ずっと気になっていたダイソーの「ラッカースプレー」を全色揃えてみようと思います。どんな発色で、どんな使い勝手なのか楽しみです。
試し塗りをしながら、色見本(サンプル)を作ってみます。それぞれのカラーを比較しながら、レビューなどもしてみるつもりです。
DIYブログを2年やっておきながら、スプレー塗装の経験はほとんどありません(記事にしたのは1回のみです)。カラースプレーの基本的な使い方などは勉強しながら進めていくつもりです。なので、少し長めの記事になると思います。結果だけ気になる方は、目次からジャンプしてください。
関連記事>>>【白黒金銀】ダイソー「ラッカースプレー(油性ツヤなし)」を全色購入。色見本と比較、おすすめレビュー【100均】
ラッカースプレーの売り場
工具用品の売り場です。養生テープ、工具箱、ウッドパテ、ローラーなどが並んでいます。「100均ダイソーの工具(スモーキーシリーズ)を”ほぼ全種類”揃えてみました【レビュー】」や「100均ダイソーの「軍手」を全部買ってみます。子供用など【8種類】」も近くにありました。安全メガネなんかも置いてあります。すごい品揃えです。ちょっとしたDIYの材料なら、100円均一で十分に揃えることが出来そうです。
お目当てのラッカースプレーがありました。
今日は、ツヤなしとツヤありの両方を揃えるつもりでしたが、商品棚をチェックした所、ツヤなしの方は2色しか在庫がありませんでした。売り切れてしまったのでしょうか。2色だけを購入しても何だか微妙(?)な気がするので、ツヤなしの方は別の機会に揃えようと思います。
ラッカースプレーのツヤありを買い物カゴに詰め込みました。
スプレーのほかにデザインボードも入っています。買う予定はまったくなかったのに、「たまたま見つけて気になったから」という理由でフルセット購入する事になりました(オカネガ・・・)。
使い道などはまったく考えていませんが、ちょっとした収納に便利そうです。見た目もシンプルでオシャレ。そんな話は「ダイソーのデザインボード(有孔ボード)と専用フックを”ほぼ全種類”購入しました【レビュー】」で紹介しています。
レジでお会計を済ませて帰ります。エコバッグは持ってきたけどデザインボードがかさばります。頑張っても入りきりそうにないので、Lサイズの袋を7円で購入です。
ダイソーのラッカースプレー(油性ツヤあり)を全部買ってみた
持ち帰りました。なんだか、大人買い気分で気持ちが良かったです(ダメな感覚)。
購入したカラーの紹介です。
- クリアー
- ホワイト
- ベージュ
- アイボリー
- ブルー
- レッド
- ブラウン
- グレー
ブラックだけは在庫がありませんでした。人気があるみたいです。残念。見つけ次第購入して追記する予定です。
詳しく見ていきますね。
パッケージのデザインはシンプルです。塗料らしく硬派(?)な感じもあります。どの容器も中身の色を模したカラーが基調になっています。
ボトルは丸形で細長い形状です。なめらかで手にフィットする感じがあります。持ちやすいです。
ラッカースプレー(ツヤあり油性)の基本情報です。
- 種類:合成樹脂塗料
- 成分:ニトロセルロース、合成樹脂(アルキド樹脂)、顔料、有機溶剤
- 塗り面積:0.2~0.35平方メートル(2回塗り)
- 乾燥時間:夏約40~50分、冬約1~2時間
- 用途:木工品・鉄製品・プラスチックに
メイドインチャイナ。発売元は株式会社大創産業です。
取扱い上の注意と使用方法があります。ラッカースプレーはほとんど使ったことが無いので、使用方法だけはしっかり確認しておきます。
- 塗る面のゴミや油分を取ってキレイに
- 容器を上下に振りよく混ぜる(30秒が目安)
- 塗る面と噴射口は10cm~20cmの間隔
- 塗る面と平行に動かす。薄く塗り重ねる感じ
パッケージの使用方法があまりにも長すぎたので、重要だと思われる部分を簡単に抜き出しました。
警告と救急処置があります。火気と高温に注意、火気厳禁という記載は、赤色で目立つようにマークされています。普段使っている液体塗料に比べると、カラースプレーは守るべき約束事が多いです。
塗れる物と塗れない物の記載があります。
【塗れる物】
鉄、木、コンクリート、スレート、アルミ、プラスチック(ABC、アクリル、硬質塩化ビニル)
【塗れない物】
右記以外の発泡スチロールを含むプラスチックと自動車の補修、玩具、新しいコンクリート、モルタル、革、合成皮革、樹脂コーティングされた物等、食品に直接触れるもの
塗れる物にコンクリートがあって、塗れない物に新しいコンクリートがあります。不思議です。理由が気になって調べてみたのですが、それらしい答えは見つけることができませんでした。
キャップです。ツルっとした感じになっています。
蓋のカラーは中身を模した色になっています。引き出しやカゴにしまっていても、上から見ただけで、どれがどの色なのかを一発で見分けることができます。親切設計です。
試し塗りをする前に、ちょっとだけキャップを開けてみました。噴射口は赤色になっています。構えた時にノズルの向きがわかりやすい仕様です。
裏側です。指を掛ける部分には凹みがあります。
色見本制作の下準備
用意したのはダイソーのブロックです。立方体や直方体など形の種類が多く、サイズのバリエーションも豊富な木材です。今回は立方体(30×30×30mm)を使います。
木製ブロックの詳細は「ダイソー「木材」のサイズと種類(板材、角棒、丸棒、ブロック、MDF材)を紹介します。」にまとめています。気になった方は、ぜひ覗いてみて下さい。
手のひらサイズ。コロっとした感じで可愛いです。桐なので軽く柔らか。ソフトな質感があります。
紙やすり(240番)で表面を整えます。木目に沿って往復させて、ツルツルと手触りがよくなるまで磨いていきます。汚れている箇所もあるので、一緒に削り落とします。
バリや毛羽立ちなんかも除去しました。これで木製ブロックの準備は終わりです。あとの準備はパパっとしてしまいます。
賃貸のアパートに住んでいるので、自宅にスプレーをする環境がありません。外に出て作業します。
持っていくアイテムは以下です。
- ラッカースプレー(ツヤあり油性)8色
- 木製ブロック
- 軍手
- キッチンペーパー
- マスキングテープ
- ビニール袋
- ゴミ袋(地面保護用)
- ダンボール
これだけあれば十分なはずです。それでは移動します。
ダイソーラッカースプレー(油性ツヤあり)の色見本作り
到着しました。「【リメイク】スチールラックをアイアン風に塗装するよ。ミッチャクロン(プライマー)を初めて使う」の時と同じ場所です。
今日はカラっと晴れて天気がいいです。風もほとんどありません。絶好のスプレー日和(?)に感じます。
塗装の準備まで終わらせています。左側ダンボールの中で吹き付けて、右側のダンボールの上で乾燥させるという作戦です。
何となくグレーを手に取りました。やっていきます。
使用方法には「スプレーと対象の距離を10~20cm取る」とありました。その通りの距離を維持しながら吹き付けてみます。
薄っすらと色が付きました。塗る面と平行に移動させながら複数回重ねるのがコツらしいです。基本に忠実にいきます。
良い感じで色が付きました。今まで液体の塗料ばかり使っていたので、プシューっと噴射する感覚が何だか楽しいです。続きをやっていきます。
調子に乗っていたら失敗しました。
吹き付ける位置が近過ぎたせいで、水溜りのようになってしまいました。ダンボールからも滴り落ちています。念の為、ビニール袋で地面を保護しておいて良かったです。
一応、ブロックの方は問題なく塗装できているように見えます。色見本はある程度のクオリティで完成させないと、後々見返した時にガッカリしてしまうので(経験有)、何とか丁寧な仕上がりで完成させたいです。
吹き付ける距離に注意しながら残りをやってしまいます。
終わりました。いろんな事に気を使いながら作業をしていたら、思っていたより時間が掛かってしまいました。正確には測っていませんでしたが、塗装を開始してから25分以上は経っています。テキパキ熟せれば、10分もかからない作業量だったと思います。
ラッカースプレーは油性という事で、キツめのニオイが残っています。鼻を突くような感じです。この場所でしばらく風に当ててから、自宅に持って帰ろうと思います。
ウチに持ち帰ってから1時間ほど乾かしました。指で直接触れても色が移ることはありません(独特のニオイはまだ若干残っています)。
ダイソーのラッカースプレー(ツヤあり油性)色見本が完成
ダイソー「ラッカースプレー(ツヤあり油性)」の色見本が完成しました。
カラーの並びです。
- クリアー
- ホワイト
- ベージュ
- アイボリー
- ブルー
- レッド
- ブラウン
- グレー
100円という安価な商品ですが、色味自体はキレイです。値段を考えるといい仕事をすると思います。
全体的に色の付き方は薄っすらという感じです(腕が未熟で薄くなってしまった箇所もあります・・・)。しっかりと発色させたい場合は、重ねる回数を増やした方がいいと思います。
ツヤありという事ですが、光沢感はそれほど感じません。セミグロスとか半ツヤとか、それぐらいのレベルに見えます。もしかしたら、表面にザラつきのある木材ではなく、滑らかなプラスチックなどに塗れば、また違った見え方をしてくるのかもしれません。
横からです。
色味がわかりやすいように、一つずつ写してみます。
クリアーです。
見た目の変化はほとんどありません。うっすらと透明の膜が張った感じです。濡れたような質感もあります。
ホワイトです。
白といっても色々な系統がありますが、ラッカースプレーの白は、混じり気の無い純白という感じです。
一部、下地の茶色が透けているのは、吹き付け技術の問題です。失敗しました・・・。
アイボリーです。
ベージュです。
ブルーです。
レッドです。
蛍光っぽい鮮やかさがあります。派手で目につきます。
ブラウンです。
グレーです。
追記です(2020年12月15日)。ブラックのツヤありカラーを見つけたので購入しました。
今までに作ってきた100均塗料の色見本を持ってきました。「普通の水性塗料と比べて発色や色味に違いはあるのか」という事で、簡単な比較をしてみます。
100均の塗料については「100均の塗料(ペンキ、ニス)まとめ」の記事にまとめています。ダイソー、キャンドゥ、セリアが中心です。実際に塗料を使ったDIYアイデア、リメイク作品なども公開しています。なかなかボリュームのある記事となっています。気になった方はチェックしてみてください。
まず初めに「ダイソーのペンキ「ミルクペイント(水性塗料)」を全7色買ったよ。色見本と比較、おすすめレビュー【100均】」で作った色見本です。
ベージュとナチュラルベージュです。
レッドとスモーキーレッドです。ラッカースプレーには蛍光っぽい雰囲気もあるので、マットなミルクペイントと比べると、色の鮮やかさがまったく違っているように感じます。濃い色だと特に違いが分かり易いです。
ブルーとスモーキーブルーです。レッドの時と似たような違いがあります。
続いて「ダイソーの「水性ニス」全5色を買ったよ。色見本と比較、おすすめレビュー【100均】」を持ってきました。雑な仕上がりが気に入らなくて、最近作り直した色見本です。
色見本の製作工程で、
色見本はある程度のクオリティで完成させないと、後々見返した時にガッカリしてしまうので(経験有)
なんて事を書きましたが、この話はダイソーニスの事でした。雑な仕上がりが気になり続けて、結局1年後に再作成をする事になりました(写真の色見本は作り直し後のものです)。
ブラウンです。チーク(左)とメープル(右)の間に置いてみました。ダイソーの水性ニスは、薄っすらとした淡い仕上がりになるので、ラッカースプレーとは質感がまったく異なっています。
クリアーです。乳白色(半透明)とチーク(右)の間に置いてみました。薄い膜が張ったような濡れたような仕上がり、という点では、乳白色(半透明)と質感が近い気がします。
さいごに「ダイソーの補修用塗料(防カビ・サビ剤配合)を全色購入。色見本と比較、おすすめレビュー【100均】」を持ってきました。右のやつです。
スプレーをしている時に「色の雰囲気が補修用水性塗料に似てるかも」なんて思ったのですが、こうやって並べて観察してみると、たいして似ていませんでした。ちなみに、補修用水性塗料もダイソーの木製ブロックに塗っているので土台の材質は同じです。
ツヤなしのカラーも買ってみました(追記:2021年1月10日)
せっかくなので、ツヤなしのカラーも揃えてみました。ツヤありに比べてカラーバリエーションは少なめです。
カラーの並びです。
- ホワイト
- ブラック
- シルバー
- ゴールド
個別記事では、ツヤありカラーとツヤなしカラーの簡単な色比較や、DIYアイデアの紹介などもしています。気になった方は、ぜひ「【白黒金銀】ダイソー「ラッカースプレー(油性ツヤなし)」を全色購入。色見本と比較、おすすめレビュー【100均】」をチェックしてみて下さい。
ダイソーのラッカースプレーでDIYとリメイク
ダイソーのラッカースプレーを使って、DIYやリメイクをしています。今のところ、「ツヤなし」スプレーを使ったDIYが多めですが、これから、「ツヤあり」スプレーを使ったDIYも徐々に増やしていく予定です。簡単なコメントと共に紹介していきます。
引き出し
引き出しのリメイクです。木製の天板とプラスチックの光沢感が噛み合わなかったのでカラーチェンジをしました。
マットなブラックには重厚感があります。金属っぽい質感もプラスされて、冷たくスタイリッシュな雰囲気も出ているかと思います。ウォールナットの天板とも相性ばっちりです。
正面からです。すっきりした見た目でカッコイイと思います。塗装の工程は大変でしたが満足の仕上がりになりました。
個別記事では塗装の様子以外にも、引き出しそのもののレビュー、取り付け、収納物探しなどを紹介しています。気になった方は、ぜひチェックしてみて下さい。「PCデスクに「後付けの引き出しトレー」を取り付けるよ。リメイクでカラーチェンジまで【DIY】」です。
ティッシュケース
セリアのウッドティッシュケースです。元々は木目調のナチュラルカラーでしたが、ダイソーのラッカースプレーを使ってリメイクしました。
金ぴかティッシュケース。圧倒的な成金感(?)があると思います。
光の当たり方によって印象が変わります。ギラッと鋭い感じも。
個別記事では、ラッカースプレーによるティッシュケースアレンジに加えて、水性塗料(アイアンペイント)や「100均ダイソーの「リメイクシート」を全種類買ってみた【23種類】」を使ったアレンジ方法も紹介しています。気になった方は、ぜひチェックしてみて下さい。「100均セリアの「木製ティッシュケース」をリメイク。吹く塗る貼るで金黒白」です。
有孔ボード
ダイソーの木製デザインボードというアイテムです。穴あきボードや有孔ボードなどとも呼ばれています。買ったはいいものの、イマイチ有効な使い道が思い浮かばなかったので、大胆に(?)アレンジしてみました(色を塗っただけですが・・・)
フック系のパーツをゴールドのカラーで色付けしています。上品で高級感のある見た目になったと思います。塗装前はシルバーのカラーだったのですが、それより、全体的に質感が良くなりました。
詳細が気になった方は「有孔ボードを塗装してオシャレにリメイク【100均】」を覗いてみて下さい。ビフォーアフター写真なんかも載せていますよ。
パンチングボードとフック(追記:2021年4月15日)
ダイソーのパンチングボードです。穴あきボードや有孔ボードなどとも呼ばれています。「ダイソー「パンチングボード」とフック収納ホルダーを”ほぼ全種類”購入しました【レビュー】」です。
ちなみに、1つ前に紹介したデザインボードは木製、こちらのパンチングボードはプラスチックの樹脂製となっています。
ボード本体に加えて、フック、収納箱(カップ型)、平面棚も塗装してみました。ベースカラーはマットブラックです。遊び心を出そうと思って、いくつかのパーツをゴールドで塗装しています。ソレっぽいアクセントにはなっているかと思います。
詳細は「プラスチック塗装。パンチングボードを黒と金でオシャレにアレンジ」で紹介しています。ドアフックを裏表逆に塗装した失敗談(?)なども載っています。気になった方はチェックしてみて下さい。
安い扇風機(追記:2021年8月7日)
100均のハンディ扇風機(アニマルシリーズ)です。上部には耳のような突起。その横にはリボン。ハローキティを連想させる形です。「100均ダイソーの「扇風機(ハンディファン)」を7種類買いました【2021年】」に詳しいレビューがあります。
ダイソーのラッカースプレーを使ってアレンジしました。マットブラックとゴールドカラーを使っています。派手やかなツートンカラーです。
黒で塗装したパーツは以下です。
- 本体の前カバーと後ろカバー
- LEDライトの固定パーツ
金で塗装したパーツは以下です。
- 羽根
- 電源スイッチ
- リボン
自分で作ったとは思えないような完成度だなあ、というのが感想です(一部、塗装の雑な部分もあるのですが、手間がかかった分愛着も湧いていてノーカウントとなっています!)。上手くいったリメイクでした。「安い扇風機を塗装してリメイク。おしゃれにアレンジしたい【100均diy】」で紹介しています。
さいごに
ダイソーのラッカースプレー(油性ツヤあり)色見本を作ってみました。
スプレー塗装に不慣れという事もあって、仕上がりが一部微妙な感じになってしまったのが心残りです。下地が透けていたりムラが出来ていたり、今後色見本を見返した時にガッカリする事もありそうです。いつかやる気に満ち溢れる瞬間が来たら作り直そうと思います。
新しく塗料を買ったり、塗り直しを行ったら、このブログで報告しようと思います。よかったら、また遊びに来てくださいね。それでは、最後までありがとうございました。