100円均一ダイソーの「ガラスタイル」を使って、コースターを自作します。パソコンデスクでコーヒーを飲む時に使う予定です(今はカップ直置き)。
デザインはオシャレな感じを予定しています。ただ、ダイソーのタイル自体が可愛い作りになっているので、もしかしたら、オシャレより可愛い感じに仕上がるかもしれません。
まあそうなったら、そうなったでもいいかなと思っています。「絶対にオシャレなデザインじゃなきゃ嫌だ」と拘っているわけではありません。ソレっぽく仕上がればいいです。
さて、それでは作業開始です、と行きたい所ですが、今回のDIYはいつもと違います。タイトルにも書いてある通り、「失敗」しています。
コースターの機能自体は備えているのですが、デザインがダサいというか、パッとしないというか、冴えないというか、キタナイ感じになってしまいました。
出来栄え自体はイマイチですが、一応、自分なりにアレコレ試行錯誤はしています。せっかくなので、制作過程をブログに残しておこうと思います。楽しんでもらえたら嬉しいです。
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ずっと「やろうとは思っていた」タイルコースター作り
レシートがありました。ガラスタイル(材料)を買ったのは、2018年10月29日です。作業に取り掛かったのは、2019年4月5日。だいたい5カ月が経っています。
「やろうやろう」とは思っていたのですが、「気分が乗らないな」とか「今日じゃなくても」みたいな感じで、先延ばしにしていました。その結果が5カ月です・・・。ついに重い腰をあげます。
ガラスタイルと一緒に、財布やお菓子(カルパス)を買っていますが、そこはスルーしてください・・・。
タイルコースター作りに使う材料
ダイソーのガラスタイル(GLASS TILE)という商品です。
- ガラスタイル(グリーン系)24個 2cm角
- ガラスタイル(グリーン系)80g 1cm角
- ガラスタイル(モノトーン)80g 1cm角
3種類を用意しました(レシートに載っていないモノトーンは、新しく買い足しいました)。半透明で透き通っています。どれも、鮮やかで可愛いデザインです。
アクセサリーを作ったり、フォトフレームをデコったり、「張り付けるだけで簡単にハンドメイドができる」という事で、人気のある商品みたいです。
ツイッターやインスタグラムでも、手作りした作品を紹介している人が沢山いました。アイデア次第で色々な楽しみ方ができるみたいです。
目地材です。使い切り、タイル目地の補修に、お風呂キッチン、シリコーン補修、防カビ剤入、とのことです。
パッケージの情報量が多くて、イマイチわかっていませんが、コースターに敷き詰めたタイルとタイルの隙間埋めに使います。
読み方は「もくじ」かと思っていましたが、「めじ」が正解みたいです。
モノクロタイルと一緒に購入しました。ダイソーです。
端材ボックスです。コースターの土台に使えそうな木材を探します。使い易そうな「ちょっとした木材」があればラッキーです。
ちなみに、容器として使っているコンテナボックスは「Kumimoku」です。カインズホームのPBで、「インテリアになるデザイン」を意識した商品展開を行っているブランドです。
個人的にこのコンテナボックスは気に入っています。グリーンのカラー以外に、レッド、ブルーも持っています。
取っ手付きで持ち運びがしやすいし、使わないときは畳んでおけるし、機能性抜群です。スモーキーっぽい色味もオシャレでグッドです。
見つけました。ベニヤ板(新品)と角材です。「セリア「木材」のサイズと種類、DIYのアイデア実例を紹介します。」か「ダイソー「木材」のサイズと種類(板材、角棒、丸棒、ブロック、MDF材、木ダボ)を紹介します。」の商品だと思います。
ベニヤ板は「あったら何かに使うだろう」と思って買っておいたものです。あまり覚えていません・・・。
新品ですが、パッと見でわかるぐらい反っています。保管方法が悪かったんだと思います。ただ、切り取って使うので問題なしです。土台の底板に使います。
角材は塗料の汚れが目立ちます。うまく誤魔化す予定です。縁のパーツとして使います。
これらの材料を駆使して、2種類のコースターを作ってみます。
タイルコースターDIY(作り方)
「切り分け→研磨→塗装→組み立て」という手順です。
ガラスタイルの貼り付けと目地材埋め以外は、何度もやった事のある作業ばかりです。苦戦する事はないと思います。
切り分け
差し金と鉛筆を使って、切り分けるポイントに印を付けていきます。
まずはベニヤ板です。「100均ダイソーの「コースター(珪藻土・木製・布・茶托など)」をたくさん購入レポート【14種類】」や「セリアの「コースター」をたくさんレポート【珪藻土・木製・紙】」などの市販コースターは、9cm前後のものが多いです。それに倣ってサイズを取りました。
縁となる角材にも印を付けました。四辺を囲む形で取り付けます。
ライフソー木工175Sを使って、切り分けていきます。ピンクのパッケージが可愛い鋸です(写真には写っていませんが・・・)。
ちょっとした木材の切断には、毎回コレを使っています。初心者にも扱い易くてオススメの一本です。カインズホームで千円でした。
写真だと伝わらないかもしれませんが、かなり曲がっています。ガタガタというかヨレヨレです。切る距離が長いと、だいたいこうなります。
鋸で真っ直ぐに切るって難しいです。ベニヤ板の場合は、切っている最中にグニャグニャ曲がるので、なおさら難しいと感じます。
一枚終わりです。こんな感じになりました。
「目線は、鋸と印(えんぴつ線)が重なるように、真上から覗き込む」みたいな、真っすぐに切るコツは理解しているつもりですが、なかなか上手くはいきません。
もう一枚も切りました。クオリティはあまり変わりません。一応、縁を取り付けるので、ヨレヨレの切断面は隠れる事になります。これでもキット大丈夫だと思います。
縁になるパーツです。一本一本切っていくのは面倒なので、マスキングテープで一纏めにしました。切断中にズレないよう、キツめに固定してあります。
桐は柔らかいのでカット自体は楽です。ベニヤに比べると切る距離も短いので、”ほぼ”真っすぐに切れています。
研磨
コースターは、直接肌に触れる事の多いアイテムです。切断面が捲れていたりすると、ケガに繋がるかもしれません。サンドペーパーを使って、でツルツルになるまで磨いていきます。
磨くとこんな感じです。角を丸めすぎると、縁として組み合わせた時に隙間が出来てしまいます。ピタっと張り付いていた方が、ソレらしい完成形になると思うので、必要以上には削らないよう注意しました。
15分程で全て終了です。切断面に加えて、表面も軽く磨いておきました。手触りがだいぶ良くなりました。
塗装
色塗りをします。使うのは水性ニスです。カラーはライトオークとメープル。100円ショップセリアの商品です。「セリアの「水性ニス」全3色を買ったよ。色見本と比較、おすすめレビュー【100均】」で詳しく紹介しています。
「【【100均DIY】木製「CDラック(収納棚)」を自作するよ。おしゃれな卓上タイプを目指す【作り方】」などで何度か使っていますが、ノビがよくて塗り易いです。発色もいいです。特にメープルの色味は、自分の好みだったりします。
嫌な臭いもほとんどないので、室内での作業に向いています。自宅DIYの強い味方だと思います。
扱い易いように、紙コップに塗料を移しました。左側をライトオーク、右側をメープルで塗ります。
まずはライトオークです。茶色というよりは、黄色っぽい感じです。初めて塗った時は「病院で消毒する時の色」だと思いました。わかって貰えますかね。
その時の様子は「【100均DIY】セリアの木材で「ミニテーブル」を手作りするよ。天板はひのき、水性ニス(ライトオーク)で塗装【作り方】」で紹介しています。よかったら、覗いてみて下さい。
ベニヤの縁を塗ります。こういう部分を塗り忘れてしまうと、完成後に意外と目立ったりしてしまいます(経験済み)。
メープルです。塗りたてなので、ツヤがあるように見えますが、乾くとマットな質感になります。ちょっとした高級感も出ます。
こちらもベニヤの縁を塗っておきます。
完了です。塗布面積も少ないので、すぐに終わらせることができました。窓を開けて風を通しながら乾燥を待ちます。
組み立て
指で触っても塗料が移ることはありません。完全に乾いています。組み立ての工程に取り掛かりましょう。
木工ボンドを使います。パッケージが蛍光の黄色です。珍しい(?)ですよね。ゴチャゴチャの工具箱に入っていても、一目で見つけることが出来ます。
多用途タイプなので、木材以外にも、革、布、紙などに使用することが出来ます。ただ、木材以外にはほとんど使っていません・・・。
べたーっと塗ります。強度が必要な部分ではないので、結構いいかげんに進めていきます。張り付きさえすればオッケーです。
一部分ハミ出してしまいました。普段なら、ティッシュやキッチンペーパーで拭き取りますが、乾けば透明になるし、上から目地材を塗りつけるので、このまま進めてしまいます。
難しい作業ではありません。一気に終わらせてしまいますね。
接着の完了です。コースターっぽい形状になってきました。この上から、電動ドライバーのケースや工具箱を乗せます。重石代わりです。
速乾タイプのボンドを使っているので、2時間も乾かせば次の作業に移れると思います。しばらくの間休憩です。
2時間経過です。力を加えてもビクともしません。ボンドはしっかり固まっているようです。これでコースターの原型が完成しました。
続いては、今回のメインイベントであるガラスタイル貼りです。
まずは、デザインを決めです。タイルの並べ方次第で、コースターの雰囲気がガラっと変わります。いろいろ試してみます。
上の画像は2cm角のタイルを、色違いで並べた状態です。主張し過ぎることもなく、シンプルでいい感じだと思います。こんな柄のコースターってよくありますよね。無難に置きにいくならコレですね。
2cm角と1cm角を混ぜ合わせてみました。バランスが難しいです。こういったデザインはセンスが問われる気がします。
中央に2cm角を4枚並べて、その周りを1cm角で取り囲みました。こんなタイプの柄は、よく見る気がします。結構好きな感じです。
白と黒を交互に並べました。モザイク柄というパターンですかね。オセロみたいな感じです。
濃い茶色の縁と黒いタイルは、相性がいいと思います。こっちはこのデザインを採用しようかな。
こんな感じでいく事にします。
デザインも固まったので、張り付けていきます。強力瞬間接着剤を使います。タレない、しみこまない、というゼリー状タイプの商品です。
木工ボンドでも固定できるようですが、水気のある部分で使う場合は、接着剤の方が向いているそうです。
コースターなので、水滴がついたり、中身をこぼすこともあるかもしれません。念のため接着剤を使おうと思います。
開封しました。押してもいないのに、接着剤が流れ出てきます。止まりません・・・。瞬間タイプなので、すぐに固まってしまうのが厄介です。これはどいった現象なのでしょうか。いちいちフタを締めて開けてするのは面倒なので、かなり迷惑な状況です。
タイルの裏面に接着剤を垂らしていきます。
上の段を貼り付けました。均等になっていませんし、向きにも偏りがあります。極めて雑な状態です。
「タイルが小さくて持ちづらい」とか「接着剤が勝手に流れ出てくるので急ぐ必要がある」とか、そんな理由もありますが、単純に自分が不器用なだけな気がします。
ピンセットがあると多少はマシになりそうですが、持っていません。このままの状態で作業を続けていこうと思います。
緑色のタイルも張り付けていきます。サイズの大きい物は気持ち接着剤を多めに塗っています。
こんな感じになりました。モノクロの方に比べると、並べ方が上手くなっている気がします。といっても、すごく低いレベルでの話なので、ヘタな事に変わりはないのですが・・・。
目地材を使います。キャップの針で穴を開けるシステムです。
タイルとタイルの隙間を埋めていきます。このあたりから「おや」と思っていました。失敗の予兆です。
目地材はもっとサラサラしている物だと思っていました。勝手に隙間に流れ込んでいくようなイメージ。実物は、想像とはだいぶ違っていました。粘性が高くて”流れる”なんて現象は起こりません。思うように隙間を埋められません。難しい。
上手く扱えません。関係ない所にまでペタペタ張り付いています。養生テープで保護しておけば良かったかもしれません。
チューブの目地材を全て塗りつけてから、平らにならしていく作戦にします。だいぶヤケになっています。
ヘラなどは持っていないので、塗装で使ったキッチン用のスポンジを使います。
目地材は、直接触れると肌が荒れるらしいです。念のため使い捨てのビニール手袋を装着しています。
こんな感じになりました。ここから綺麗に整えていく、という事ではありません。綺麗に整えた結果がコレです。
スポンジだけでは、隙間に目地材を詰めることができなかったので、割り箸や爪楊枝など、色々な小道具を駆使して密着させました。
アレやコレや考えながら、試行錯誤はしてみました。努力はしたつもりですが、完敗です・・・。
ただ、「乾いたらマシになるかも」という淡い期待は持っていたりします。しばらく待ちです。
乾きました。どうでしょうコレ。汚いですよね・・・。
一応、爪でカリカリ削ると、目地材を「ある程度」剥がすことができます。タイルの表面と、縁の部分を可能な限り綺麗にしてみます。
そうそう、目地材は一つしか用意していなかったので、緑色のタイルを敷き詰めたコースターは、さっきのまま(未完成)の状態です。
タイルコースターDIY失敗の完成
一応、完成です。なんとも言えません。手間と時間を掛けたものにはだいたい愛着が湧くし、失敗した箇所も可愛く見えたりするのですが、今回はそんな感じではないですね。残念ですが、普通に「失敗作」なんだと思います。
横から見るとこんな感じです。タイル表面の目地材は、「ある程度」綺麗に落とせましたが、縁や角にこびり付いた目地材は落とす事ができませんでした。
というより、手間が掛かり過ぎるので諦めました・・・。みっともない感じになっています。
コースターの外枠です。古めかしい雰囲気もあって、この辺りはいい感じだと思います。「【100均DIY】ダイソーの時計をリメイクするよ。オリジナルデザインの置き時計にチェンジ【作り方】」とも近い質感を受けます。研磨もしっかりやりました。手に持った感じは上品な印象もあります。
コースターとして使用する事は可能です。
木枠の中にタイルと目地材が詰まっています。それなりに重さがあるので、滑ったりズレたりする事は少なそうです。
平面に置けばガタ付きなどもなく、安定しています。機能的にはまったく問題ありません。
ただ、「コレを使うのか」と言われたら「うーん・・・」という感じです。
さいごに
タイルコースター作りに掛かった費用です。
- ガラスタイル 300円
- 目地材 100円
- 細々したもの(塗料など) 100円
合計500円でした。ガラスタイルは大量に余っていますし、使った分だけを計算すると、もっと安くなると思います。リーズナブルなDIYでした。失敗しましたが・・・。
DIYを初めてから半年ちょっとです。細かな失敗はいくつもしてきましたが、ハンドメイド品自体が失敗になったのは初めてです。
まあ「続けていたらこんな事もあるのかな」という感覚です。
次に活かせたらいいですね。「初めて使う素材は、事前にしっかり調べておく」というのが、今回の教訓になると思います。
次回のDIYではソレらしい物を作りたいです。またブログは更新します。よかったら、遊びに来てください。それでは、最後までありがとうございました。