【ブツ撮り】撮影用の背景ボード(木製)を自作するよ!材料はケーヨーデイツーのSPF(1×4)材【DIY】

DIY・リメイク

ブログやインスタに写真を投稿する機会も多いです。

せっかくなので、「キレイに、オシャレに撮りたい」という気持ちがあります。簡単に作れて効果的と噂(?)の、撮影用背景ボードを手作りしてみようと思います。

制作中に掴んだコツやテクニックは、紹介していこうと思います。楽しんでもらえたら嬉しいです。

関連記事>>>【歴1年】DIY初心者が作った家具雑貨をまとめて紹介するよ。

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今までの写真撮影環境

ローテーブルです。制作物の写真を撮る時は、この上に置いて撮影していました。天板のカラーは、ダークウォルナット(ワトコオイル)です。太陽光は入りづらい場所なので、天井照明を利用しています。

この机は、初めて手作りした家具だったりします。初心者が見様見真似でDIYをしたので、おかしな部分や雑な箇所も多々ありますが、手間が掛かった分愛着が湧いています。お気に入りです。

制作から9カ月ほど経っています。天板に汚れがあったりするので、メンテナンスをする「予定」でいます。表面を削って、オイルを塗り直す作業です。

関連記事>>>【DIY】おしゃれなローテーブルを簡単シンプルに1×4(ワンバイフォー)材で作ってみよう【作り方】

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ブログ用に撮った昔の写真サンプル

簡単なコメントを添えて紹介しますね。記事のサムネイルとしても使っている画像です。

カフェトレイ

木製のカフェトレイです。シンプルで使いやすい、を意識して作りました。思いのほかオシャレに仕上がったかなと思います。

材料はすのこを分解して確保しました。ペンチ、マイナスドライバー、ハンマーなどを駆使して、苦戦しながら解体しましたよ。

関連記事>>>【100均DIY】おしゃれな木製「カフェトレイ」を手作りしよう!すのこを分解して材料にするよ【作り方】

野菜ストッカー

野菜収納用の木箱です。キッチン棚を便利に使いたい、と思って手作りしました。大きく作り過ぎてしまい、中身がスカスカな事が多いです。ワンサイズ小さければ・・・。

材料はすのことMDF材です。こちらも、流行りの100均DIYです。

関連記事>>>【100均DIY】木箱を作って「野菜ストッカー(収納)」にするよ!材料はすのことMDF材だけの簡単設計【作り方】

メッセージボード

木枠を取り付けたメッセージボードです。黒板塗料を使っています。チョークで何度も書き直しができるので、落書きをして遊びました。

現在はソレっぽいイラストを描いて、玄関に飾っています。「ようこそ、わが家へ」みたいな感じです。誰も来ませんが。

関連記事>>>【DIY】セリア「黒板塗料」を買ってみたよ!木枠付きの黒板(メッセージボード)を手作りしよう【作り方】

セメント鉢

セメント鉢です。ダイソーの防水セメントを使って作りました。ミョウバンを使って強アルカリ性を中和しているので、実際に植物を植えて使うことも出来ます。

関連記事>>>【DIY】おしゃれな「セメント鉢」を手作りするよ!観葉植物のディスプレイを楽しむ【作り方】

CDラック

CDラックです。押し入れに放り込んでいるCDを、お洒落に収納しようと思い作ってみました。カラフルな天板が特徴です。水性ニスを混ぜたり、薄めたりしながら作りました。

関連記事>>>【100均DIY】木製「CDラック(収納棚)」を自作するよ。おしゃれな卓上タイプを目指す【作り方】

こんな感じで撮影をしていました

見返してみると、暗かったり、構図が悪かったり、「そもそもの撮影テクニックに難アリ」という気もしてきますが・・・。

背景が良くなれば、色味や質感も変わってくるでしょう。多少はカッコよくなる「はず」です。気持ちの問題と言う言葉もありますしね(?)。

それほどお金のかかるDIYでもありません。とりあえず、チャレンジしてみます。まずは材料の買い出しです。

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撮影用背景ボードの材料を買いに行く

ケーヨーデイツーです。DIYの材料を揃える時は、カインズホームに行くことが多いのですが、今回は気分を変えて近場のD2に遊びに来ました。

関東在住の方には、馴染み深いお店だと思います。店舗のコンセプトは「ふだんの暮らし総合店」。地域密着型のホームセンターです。駐車場が完全無料なので利用しやすいです。

この店舗は、それほど大きくはありませんが、品揃えが豊富です。通路を歩いているだけで面白かったりします。ガーデニング関係のグッズに力を入れているのかな、という印象があります。

木材コーナーです。さすがに大型店舗に比べると種類は少ないのですが、自分のような初心者の日曜大工には十分過ぎる品揃えです。

杉の板が並んでいます。パっと見た感じ、状態が良さそうな物が多いです。

赤松が置いてあります。荒材って研磨が大変そうなので使ったことがありません。サンダーがあったら買ってみたいものですが、人力だと時間も手間もかかって苦労しそうです。

一通り見て回りました。無難な選択ではありますが、何度も使ったことのあるSPF材にしようと思います。

ワゴンにぎっしり詰まっている中から、反りや捻じれがなく木目の綺麗な板を探します。精密さが求められるようなDIYではありませんが、できるだけ状態の良い物を使って丁寧な完成形にしたいです。

10分程時間を掛けて、3枚の板を厳選しました。カットサービスを利用して切り分けて貰います。デイツーでは初めてです。

カインズホームでは、木材のお会計を済ませてから、資材カット、という流れです。

デイツーでは、資材カットを済ませてから、木材のお会計、という流れでした。ちなみに、カットスペースは一般客の立ち入れない店舗奥にあります。どんな機械でカットしているかは見ることができませんでした。

切り分け中暇だったので(10分ぐらい)、日用品などを見ていました。何故かお米をゲット。米も板も重くて、車までの積み込みが大変でした。さて、帰りましょう。

買ってきた材料

サランラップのような包装を剥がしました。アレって便利ですね。名称を調べたことがあるのですが、何だったかな・・・。

181cmのSPF材を二等分にしてもらいました。板の長さは、全て90.5cmです。念のため長さを測ってみましたが、ピッタリサイズでした。

5枚の板を天板のように繋いで、撮影用背景ボードとして使います。残りの1枚で裏から固定する作戦です。

売り場で厳選したので、板の状態はいいです。木目も整っています。小さな凹みやキズはあったりしますが、ほとんど気にならないレベルです。着色したら良い風合いになるかもしれません。

切り口が捲れていたり、毛羽立っていたりします。トゲが飛び出している部分もあるので、あとで紙やすりを使って修正します。

木製の撮影用背景ボード作り

「切り分け→研磨→塗装→組み立て」という手順です。特に難しい工程はありません。何度もやった事のある作業なので、時間も掛からずスムーズに終わると思います。

切り分け

裏から補強する板だけは、自分で切って調達します。

差し金と鉛筆を使って、切り分けるポイントに印を付けました。ソレっぽく言うと墨付け作業です。カットするのは2か所だけなので、サクっと終わらせてしまいます。

ライフソー木工175Sを使って、切り分けていきます。

ピンクのパッケージが可愛い鋸です。木材の切断には、毎回コレを使っています。初心者にも扱い易くてオススメの一本です。カインズホームで千円でした。

「買ってよかったDIYグッズ」みたいな記事ってよくありますけど、自分がランキングを作るなら、この鋸は上位に入ります。いい買い物でした。

最近は100均DIYばかりやっていました。「セリアDIYのアイデアと使用グッズ!簡単リメイクのやり方などをご紹介」などです。鋸は定期的に使っていましたが、切っていたのは100均製の細くて薄い板ばかりです。厚みのあるSPF材を切るのは久しぶりな気がします。なんだか、線からズレていってる気が・・・。

曲がるというか、ヨレるというか、波線のような形になってしまいました。カッコ悪いです。ただ、これは裏から補強として取り付ける板です。完成したら見えなくなる部分なので、気にせず作業を進めていきます。

終了です。同じ長さで作ったはずなのに、下の板だけ1cmほど長くなっています。測定ミスでしょうか。なぜ・・・。

研磨

サンドペーパーでツルツルになるまで磨いていきます。ここで手を抜くと、トゲが刺さったりしてケガに繋がるかもしれません。背景ボードは素手で触る機会も多いですからね。丁寧に進めていきます。

いや、真面目にやっていたのですが、量も多いし時間もかかるので・・・。コーヒーとクッキーを用意しておやつ休憩です。手に持っている森永のチョコチップクッキーは美味しいのでオススメです。

終わりです。簡単に木粉を払ってから、硬く絞った雑巾で水拭きをしました。

優雅な休憩を挟んで、十分すぎるほど休んでいるはずですが、なんだか疲れました。研磨の作業は苦手です。どうにかして面白く感じられるようにならないかな。

塗装

水性ニスのカラーチャートを眺めながら、塗布するカラーを決めます。これは「セリアの「水性ニス」全3色を買ったよ。色見本と比較、おすすめレビュー【100均】」で手作りしたモノです。

何度も使用していますが、なかなか便利です。色の想像がしやすくて、着色後に「なんだかイメージと違った」なんて事故が減った気がします。

ウォールナットを使う事にしました。カラーチャートの右端です。木目にハッキリと色が乗り、力強い色合いになります。雰囲気を出しやすいカラーだと思います。

液体自体は、プリンターインクのブラックのように真っ黒です。塗ると色味が変化して面白かったりします。

水性なので嫌な臭いはほとんどありません。室内DIYの強い味方です。油性だとキツい臭いもあって、換気が大変ですよね。

使い捨てのビニール手袋を装着します。

「手にぴったりフィットして素肌感覚」というキャッチコピーで100枚入り600円。カインズホームのPB(プライベートブランド)商品です。

これを導入してから、塗装の工程がだいぶ楽になりました。手放せない存在です。

塗布には、食器用キッチンスポンジを使います。ネットタイプの商品ですが、ハサミで切り分けました。

ニスを含ませてから塗っていきます。ビニール袋とブルーシートで保護していますが、垂れないように注意しながら進めていきます。

1枚完了です。セリアの水性ニスは、ほどよくノビるので塗りやすいです。特に難しい作業でもないので一気に終わらせてしまいます。

終わりました。古めかしく痛んだような、アンティークっぽいような雰囲気もあると思います。使い方によっては、人気の男前感も出せそうです。アイデア次第で色々な楽しみ方ができるカラーだと思います。

窓を開けて空気を通しながら、明日まで乾燥させます。

翌日です。指で直接触れても、色が移ることはありません。完全に乾いたようです。塗布直後に比べると、艶っぽい感じも消えて、落ち着いた雰囲気になりました。

組み立て

裏面をこんな形で固定します。「【DIY】パソコンデスクを手作りするよ!天板を作ってIKEAの脚に乗せるだけの簡単設計【作り方】」と同じやり方です。

ZENKEの電動ドライバーを使います。安いから、という理由で購入した工具ですが、日々のDIYで大活躍しています。「これから木工を始めよう」という方は、真っ先に買うべきアイテムだと思います。

ZENKEについての使用感は、「【レビュー】初めての電動ドライバーは「ZENKE」にしたよ!安くて初心者におすすめの工具だと思う」で紹介していますよ。

使っている木ねじは、30mmのスリムビスです。カインズホームのPB商品(おそらく)で大容量激安でした。人気があるようで、売り切れている事も多いです。

普段のDIYでは、ドリルで下穴を空けてから作業をしますが、今回は手抜きをして直接ビスを指していきます。

板一枚に付き2カ所ずつ留めました。

同じ手順で逆サイドも取り付けました。しっかり固定出来ています。力を入れてもズレたり浮いたりする事はありません。強度も問題なさそうです。

床や机に背景ボードを置いたとき、飛び出したビスが擦れてキズが付いたら困ります。頭の部分まで、しっかり埋め込みました。指で撫でても引っかかることはありません。

ブツ撮り背景ボードの完成

濃い茶色で木目や節にもハッキリと色が付いています。アンティークや男前感がどう、なんて書きましたが、焦げた(焼いた)ような感じもあります。セリアの水性ニスは、色んな雰囲気を楽しめる塗料だと思います。

組み立ててみると意外と大きいです。ウォールナットのカラーに重厚感があるので、プラスαで大きく見える気もします。収納スペースを考える必要がありそうです(たぶん、クローゼットに放り込みます・・・)。

キズや凹み部分には、色が濃く乗っています。濃淡ができて雰囲気がいいです。予想していたよりもクオリティの高い背景ボードが作れた気がします。効果的に使えそうです。さっそく試してみます。

作った背景ボードでブツ撮りのテスト

伊坂幸太郎さんのサブマリンです。「伊坂ワールドでは、どんなに孤独な魂にも光がそそぐ!」という帯に惹かれて買ってみました。まだ読んでいません。

そんな情報は置いておきます。写真の話ですね。

撮影はスマートフォンで行いました。機種はソニーの「Xperia XZ2 Compact」です。

いい具合に撮れているのではないでしょうか。書評ブロガーのソレっぽい感じがあります(?)。

天然の木材を使っているので質感がいいです(ヌルっとした感じ?)。「100均ダイソーの「リメイクシート」を全種類買ってみた【23種類】」のようなリメイクシートや壁紙では、こういった雰囲気をだすのは難しいと思います。

観葉植物やアクセサリーをさり気なく添えたりすると、オシャレ度がアップしそうですが、その辺りのテクニックは少しずつ勉強していきます。

こんな感じで撮影しました。部屋のカーテンは閉め切っています。天井照明も消しています。

ライトの光を直接当てると、妙な光沢(光の筋)が出て、チープな雰囲気になってしまいます。なので、ライトは白い壁紙にあてて、反射した光を頼りに撮影しました。

ライトは中国メーカーの安いやつです。だいぶ昔に買いました。本体にロゴが入っていないので、社名はわかりません・・・。箱は捨ててしまったんですよね。

久しぶりに使いましたが、こういった照明器具は一台あると便利だと思いました。

ベニヤ板が活躍する最近の撮影環境(2021年2月12日)

「ワンサイズ大きな撮影背景があったら便利なのに」と思う事が増えたので、思い切って買ってみました。90×90cmの正方形ベニヤ板です。

いや、本当は、手作りした背景ボードと似たような物を、ワンサイズ上げてDIYするつもりでいたのですが、たまたま立ち寄ったホームセンターに良さそうなベニヤ板があったので、そのまま購入してしまいました。ラッキー(?)。

表面は、白みの強いナチュラルカラーです。薄っすらとした木目が浮かんでいて、柔らかい印象になっています。手作りしたウォールナットの撮影背景とは、真逆のイメージで、優しい感じのボードになっています。

ベニヤ板を背景として活用した写真です。コードレスクリーナーを収納するために買った無印のフックを撮影しています。なかなか良い感じだと思います。薄っすらとした優しい背景のおかげで、オーク材のフックが際立っています。

他にも写真が見たい方は、「掃除機の収納アイデアを探る。100均無印フックにスタンドを活用。」を覗いてみて下さい。セリアのマグネットフックや、ソニックの超強力フックなどの撮影にも使っています。

収納の話を少しだけ。90×90cmのパネル板というのは結構なサイズになります。店内で見ていた時はそれほど感じなかったのですが、家に持ち帰ると「あら、大きい」という事で、かなりの邪魔感を感じました

「どこか適当な置き場はないものか」と探していて見つけたのが、本棚と壁の隙間になります。差し込むだけでフィットします。見た目もそれほど悪くないですし、しばらくはここを定位置とするつもりです。

本棚については「【DIY】壁ぴったりの「本棚」を自作しよう!木材は1×8(ワンバイエイト)だけの簡単シンプル設計【作り方】」で紹介しています。よかったら、チェックしてみてください。

さいごに

撮影用背景ボード作りに掛かった費用です。

  • 木材とカット 1,100円
  • 細々したもの 100円

合計1,200円でした。安く作れたと思います。なかなか良いDIYができて良かったです。デザインは自分好みだし、利便性も高そうです。料理や雑貨など、無駄に撮影したくなってしまいます。

そうそう、ワンバイフォーの横幅は約9cmです。細い板を繋いでいるので、少し窮屈というか、詰まっているような印象もあります。もう少し幅の広い板を使っても良かったかなと思います。

撮影用の背景ボードなら、デザイン違いで数枚持っていても困る事はありません。気が向いたときに、色や柄を変えて、追加で作ってみようと思います。次はナチュラルカラーにしてみようかな。

新しくDIYをしたらブログで紹介しようと思います。よかったら、また遊びに来てください。それでは、最後までお付き合い頂きありがとうございました。