【DIY】CAINZすのこを分解して、木箱タイプの調味料収納を手作りするよ。ナチュラルテイストのハンドメイド雑貨

DIY・リメイク

カインズホームの「すのこ」が道具箱に余っていました。使う予定もないので、分解してDIYの材料にしようと思います。

制作するのは、調味料収納です。以前に棚タイプを作った事があるので、今回は木箱タイプを作ろうと思います。

ダイソーの水性ニスで色付けもする予定です。カラーは作りながら考えます(無難に茶色がいいかな)。

制作中に掴んだコツやテクニックは、紹介していこうと思います。楽しんでもらえたら嬉しいです。

関連記事>>>【DIY】木製スパイスラック(調味料棚)を手作りしよう!簡単おしゃれにキッチン収納【作り方】

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余っていたカインズホームのすのこ

桐すのこ(2枚組)。サイズは、幅330×奥行500mmです。

クローゼット用「湿気に強く、乾きが早い。」とのことですが、何の目的で買ったのか覚えていません。リメイクに使おうと思ったのか、DIYの素材にしようと思ったのか・・・。

値段は500円ぐらいだった記憶があります。

開封して中身を取り出しました。

桐特有の香りがします。言葉にするとなんて言うんでしょう。甘いとは違いますし、爽やかとも違いますし、「和」っぽい感じです。好き嫌いが分かれそうな匂いだと思います。自分は好きです。

表面は、薄っすらとした柔らかい木目が綺麗です。白味がかっていて優しい雰囲気があります。大きな節などは取り除かれているようです。

作りはしっかりしています。「ダイソー「すのこ」のサイズと種類。DIYアイデアから解体方法までをご紹介」や「【100均】セリア「すのこ」のサイズと種類。DIYアイデアから解体方法までをご紹介」などの安価なすのこと比べると、品質はだいぶ違っているように感じます。

表面の色合いは均一でしたが、裏面の色合いには違いがありました。少し黒ずんでいるような部分があります。

クローゼットに設置するような用途なら、裏面の柄なんて関係ないですし、あまり気にする必要はないかもしれません。

※商品使用上の注意にもありますが、天然木なので色合いなどは、一品一品異なります。

表面です。毛羽立っている部分や、ササクレている箇所があります。これはあとで修正します。

紙のラベルを剥がしたら、接着剤の跡が残りました。透明の膜が薄っすら張り付いていて、爪でカリカリ削っても落とせません。

最近のラベルは、綺麗に剥がせる物が多いから油断していました。あとで、紙やすりを使って削り落とします。

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カインズホームのすのこで「調味料収納(木箱)」作り

「分解(すのこ)→切り分け→研磨→塗装→組み立て」という手順です。難しい作業はないので、そこまで時間も掛からず完成する予定です。

カインズホームのすのこを分解する

表面の板と、裏側の細い棒(下駄)を分離させます。固定に使われているのは、接着剤と釘だと思います。

すのこの分解自体は「【100均DIY】おしゃれな木製「カフェトレイ」を手作りしよう!すのこを分解して材料にするよ【作り方】」でも経験しています。同じ手順で外していこうと思います。

マイナスドライバーを隙間に入れて、左右にズラしながらグリグリ押し込んでいきます。

ビクともしません。

ハンマーで叩いてみたりもしたのですが、ドライバーが入っていきません。

前回は、このやり方で上手くいったのですが、100均一のすのこに比べて丈夫に作られているみたいです。

別の方法を試してみます。テコの原理です(なんだか懐かしい)。この状態で、グっと下に押し込みます。

外れました。それほど力もいりません。女性の方でも簡単にできる方法だと思います。

ただ、板が外れる時にバキっという大きな音がするので、作業する時間帯には注意が必要そうです。近所迷惑になってしまうかもしれません。

外れた板はこんな感じです。木が捲れてる部分もありますが、これぐらいなら、紙やすりで修正可能な範囲だと思います。

それと、釘(針)が飛び出しています。放っておくと危ないので、これは除去します。

ペンチを使って垂直方向に引っ張ったら抜けました。意外と硬くて力が必要でした。

すのこ2枚の分解が終了です。釘を抜き取る作業に苦戦して、意外と時間が掛かりました。何本か途中で折れちゃったりしたんですよ。そのまま埋まった状態にしておく訳にはいかないので、ペンチとニッパーで何とか取り除きました。

切断

差し金とえんぴつを使って、切り分けるポイントに印を付けました。玄人っぽく言うと墨付け作業です。

その時の様子も撮影したはずなのに、メモリからデータがなくなっていました・・・。普通に長さを測って線を引いただけなので、特別な事はしていませんが、なんだか残念です。

ライフソー木工175Sを使って、切り分けていきます。

ピンクのパッケージが可愛い鋸です。ちょっとした木材の切断には、毎回コレを使っています。初心者にも扱い易くてオススメの一本です。カインズホームで千円でしたよ。

「買ってよかったDIYグッズ」みたいな記事ってよくありますけど、自分がランキングを作るなら、この鋸は上位に入ります。いい買い物でした。

切り分けていきます。鋸で真っ直ぐに切る方法(コツ)を勉強したので、それに倣って進めていきます。

良い感じです。今回は切る距離が短いので、比較的簡単な部類だと思いますが、真っすぐ切るのは苦手なので上手くいくと嬉しかったりします。

手を抜いていたわけではないのですが、油断すると曲がってしまいます。波線(~)のような形になってしまいました。写真でわかりますかね。切断面が揺らいでいます。

後の工程で、紙やすりを使って研磨をします。その時に、可能な限り修正してみます。ダメそうなら、その板は目立たない位置に使って、上手く誤魔化そうと思います。

15ヵ所のカットを、10分ほどで終わらせました。スムーズに熟せた方だと思います。続いて、研磨の作業です。

研磨

切断面には、捲れていたりトゲが飛び出している部分があります。このままだと危ないので、サンドペーパーでツルツルになるまで磨いていきます。板表面の毛羽立ちなんかも一緒に修正していきます。

終わりです。意外と量が多かったので時間がかかりました。途中で「あと何本残ってる」なんて考えると嫌になりそうだったので、何も考えずに無心で磨き続けました。

研磨の作業は苦手ですが、頑張ったら頑張った分、手触りの良さとして帰ってきます。一生懸命が報われる優しい仕様なんだと思っています。

塗装

水性ニスのカラーチャートを眺めながら、塗布するカラーを決めます。

これは「ダイソーの「水性ニス」全5色を買ったよ。色見本と比較、おすすめレビュー【100均】」で手作りしたモノです。もう少し丁寧に作ればよかったと後悔していますが、イマイチ作り直す気にもなりません。いつかやる気に満ち溢れる瞬間が来たら、重い腰を上げてやってみようかと思います。

チークを使う事にしました。カラーチャートの左から2番目です。木目に薄っすらと色が乗り、優しくて温もりのある色合いです。クセがなくて、使いやすいカラーだと思います。

液体自体は、明るめのスモーキーっぽい雰囲気もあります。塗ると色味が変化して面白いです。

水性なので嫌な臭いはほとんどありません。室内でも使いやすく日曜大工の強い味方だと思います。

使い捨てのビニール手袋を装着します。

「手にぴったりフィットして素肌感覚」というキャッチコピーで100枚入り600円。カインズホームのPB(プライベートブランド)商品です。

これを導入してから、塗装の工程がだいぶ楽になりました。手放せない存在です。

塗布には、食器用キッチンスポンジを使います。ネットタイプの商品ですが、ハサミで切り分けました。

ニスを含ませてから塗っていきます。ダイソーのニスは水っぽいので、垂れないように注意しながら進めていきます。

一枚塗ってみました。奥の無塗装板と比べると、しっかり着色できています。雰囲気がだいぶ変わります。塗装の工程は、素材の変化が楽しめるので好きです。

塗り終わりました。しっかり色も付いていますし、刷毛(スポンジ)跡や色ムラもありません。色合いも良い具合です。重ね塗りはせずに、このまま塗装のコーナーは終わりにしようと思います。

天気もいいです。窓を開けて風を通しながら乾くのを待ちます。

12時間後です。塗装直後より色が薄くなって、柔らかい感じになりました。「【DIY】ゲーム機「収納棚」を自作するよ!パイン集成材にワトコオイルでオシャレにしたい【作り方】」に近いかもしれません。好みの発色です。

指で直接触れても、色が移ることはありません。次の工程に移れそうです。

ミスがあったので修正作業

縦の板が長すぎます。本当はピッタリサイズの予定でした。寸法は計算したつもりですが、何故ここまでズレているのでしょうか・・・。

ちょっとしたケアレスミス、とかいうレベルじゃないです。ここまで長さが違ったら、作業途中で気づきそうなものですが・・・。

そんなわけで、板を切って長さを調節します。作業内容はさっきと変わらないので、ダイジェスト版でサックリ紹介しますね。

えんぴつで印を付けます。実際に板を当てながら長さを取りました。

鋸で切ります。

研磨です。240番を使います。

ニスを塗り直します。

乾燥させたら完成です。ダイソーのニスは水っぽくて濡れる感じなので、乾くまで時間のかかるイメージがあります。

組み立て

ピッタリサイズです。綺麗な長方形になりました(厳密にいうと所々ズレていますが・・・ハンドメイドなので、細かい事はいいです)。組み立てます。

今回はビス(木ねじ)は使いません。木工用ボンドだけで固定していきます。「【100均DIY】猫のご飯台(餌台)を手作りするよ。高さは5cm。木製でオシャレにしたい」と同じスタイルです。

まずは、木箱の底になる部分から作っていきます。ボンドをベタっと塗ります。すのこの下駄だった部分です。

この場所は、強度や耐久力が必要な部分ではありません。張り付けばいいや、ぐらいの気持ちで、なんとなく作業を進めていきます。

力を加えて圧着しました。

逆側も作業完了です。ボンドがはみ出している部分があるので、ティッシュで綺麗に拭き取ります。

その後、重石代わりに電動ドライバーのケースを置いて、乾燥するまで放っておきます。速乾タイプを使っているので、通常タイプの半分ぐらいの待ち時間でオーケーだと思います。

枠部分の固定です。最近導入したコーナークランプを使います。これを使い始めてから、苦戦していた「直角作り」がだいぶ楽になりました。もっと早く買っておけばよかったです。

鋸の紹介部分で、「買ってよかったDIYグッズランキングがどうの」みたいな事を書きましたが、コーナークランプも、鋸同様上位にランクインします。かなり便利です。

1つ1,000円程度で購入できます。日曜大工を始めたばかりの初心者の方には、ぜひ、おすすめしたい工具です。


接着完了です。後は、この3つのパーツを組み合わせるだけです。

またミスがありました・・・。

右下と左上の角が、ピタっとハマっていません。外の枠を作る時、接続する場所を間違えていました。やり直し2回目です。

ちょっと強引な方法ですが、力を入れて無理やり剥がしました。

木の表面がめくれたような接着跡が付いてしまいましたが、修正する気力が湧きません・・・。

幸いな事に、あまり目立たないので、このままスルーしてしまいます。

外側の枠を貼り直します。

ぼーっと乾燥を待つには長いです。早く完成させたいという気持ちが強いので、ドライヤーで温風を当てて乾くまでの時間を短縮させます。

有名な裏技のようですが、どれだけ効果があるのかはイマイチわかっていません。今度検証して、結果を記事にまとめてみようかな。

クランプは持っていないので、代わりにマスキングテープを巻き付けて固定します。

ボンドが乾いたらようやく完成です。神経を使うような難しい作業はありませんでしたが、やり直しが続いたせいか妙に疲れました・・・。

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カインズホームのすのこで作った「調味料収納(木箱)」が完成

ナチュラルで優しい感じに仕上がりました。明るい雰囲気で質感が良いです。想像していたより、シンプルで上品なイメージになりました。

オシャレな雑貨屋さんやカフェに置いてあっても、違和感なく溶け込むんじゃないかと思います。あ、それは言い過ぎかもしれません・・・。

やり直しが続いてゲンナリしていた部分もあったのですが、なかなか良い物が出来て良かったです。

【DIY】おしゃれなローテーブルを簡単シンプルに1×4(ワンバイフォー)材で作ってみよう【作り方】」の上で撮影しているのですが、木箱と色が被っていてみづらいですね。もっと工夫したらよかったです。

繋ぎ目部分に隙間ができてしまった箇所があります。鋸で切断する時にヨレてしまったのが原因です。といっても、1mmほどですし、そこまで気にしていません。

多少雑な部分も「ハンドメイドの良さ、味が出ている」という言葉もありますしね(?)。

隅の方に、ステンシルシートでアルファベットや数字をスタンプすると、アクセントになって面白いかもしれません。オリジナルシートを「ステンシルシートを手作りするよ。100均ダイソーのアイテムとフリーフォント(文字)で挑むDIY」で作ったので、気が向いたときにやってみようかと思います。

紙やすりで一生懸命磨いたので、手触りが良くて気持ちがいいです。研磨の作業って苦手なのですが、いいものが出来ると「手を抜かなくてよかったな」と思います。

材質が桐なので軽いです。調味料収納なので、持ち運んだりする物ではありませんが、片手で楽々持ち上げることが出来ます。

キッチン棚に設置してみました。「【DIY】ニトリの組み立てウッドシェルフ(棚)をリメイクして男前なオシャレ収納を作ろう」です。ここに合わせて調整していたので、ジャストサイズです。色合いもマッチしていると思います。

キャンドゥの調味料ケースが近くにあったので、それだけ乗せて撮影しています。ちなみに、奥の黒い物体は炊飯器だったりします。

とりあえず、実用性は問題なさそうです。時間のある時に調味料を全て移し替える予定です。

さいごに

いつもは掛かった費用を公開しているのですが、今回はいくらぐらいになるのかな。

余っていた材料なので、正確にはわからなかったりしますが、すのこが500円だとしたら、その他の細々した物は200円ぐらいですかね。全部で700円ですね。

これだけ払えば、似たような既製品の木箱を買える気がしますが、「可能な限り安く」を求めているわけではないのでいいでしょう。作っている時間は楽しいですしね。

またDIYやリメイクをやったら、ブログを更新しようと思います。よかったら、遊びに来てください。それでは、最後までお付き合い頂きありがとうございました。