。
食器洗用のスポンジを刷毛代わりにします。細かく切り分けて、ネットを取り外せば普通に使うことが出来ます。
YouTubeのDIY動画でやっているのを見つけて、マネしてみたテクニックなのですが、刷毛を使うより経済的で後片付けも楽です。
使い捨てのビニール手袋を装着します。
「手にぴったりフィットして素肌感覚」というキャッチコピーで100枚入り600円。カインズホームのPB(プライベートブランド)商品です。
これを導入してから、塗装の工程がだいぶ楽になりました。手放せない存在です。
着けながらスマホを操作する事ができます。ブログ用の写真を撮るのが楽チンです。
スポンジに塗料を含ませてから塗っていきます(弾力があって、ちょっと取り過ぎたかもしれません)。
床が汚れないように、ゴミ袋とブルーシートを敷いています。これで準備万端です。それでは、カラーリングスタートです。
キャンドゥの水性塗料(ペンキ)色見本作り
バニラホワイトです。真っ白ではなく、少しグレーが混ざったようなカラーです。自然で優しい発色なので、インテリアにも使いやすいと思います。
リネンベージュです。アイボリーにも似た発色です。落ち着いた色味だと思います。ソフトなイメージで柔らかさがあります。
マイルドグレーです。
紙コップに移す時も書きましたが、このカラーだけ水っぽいです。染み込ませて着色する、ステイン系のような感触があります。
色の乗りは悪いです。薄くてなんとも言えない感じです。たまたまハズレを引いた可能性もあります。
ブリックレッドです。赤っぽいオレンジです。存在感の強いカラーなので、使い所が難しそうです。上手く活かせれば、効果的な色だと思いますが、自分には難しそうです。
ショコラブラウンです。重厚感があります。赤味の強いダークブラウンという感じだと思います。深い色味なので、高級感を出すこともできそうです。
スモーキーアクアです。爽やかで軽い感じの色味です。清潔感もあると思います。流行りの北欧インテリアにも合いそうです。
セラドングリーンです。くすんだ青緑の「セラドン」ですね。明るくて綺麗な発色だと思います。他の色に比べて、下地が透け気味な気がします。重ね塗り必須ですかね。
アーミーグリーンです。白味がかった緑色。カーキっぽい印象もあります。落ち着いた発色で、大人っぽいイメージです。上質な雰囲気なども作りやすいと思います。
インクブラックです。重々しい発色。「ソフトなツヤ有り」という事ですが、ツヤ感はあまり感じません。
黒は使いやすいカラーなので(ウチのインテリアとも合います)、活躍する機会も多そうです。
「重ね塗りする場合は、2時間(冬季は6時間)以上置いてからにしてください。」とラベルに記載がありました。
ぼーっと待つには少し長いです。ドライヤーの温風を当てて、乾燥を早める時短テクニックで乗り切ります。
指で直接触れても、色が移ることはありません。乾きました。
重ね塗りした時の色味も確認したいので、板の下半分を2度塗りします。難しい作業ではないので、サクっと終わらせてしまいます。
重ね塗りをしてから、ドライヤーを当てて乾燥まで終わらせました。
養成テープを剥がせば完成です。ペリペリっと剥がしていく感覚が、個人的に好きだったりします。
キャンドゥ水性塗料(ペンキ)の色見本が完成しました。上手く作れたと思います。
カラーの並びです。
- バニラホワイト
- リネンベージュ
- マイルドグレー
- サクラピンク
- ブリックレッド
- ショコラブラウン
- スモーキーアクア
- セラドングリーン
- アーミーグリーン
- インクブラック
発色は綺麗です。全体的に、白くくすんだ様な雰囲気があります。可愛らしくて優しいイメージもあると思います。重ね塗りをすると、ツヤ感が増します。
色味のクセは少ないです。ちょっとした塗装に選びやすいペンキだと思います。部屋のインテリアともマッチさせやすそうです。
塗布に関してです。ノビが良くて塗り易いです。スポンジでパっと塗っただけですが、色ムラや刷毛(スポンジ)跡は出来ていません。初心者にも扱い易い塗料だと思います。
少し前に作った、キャンドゥの水性ニス色見本(透明、乳白(半透明)、ライトオーク、メープル、ウォールナット)と並べてみました。「キャンドゥ「水性ニス」全5色を買ったよ。色見本と比較、おすすめレビュー【100均】」です。
なんだかいい感じです。眺めているとニヤニヤできます。塗装の工程も捗りそうです。
セリアのペンキ色見本(写真上)と並べてみました。「セリアの「水性塗料(ペンキ)」全5色を買ったよ。色見本と比較、おすすめレビュー【100均】」です。
1度塗りの発色は良く似ています。青と緑のカラーは、ほとんど差がないように見えます。
重ね塗りをすると、キャンドゥの塗料にはツヤが出るので、セリアのペンキとはテイストが変わってきます。
この微妙な差をDIYに活かせたらいいのですが、なかなか難しそうです。
ダイソーのペンキ色見本(写真上)と並べてみました。「ダイソーのペンキ「ミルクペイント(水性塗料)」を全7色買ったよ。色見本と比較、おすすめレビュー【100均】」です。
色味にだいぶ違いがあります。ダイソーのペンキは濃くはっきり色が付いています。キャンドゥのペンキは薄くぼんやり色が付いています。
これだけ違いがあると、色選びも楽しそうです。
100均塗料の色見本作りが趣味に?(追記:2021年7月24日)
100円均一で塗料を見つけるたび、全てのカラーを買い集めて、色見本を作っています(2021年7月24日現在、10種類の色見本があります。ダイソー、セリア、キャンドゥなど)。
ただ安いだけではなく、普段のDIYでも使えるぐらいの「イカす塗料」も多いです。なかなか楽しくて、100均塗料の収集がちょっとした趣味(?)のようになっています。
気になった方は「100均の塗料(ペンキ、ニス)まとめ)」を覗いてみて下さい。色見本の紹介だけではなく、100均塗料を使ったDIYアイデアの紹介もしていますよ。
さいごに
キャンドゥ水性塗料(ペンキ)の色見本を作りました。
本文でも書きましたが、発色は良いと思います。ノビが良くて塗り易いです。ちょっとした雑貨に着色する時など、使う機会はありそうです。良い商品だと思います。
ただ、開封する時に摘まみが千切れてしまったり、何故か、マイルドグレーのカラーだけ水っぽかったり、微妙だなと思うポイントもいくつかありました。今回買った塗料がなくなったら、リピートはしないと思います・・・。
新しく塗料を買ったり、DIY工具を試してみたら、このブログで報告しようと思います。よかったら、また遊びに来てくださいね。それでは、最後までありがとうございました。