集成材で収納棚を作ってみるdiy【間仕切りにも】

DIY・リメイク

集成材を使って大きめの収納棚を作ります。

使い勝手を重視しながら、デザイン性も良く出来たらいいなと思います。収納力を上げながらオシャレに飾れる、みたいなのがベストです。

リビングの間仕切りとしての利用も考えていますが、それはたいして重要な用途ではないので、ダメならダメでいいかと思っています。使えたらラッキーぐらいの感覚です。

制作中に掴んだコツやテクニックは紹介していこうと思います。収納棚の作り方が気になっている方は、ぜひ、参考にしてみてください。

関連記事>>>【DIY】無印スタッキングシェルフ風の棚を手作りするよ。2段式で寝室収納に

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棚の設計図を作る

設計図を作りました。ラクガキ並のクオリティに見えるかもしれませんが、全力で書いています。

デザインは、背板を付けないオープンタイプにしました。大きなサイズの棚になるので、少しでも存在感を減らしたいという思いからです。裏の理由として(?)背板を付けるのが大変、というのもあったりします。

カラーは、ナチュラル系を予定しています。パインの集成材を使うつもりなので、ワトコオイルでしっとり仕上げにしようかと計画中です。「【収納作り】キッチンカウンターに棚を作るDIY。ぴったりサイズでおしゃれにしたい」のようなイメージです。

点線で描いている仕切り板はどうしようか悩み中です。取り付けたほうが構造的には強くなるのですが、無い方がすっきりシンプルになります。作りながら考えてみます。

右下にあるのは木取り図です。

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カインズホームにラックの材料を買いに行く

カインズホームにやってきました。DIYの材料を調達する時は、いつもココを利用しています。近場に大型のホームセンターがあると本当に便利です。

夕方から雨、という予報だったきがするので、サクっと買ってサクっと帰ろうと思います。

資材館のコーナーです。パインの集成材売り場にやってきました。

何を買うかは予め決めてきたので、目的の材料をカートに積んでレジに向かいます。

パイン集成材(加工性が良く、棚板や家具の作成等に幅広く使える。)サイズ(約)長さ1,820×幅250mm。厚み18mm。ホルムアルデヒド放散量等級F☆☆☆☆。税込2,780円。

【SU】パイン集成材 1820×250×18mm

お会計を済ませました。

ポイントカードを作り替えた特典として軍手を貰いました。たぶん安い奴だと思うんですけど、ウチにある軍手はどれも薄汚れたものばかりで新品は無かったはずです。丁度よかった、ラッキーです。

続いて、カットサービスを利用します。待ち時間もわずかで、ピッタリのサイズに仕上げてもらえます。後片付けの手間もありません。このサービスがなかったら、ここまでDIYにハマる事はなかったように思います。

設計図を見ながらオーダー表に記入します。書き写すだけなので簡単。

切り分け中です。近くにある端材コーナーでも散策しながら時間をつぶします。

終わりました。7カットでお会計は350円でした。

サランラップみたいな透明のビニールで一纏めにしてもらったので持ち運びが簡単です。やってくれる時とやってくれない時があるのですが、なにかあるのでしょうか。

帰ります。

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大きめの棚作りに使う材料

帰宅しました。揃えた木材のサイズは以下です。

  • 815×250×18mm(2枚)
  • 778×250×18mm(3枚)
  • 380×250×18mm(1枚)

簡単にチェックしてみます。

板の表面です。集成材ということで、さまざまな木目が混ざり合っています。太い筋が入ったようなもの、柔らかい山形のもの、シワが寄ったようなものなど、種類に富んでいます。

切断面です。ささくれや毛羽立ちなどはほとんどありません。研磨の作業はそれほど頑張らなくても平気そうです。

長さの最終チェックをします。切り分けサービスを利用して、2mm以上の誤差があった事はないのですが、念のためです。

使うメジャーは「100均ダイソーの工具(スモーキーシリーズ)を”ほぼ全種類”揃えてみました【レビュー】」で入手したミニグリップメジャー(1m)です。コンパクトで丸みのあるデザインが特徴です。滑り止めもついていて使いやすい。

ぴったりのジャストサイズでした。

大きめの棚を手作りする(作り方)

「研磨→組み立て→塗装」という手順です。

何度もやったことのある作業ばかりなので、苦戦することはないと思います。それほど時間もかからず、スムーズに完成する予定です。

研磨

サンドペーパーを使って研磨します。二重折りにして耐久力を上げてから、軽く押さえて往復させます。コツというほどではありませんが、こうすると作業が捗ります。

大きな家具作りの時は、サンディングの工程が大変です。「【DIY】おしゃれなローテーブルを簡単シンプルに1×4(ワンバイフォー)材で作ってみよう【作り方】」の時とか辞めたかったです・・・。

今回も似たような量なるので頑張らないといけません。

一気に終らせてしまいました。掛かった時間は40分ほどです。なかなか大変な作業でした。明日は筋肉痛かもしれません。

角を丸めすぎると、柔らかい印象が生まれてしまいます。スタイリッシュな雰囲気も欲しかったので、必要以上には削らず、指で触っても引っ掛からないぐらいのちょっとした丸みで仕上げました。

研磨後の木材は手触りが良くていいです。ツルツルしていて気持ちがいい。頑張った甲斐がありました。

まだ削った木の粉が付着しているので、濡れたキッチンペーパーで水拭きをします。しっかり払っておかないと塗装の時に大変なので、その後、乾拭きまでやるつもりです。たいした作業ではないので、写真はスキップしてしまいますね。

組み立て

コーナークランプを使います。

今までは、直角を作ることに苦労していたのですが、コレを導入してからはかなり楽になりました。便利過ぎて手離せません。

固定しました。向きが違っているのでややこしいのですが、側板に天板と底板を取り付けている形です。

途中でズレて狂いが生じないよう、ハンドルをきつめに締めています。やりすぎると木材がミシっと潰れてしまうので、気を付ける必要がありますが・・・(経験済み)。

曲尺とえんぴつを使って、穴開けポイントに印を付けていきます。玄人っぽく言うと、墨付けという作業です。

印付けが終わりました。木ねじで留めていきます。

ZENKEの電動ドライバーを使います。安いから、という理由で購入した工具ですが、日々のDIYで大活躍しています。「これから木工を始めよう」という方は、真っ先に買うべきアイテムだと思います。

ZENKEについての使用感は「【レビュー】初めての電動ドライバーは「ZENKE」にしたよ!安くて初心者におすすめの工具だと思う」で紹介しています。チープで使い勝手の悪いポイントもいくつかあるのですが、そんな話も載せているので是非。

ダボ穴あけ用のビットを取り付けました。大西工業から発売している「木工用6角軸ダボ推」という商品です。

深さに達するとストッパーがドリルの先進を止め、余分な回転時間をとらずバッテリーに優しい。なんて特徴があるのですが、有用性についてはイマイチわかっていません。

えんぴつで付けた印にビットの先端を合わせたらスイッチオンです。ぎゅいーん。

それほど力を加えなくても、掘り進むことができます。買ったばかりという事もあって、切れ味がいいんだと思います。スムーズ。音も静かです。

キレイに開きました。深さは7mmほどを意識していますが、測っているわけではないので適当だったりします。ダボが差さればオッケーなので、ある程度いい加減でも問題はないと思います。

穴あけ作業が終わりました。計算したので等間隔になっているはずです。

ドリルビットを取り付けました。ZENKEの電動ドライバーセットに付属していたものです。一番細いタイプ。下穴を開けます。

スイッチを入れます。ぎゅいーん。

奇麗に開きました。

下穴作業が終わりました。

延長棒付きのプラスビットを取り付けました。これもZENKEの電動ドライバーセットに付属していたものです。基本となるアイテムが全て付属しているのは初心者にはありがたいです。

木ねじは、55mmのスリムビスを使います。カインズホームのPB商品(おそらく)で、大容量激安でした。人気があるようで、売り切れている事も多いです。

スイッチを入れます。ぎゅいーん。

事前に下穴を空けているので、曲がることもなく垂直にビスが入っていきます。木材の割れなどもありません。いい感じです。

バッチリです(木粉を払ってから撮影すればよかった・・・)。

斜めからです。木ねじは穴の中にすっぽり隠れています。ダボを差し込む隙間もしっかり確保できています。

ビス差し作業が終わりました。

逆サイドも同じ要領で作業をしました。コーナークランプを取り外したら終わりです。

ダボ埋めの作業は最後にまとめてやろうと思います。そのほうが効率的になるはずです。

続いて、反対側の側板と中央の棚板を取り付けるわけですが、先程とまったく同じ手順が続くだけなので、途中の写真はスキップしてしまおうと思います。

終わりです。設計図紹介の時に

点線で描いている仕切り板はどうしようか悩み中です。取り付けたほうが構造的には強くなるのですが、無い方がすっきりシンプルになります。作りながら考えてみます。

なんてことを書きましたが、取り付けることにしました。

さて、ダボ埋めの作業に移ります。26か所をやらないといけません。

木ダボ(埋木)は8mm対応のものを使います。アマゾンで何となく購入したノーブランドのものです。最近のDIYではよく活躍しています。

木工用ボンド(速乾)を穴に垂らします。側面に塗り付ける感じでやると上手くいきやすいみたいです。

木ダボを差します。

ハンマーで叩いて奥まで押し込む所まで終わらせました。叩くたびにカンカン響くような音が鳴りました。煩いです。タオルでくるんで防音しながら作業を進めます。

ライフソークラフト145を使います。アサリのないダボ切り向けの鋸です。可愛らしいピンクのパッケージや半透明のハンドルから、若干、玩具のようなチープ感を感じるのですが、使い勝手は一級品だと思います。

ぐにゃっと刃が曲がるのが特徴です。初めは「折れるんじゃないか」なんて思っていたのですが、結構派手に曲げても問題が起こったことはないです。棚板にピタっと貼り付けながら切ることができるので、ダボの出っ張りをキレイに切断することができます。

スパっと切れました。かかった時間は5秒ほどです。

棚板の2か所が終わりました。

このあとサンドペーパーで軽く磨いたら次の個所に移ります。まったく同じ手順が続くだけなので、途中の写真はスキップしてしまおうと思います。

終わりです。ソレっぽくは仕上がっているかと思います。

塗装

ワトコオイルのナチュラルを使います。棚は優しく柔らかい雰囲気に仕上げたいので、ピッタリの塗料だと思います。

ちなみに、「【DIY】コの字ラックを手作り。無印風シェルフの収納力倍増計画」や「【DIY】無印スタッキングシェルフ風の棚を手作りするよ。2段式で寝室収納に」でも使っている塗料です。最近のDIYでは登場頻度が高めです。

塗料カップに移し替えました。普段は紙コップだったりの適当(?)なものを使っているのですけど、今回は塗布面積も広く大変な作業になりそうだったので、しっかりしたものを準備しておきました。

薄っすら茶色味掛かった液体です。黄色っぽい雰囲気もあります。灯油のようにサラっとした質感です。ややキツめのニオイがあります。嫌な感じではありませんが、気になるといえば気になります。

それでは塗っていきます。

木目の方向に沿って薄く塗り広げる感じで作業します。

夢中で色塗りをしていたら、途中の写真を撮るのを忘れてしまいました。完成です。作業時間は15分ほどでした。

近くで見るとこんな感じになっています。

ワトコオイルのナチュラルは、色が付くというより濡れてしっとりする、という仕上がりになります。柔らかくて明るい雰囲気があります。

このぐらいの色見が好みなので、重ね塗りは省いてしまおうと思います。幸いなことに(?)、ムラなどはできていないようなので、仕上がりには影響がないはずです。400番の耐水ペーパーを用意してあるので、ウエット研磨だけあとでやっておきます。

収納棚が完成

ナチュラルで優しい雰囲気に仕上がりました。素朴な感じも出ているのかなと思います。

背板のないオープンラックなので存在感は控えめです。どこにでもマッチするようなデザインなので、棚自体も無難に飾りやすいと思います。間仕切りとしても機能するはずです。全体的にシンプルな形状なので、長く使っても飽きはこなそうです。

棚にグラつきやガタつきはありません。安定しています。この辺りにトラブルが出てしまうと、家具としては致命的な欠陥となってしまうので、上手く作ることができて良かったです。

軽く体重をかけても、軋んだりする事はありません。強度に問題はなさそうです。耐荷重は10kgぐらいかな、という気がしています。完全に勘なので自信はありません。

上の棚です。仕切りがないので広く使うことができます。長方形です。

下の段です。正方形が2つです。

正面からです。

上段です。

下段です。

【DIY】コの字ラックを手作り。無印風シェルフの収納力倍増計画」で作ったコの字ラックを持ってきました。別の収納棚用に作ったものですが、今回の収納棚にも使い回すことができます。試しにセットしてみます。

上段に1つ。

下段に1つ。

このコの字ラックはミディアムウォルナットの塗料を使っているので、少し色が濃く仕上がっています。パっと見た感じでは、ナチュラルの色ともマッチしているように思います。違和感などはないはずです。

こんな感じになりました。収納力アップ。雑貨のディスプレイなんかも楽しめそうです。

正面からです。

さいごに

間仕切りにもなる大き目の棚を自作してみました。

時間と手間は掛かりましたが、使い勝手とデザイン性を兼ね備えた仕上がりになったかなと思います。大満足です(毎回このまとめ方を使っている気がします、コメントのバリエーションを増やさなくては)。

しばらく経ったら使用感のレビューなども書いてみたいと思います。この記事に追記していくつもりです。よかったら、またブログに遊びに来てください。それでは、最後までありがとうございました。