セリアの「水性ニス」全3色を買ったよ。色見本と比較、おすすめレビュー【100均】

DIY・リメイク

セリアの水性ニスを、全色揃えてみました。試し塗りをしながら、色見本(サンプル)を作ってみようと思います。それぞれのカラーを比較しながら、レビューなどもしてみるつもりです。

購入を考えている方は、ぜひ、参考にしてみて下さいね。

関連記事>>>ダイソーの「水性ニス」全5色を買ったよ。色見本と比較、おすすめレビュー【100均】

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セリアの水性ニスを全部買ってみた

セリアの「水性ニス」全3種類です。カラーは写真左から、

  • ライトオーク
  • メープル
  • ウォールナット

です。

ライトオークとメープルのカラーは、以前から所持していました。DIYでも何度か使用しています。水と混ぜ合わせて色の濃さを調整したり、水性ニス同士を混ぜ合わせて新しいカラーを作ったり、色々とチャレンジしています。

その模様も記事にしているので、後で簡単なコメントと共に紹介しますね。

ウォールナットのカラーは、今回の色見本制作のために新しく買ってきました。初めての使用になります。どんな発色か楽しみです。

水性ニス、「Enjoy Your Original」との事です。「創造を楽しもうよ!」みたいな感じですかね。

パッケージはシンプルなデザインです。塗料の容器って、無駄を省いてシンプルにまとめているか、メリットを羅列してゴチャゴチャしているか、の2種類が多い気がします。

ボトルは細長い形状で握り易いです。妙なフィット感があります。

小さな文字で「パッケージ上の色と実際の色が多少異なる場合があります」「生産ロットにより同一商品でも・・・」との注意書きがあります。塗料の製品ラベルには、よくある文言ですね。クレーム対策(?)というやつでしょうか。

取扱い上の注意、使用上の注意、救急処置の記載があります。これでもかと言う程、隙間なく文字が詰め込まれています。大事な部分なのでしょうが、イマイチ読む気が起こりません・・・。

用途、使用方法、用具の手入れ方法の紹介があります。基本的には、他の塗料と変わりはありません。特別な事をする必要はなさそうです。

基本情報の記載もこの場所にあります。

  • 品名:水性ニス
  • 色名:ウォールナット
  • 種類:合成樹脂塗料(水系)
  • 成分:水、合成樹脂(アクリル樹脂)、顔料
  • 正味量:約80ml(塗り面積、約0.8平方メートル)

キャップには滑り止めのギザギザ(溝)が付いていて回しやすいです。

フタを外すとこんな感じになっています。白色のビニール(?)で密封されています。厳重です。

端から捲ってビニールを剥がしました。接着が強かったので、結構な力が必要でした。

それと、開封する瞬間に、中身のニスが飛び出してきました。服まで飛ぶ勢いだったので、開ける時は汚れないように注意が必要そうです。

このままだと塗布する時に使いづらいので、別の容器に移し替えます。

紙コップに移し替えました。ライトオークです。

黄土色です。初めて使った時は「ライトオークってこんな色だっけ、液体の色はイメージとちょっと違うな」と思いましたが、その違和感は今もあったりします。ただ、まだ数回しか使っていないので、見慣れていないだけかもしれません。

水性という事で、嫌なニオイはほとんどありません。鼻を近づけて、かすかに感じる程度です。室内での作業にも向いています。

メープルです。

茶色なので、ソレっぽい感じがします。塗った後のカラーが想像しやすいです。初めに見た時は、チョコレートフォンデュみたい(?)だと思いました。

ウォールナットです。

今回初めて使うカラーです。真っ黒です。プリンターインクのブラックみたいな質感があります。塗布すると濃い茶色に変色するのだと思います。どんな発色をするのか、使ってみるのが楽しみです(2回目)。

全て移し替えました。順番は、初めに紹介した時と同じです。写真左から、

  • ライトオーク
  • メープル
  • ウォールナット

です。

セリアの水性ニスは全体的に、濃くてハッキリとした色味です。彩度が高いというのでしょうか。

それと、液体自体は粘度が高くトロっとしています。このブログにもよく登場している、ターナーのミルクペイントに近い感じだと思います。

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色見本制作の下準備

色見本作りに使う木材は、ダイソーの板材(桐)です。サイズや使い勝手などは「ダイソー「木材」のサイズと種類(板材、角棒、丸棒、ブロック、MDF材)を紹介します。」で詳しくレビューしています。

もう一枚は、カインズホームで購入したSPF(1×8)材です。「【DIY】壁ぴったりの「本棚」を自作しよう!木材は1×8(ワンバイエイト)だけの簡単シンプル設計【作り方】」で余った切れ端です。

材質によって風合いも変わってくるだろうし、何を使うか迷っていたのですが、ダイソーの水性ニスを試し塗り(色見本作り)した時と同じものを使う事にしました。

あとで、セリアとダイソーの「水性ニス比較」もやるつもりです。種類の同じ木材を使うので、発色なども比べ易いはずです。

サンドペーパー(240番)で表面を整えます。木目に沿って往復させて、ツルツルと手触りがよくなるまで磨いていきます。汚れている箇所もあるので、ついでに削り落として綺麗にします。

食器洗用のスポンジを刷毛代わりにします。細かく切り分けて、ネットを取り外せば普通に使うことが出来ます。

YouTubeのDIY動画でやっているのを見つけて、マネしてみたテクニックなのですが、刷毛を使うより経済的で後片付けも楽(捨てるだけ)な場合が多いです。

ちなみに、スポンジはネットクリーナーという商品です。6個入りで100円。リーズナブルです。ダイソーで買いました。

マスキングテープで養生しました。差し金で長さを測って、キッチリ3等分しています。セリア水性ニスの色見本として、恥ずかしくないぐらいのクオリティになる「予定」です。

スポンジにニスを含ませてから塗っていきます。適度な粘度があるので扱い易い印象です。

床が汚れないように、ゴミ袋とブルーシートを敷いています。これで準備万端です。塗っていきます。

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セリア「水性ニス」の色見本作り

メープルは、王道という感じがします。柔らかくて優しい発色です。木目にホンノリ色が乗って、いい雰囲気を感じます。

クセが少ないので、場面を選ばず使う事ができそうです。流行りのカフェ風インテリアなどにもマッチすると思います。

ライトオークは、黄色味(オレンジ)が強いです。個性的な感じがします。少しクセがあって、使いこなすのが難しそうな色だと思います。

ちなみに、初めて使った時は、「病院で消毒する時の色」に似てると思いました。こんな感じのやつってやりませんでしたか。

あ、「消毒の色」とか言ってますが、別に嫌いな色ではないです。ただ、ワントーン落ち着いてくれたら、もう少し使いやすくなるのに、とは思っています。

ウォールナットは、重厚感のある濃い茶色です。初めて使いましたが、好きなテイストです。近いうちに、リメイクやDIYで使ってみようと思います。

モダンな雰囲気や、大人っぽい空間作りで活躍しそうです。やり方によっては、アンティーク感も出せたりするのかな。アイデア次第で色々楽しめそうなカラーです。

乾燥時間は、夏季だと30分~1時間、冬季だと2~3時間、とラベルに記載がありました。ぼーっと待つには少し長いです。ドライヤーの温風を当てて乾燥を早める時短テクニックで乗り切ります。

重ね塗りした時の色味も確認したいので、板の下半分を2度塗りします。難しい作業ではないので、ササっと終わらせてしまいますね。

塗り終えました。養生テープを剥がせば完成です。ペリペリっと剥がしていく感覚が、個人的に好きだったりします。

セリア「水性ニス」の色見本が完成

セリア水性ニスの色見本が完成しました。意外と上手く作れたので、満足しています。

発色は綺麗です。木目も薄っすらと浮かび上がって、コントラストがいい感じだと思います。雰囲気もでています。

塗布に関してです。スポンジでパパっと塗っただけですが、色ムラなどは出来ていません。初心者でも扱い易いニスだと思います。

100円で買える商品なのに、ポテンシャルは高いです。普段のDIYでも十分に使っていけそうな感じがあります。

SPF材にも塗ってみました。こちらは養生なしのフリーハンドです。境目がガタガタしていますが、雰囲気がわかればオッケーですよね。

色の付き方は、桐と大差がないように感じます。重ね塗りをしてみましょう。

下半分を2度塗りしてみました。極端な変化はありません。薄っすらと色が濃くなった感じです。

並べてみました。上がダイソーの板材(桐)、下がSPF材です。

木目の模様(大きさ)が違うので、印象が少し変わっていますが、色の付き方自体はほとんど同じです。ウォールナットだけは、少しだけ質感が変わっているようにも見えますが、それでも大した違いではないように思います。

セリアとダイソーの「水性ニス」を比較してみる

並べてみました。上がセリアの水性ニスです。カラーは写真左から、

  • ライトオーク
  • メープル
  • ウォールナット

です。

下がダイソーの水性ニスです。カラーは写真左から、

  • 乳白色(半透明)
  • チーク
  • メープル
  • けやき
  • ウォールナット

です。

比べてみると雰囲気がだいぶ違います。セリアはハッキリと色が出ているのに対して、ダイソーは淡く薄っすらとした色味です。

ウォルナットのカラーだけ、アップで撮影してみました。イメージ的には、力強い感じ(セリア)と、優しい感じ(ダイソー)、なんて言い方もできるかもしれません。

作りたい物や出したい雰囲気によって、使うメーカーを切り替えたりできると、DIYの幅もグっと広がっていきそうです。難易度は高そうですが・・・。

ダイソーの水性ニスについては、「ダイソーの「水性ニス」全5色を買ったよ。色見本と比較、おすすめレビュー【100均】」の記事で細かく紹介しています。

今回の記事と内容の被っている箇所もありますが、「プチプラ色の錬金術師」とかいう、どうでもいい話なんかも最後にしています。よかったらチェックしてみて下さい。

100均塗料の色見本作りが趣味に?(追記:2021年7月23日)

100円均一で塗料を見つけるたび、全てのカラーを買い集めて色見本を作っています(2021年7月23日現在、10種類の色見本があります。ダイソー、セリア、キャンドゥなど)。

ただ安いだけではなく、普段のDIYでも使えるぐらいの「イカす塗料」も多いです。なかなか楽しくて、100均塗料の収集がちょっとした趣味(?)のようになっています。

気になった方は「100均の塗料(ペンキ、ニス)まとめ)」を覗いてみて下さい。色見本の紹介だけではなく、100均塗料を使ったDIYアイデアの紹介もしていますよ。

セリア「水性ニス」を使ってDIY

ちょっとした小さな家具や、日常的に使う小物などを、セリアの水性ニスで作ってみました。簡単なコメントを添えて紹介します。

ミニテーブル

「リビングや寝室で、ちょっと使えるミニテーブルが欲しい」と思い手作りしました。スマホやコーヒーカップを乗せる机です。

デザインはオシャレ、スタイリッシュ、インダストリアルを意識しました。ソレっぽくは作れているはず(?)です。

材料は全て100円ショップで揃えています。最近流行っているプチプラDIYです。

天板に使っている檜(ヒノキ)板を、ライトオークのカラーで塗装しています。

初めてセリアの水性ニスを使った作品です。記事の中で「あれやこれや」と感想を書いているので、よかったら覗いてみて下さい。

関連記事>>>【100均DIY】セリアの木材で「ミニテーブル」を手作りするよ。天板はひのき、水性ニス(ライトオーク)で塗装【作り方】

CDラック

押し入れに仕舞い込んでいたCDを、「インテリアとして飾ってみようかな」と思いつき作ってみました。収納棚です。

卓上タイプをイメージしていたので、サイズは小型でスリムな感じになっています。

カラフルな天板部分に、水性ニスを使っています。原液をそのまま塗るのではなく、水で薄めたり、混ぜ合わせたりして、新しいカラーを調合して塗布しました。

試行錯誤しながら、自分なりに工夫したつもりです。気になった方は、リンクから移動してみて下さいね。

関連記事>>>【100均DIY】木製「CDラック(収納棚)」を自作するよ。おしゃれな卓上タイプを目指す【作り方】

壁掛け時計

「手作り時計キット」というアイテムを使ってDIYをしました。名前の通り、「自分だけのオリジナル時計作りが楽しめる」という作成キットです。

時計のデザインは、左右非対称の「アシンメトリー」にしました。現代アート感(?)も出ている気がします。結構行き当たりばったりで作りましたが、上手く仕上がったと思っています。

画鋲で留める「壁掛けタイプ」なので、好きな場所に設置することが出来ます。ただ、未だに飾るポイントを決め切れていません。

全体をセリアの水性ニスで塗装しました。縁になるパーツと、面になるパーツで色を変えます。メープルの原液と、水で薄めたメープルを使用していますよ。

関連記事>>>【セリアDIY】「手作り時計キット」で木製の壁掛け時計を手作りするよ。アシンメトリーなデザインにする【作り方】

タイルコースター

「派手に失敗したDIY」です。ブログを始めてから、色々な家具や雑貨を作ってきましたが、ここまで上手くいかなかったのは初めてです。

「ボツ作品にして、ブログに載せるのは辞めようか」とも思いましたが、一応、最後まで組み立てたので、失敗シリーズとして記事にしてみました。

コースターの縁(枠)部分に、ライトオーク、メープルのカラーを使っています。作り方の参考にはならないかと思いますが、発色の雰囲気を見て貰えたら嬉しいです。

関連記事>>>【失敗です】ガラス「タイルコースター」を手作りするよ。流行りのダイソー(100均)DIYにチャレンジ【作り方】

撮影用の背景ボード

ブログやインスタに写真を投稿する機会も多いです。せっかくなので、「キレイに、オシャレに撮りたい」という気持ちがあります。簡単に作れて効果的と噂(?)の、撮影用背景ボードを手作りしてみました。

「手作りしてみました。」と言っても、ホワイトウッドの1×4材を横に繋いだだけなので、それらしい事は何もしていなかったりしますが・・・。一応、一生懸命作ったので紹介させて下さい・・・。

板全体を、ウォールナットで着色しています。古めかしく痛んだような、アンティークっぽいような雰囲気も出ていると思います。塗布に使ったのはスポンジです。詳しい話は個別記事に載せています。

関連記事>>>【ブツ撮り】撮影用の背景ボード(木製)を自作するよ!材料はケーヨーデイツーのSPF(1×4)材【DIY】

アンティーク小物収納

ちょっとした小物を仕舞える「収納用の木箱」が欲しい、という事でハンドメイドしてみました。蝶番でフタを取り付けて、開け閉めができる構造です。留め金でロックもできるように改造しています。

「アンティークな感じ」を目指して作ってみたのですが、想定していたより、強めにアンティーク感が出ました。拘りがあったわけではないので、別に構わないのですが、50年分ぐらいは余計に月日が経っている感じです・・・。

木製トレイの下地として、ウォールナットのカラーを塗布しています。

関連記事>>>【DIY】アンティーク風「小物収納」を手作りするよ。材料はセリアとダイソーで入手

猫の脱走防止フェンス(追記:2021年2月1日)

老猫さんの移動制限用の柵が欲しい、という事で作りました。

2枚のすのこを蝶番で連結しています。蝶番だけだと、扉がパタパタ勝手に動いてしまうので、ロックシステムを搭載しています。というと格好いいのですが、実際にはちょっとした金具を取り付けているだけです。使わないときは半分に折り畳むことができるので、収納スペースもとらず邪魔になりません。地味に便利かなと思っています。

フェンス全体を、メープルのカラーで塗装しています。柔らかくて優しい印象。木目にホンノリ色が乗って、いい雰囲気を感じます。クセも少ないので、インテリアにも組み込みやすいと思います。

関連記事>>>ネコの脱走防止フェンスを手作り。100均(ダイソーとセリア)素材で折り畳み式にアレンジ

有孔ボード(追記:2021年2月1日)

ダイソーの木製デザインボードというアイテムです。穴あきボードや有孔ボードなどとも呼ばれています。買ったはいいものの、イマイチ有効な使い道が思い浮かばなかったので、大胆に(?)アレンジしてみました(色を塗っただけですが・・・)

スタンド、棚板、ボタンフックを、ウォールナットのカラーで塗装しています。焼いて焦げたような雰囲気がでました。アンティークっぽい感じも。「ターナー色彩【アイアンペイント】を買ってみたよ。発色の比較とリメイクアイデアの紹介です。」で塗装したボード本体との相性も良く、いい雰囲気で全体をまとめる事ができました。お気に入りのリメイク品です。

関連記事>>>有孔ボードを塗装してオシャレにリメイク【100均】

さいごに

セリア「水性ニス」全3種類の色見本を作りました。もう何度も書いていますが、使い易くて綺麗な発色です。いい商品だと思います。これからのDIYでも使っていく予定です。

カラーバリエーションが少ないのが、若干寂しい気もします。要望が増えたら、新色発売の可能性もでてくるんですかね。薄めたり混ぜたりすれば、ある程度対応できるので、そういった声はあがらないのかな。

もし、新カラーが発売されたら、購入して色見本に追加していこうと思います。よかったら、また遊びに来てくださいね。それでは、最後までお付き合い頂きありがとうございました。

セリアのペンキもまとめています。詳しくは「セリアの「水性塗料(ペンキ)」全5色を買ったよ。色見本と比較、おすすめレビュー【100均】」です。