【100均DIY】猫のご飯台(餌台)を手作りするよ。高さは5cm。木製でオシャレにしたい

DIY・リメイク

木製の「猫のご飯台(餌台)」を自作する事になりました。使い勝手を重視しながら、デザイン性も良く出来たらベストかなと思います。材料は全て、100円均一セリアで揃えます。流行りのプチプラDIYです。

制作中に掴んだコツやテクニックは、紹介していこうと思います。猫のご飯台作りが気になっている方は、参考にしてもらえたら嬉しいです。

関連記事>>>「猫のためのDIY」手作りアイデアと材料、リメイク事例をご紹介。100均アイテム活用法などなど

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猫の食器台の設計図を考える

さっそくですが、自分は猫を飼ったことがありません。「ご飯台を作る事になった」と言っても、何をどうしたらいいのかわかりません。しっかり調べてから製作をすることにします。

グーグルで検索をしてみると「食器台は高さが重要」という情報が多く見つかりました。

飼っている猫の大きさによって適切な高さは変わるようですが、だいたい5~8cm程の高さを設けると、ストレスなく食事をする事ができるそうです。

また、食器にゆるやかな角度を付けると食べやすい、という情報もありました。

それらを考慮しながら設計図を書いてみます。

DIYブログやレシピサイトを見ていると、パソコンで作った見やすい設計図を掲載している所も多くあります。

「やっぱり、わかりやすい図面はいいな」なんていつも思うのですが、覚えることも多そうだし、イマイチ自分で作る気にはなれません。「【DIY】無印スタッキングシェルフ風の棚を手作りするよ。2段式で寝室収納に」のように、当分の間は、アナログの手描きスタイルが続きそうです。

食器を置くトレー部分のサイズは、30×15cmにしました。2つの食器を横並びに置くことを想定しています。

食器が落ちないように、トレーの隅には縁を付けます。高さは1cm。オシャレ感を出したいので、この部分だけカラーを変える予定です。

重要と言われていたご飯台の高さは5cmにしました。食器の厚みもあるので、これぐらいで丁度いいはずです。

前と後ろの脚の長さを変えています。トレーに傾斜を作って、食器を傾ける作戦です。

簡単な構造なので製作難易度は低いと思います。楽しくDIYが出来そうです。それでは、材料を揃えに行きます。

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セリアに猫のご飯台の材料を買いに行く

いつものセリアにやってきました。木材売り場です。最近は、檜(ヒノキ)板なんて商品の入荷も始まって、材料を選ぶ楽しみが増えました。

同じ形の物を作るにしても、材質が違うだけでガラっと印象が変わったりします。アレコレ考えるのも楽しいです。セリア木材についてのまとめは「セリア「木材」のサイズと種類、DIYのアイデア実例を紹介します。」で紹介しています。

山積みにされた木材の中から、反りや捻じれが少なく、状態のいいものを選びました。100均の木材ってゴニョゴニョな時もあるので、いつも慎重に探しています。

たまたま見つけた「スベリ止めシート」も買ってみます。「100均ダイソー【すべり止めシート(マット)】を全種購入。サイズ活用アイデアまとめ【レビュー】」と似たアイテムです。

脚の裏に張り付ければ、ご飯台が滑ることも減って、食事環境が良くなるのかなと思います。できるだけ猫ちゃんに負担の掛からない仕様にしたいです。

2020年7月1日からセリアのレジ袋が有料になりました。

レジ袋有料化について

容器包装リサイクル法の改正に伴い、2020年7月1日(水)より、レジ袋の有料化を実施いたします。

「次に行く時はエコバッグを持って行かないと」なんて思っていたのに、すっかり忘れていました・・・。大サイズ(縦74cm×横38cm)を5円で購入です。

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猫のご飯台DIYの材料

持ち帰りました。購入した材料は以下です。

  • 合板(45×30cm)
  • 木製角材2p(45×2.5×1.5cm)
  • 木製角材3p(45×1.2×1.2cm)
  • スベリ止めシート(ブラック)

ご飯台のどの部分に使うか、なんて事を説明しながら、詳しく材料を見ていこうと思います。

合板です。トレーのメイン材料。食器を乗せる部分になります。

薄っすらとした茶色のカラーは、ナチュラルで優しい感じです。木目の模様も綺麗だと思います。

パッケージには、「天然木のため、ゆがみ・割れなどがある場合があります。」との記載があります。

合板は、薄い板なので反っていることも多いです。売り場で厳選してきましたが、この板も若干曲がっています。ただ、切り分けて小さなサイズで使うので、特に問題なしです。

木製角材2p(45×2.5×1.5cm)です。ご飯台の脚部分になります。ある程度太さがあるので、安定感が生まれるはずです。

材質は天然木(桐)。メイドインチャイナです。

木製角材3p(45×1.2×1.2cm)です。ご飯台の縁部分に使います。「【100均DIY】セリアの木材で「ミニテーブル」を手作りするよ。天板はひのき、水性ニス(ライトオーク)で塗装【作り方】」でも使っている材料です。

3本セットの商品ですが、同じパックに入っている棒でも、長さにバラつきがあります。セリアの他の木材に比べて、割れや欠けも多いように感じます(細いからかもしれません)。デリケートだと思います。なんだかマイナスな事ばかり書いていますが、使いやすいので購入する事の多い木材です。

木製角材2p(45×2.5×1.5cm)と同じく、材質は天然木(桐)。メイドインチャイナです。

滑り止めシートです。脚の裏に取り付けて、ご飯台の安定感を高める予定です。

初めて購入するアイテムなので、使い勝手がどうとか、性能がどうとか、具体的な情報は何もありません。脚の裏に貼り付けて安定感が高まるかも謎だったりします・・・。

パッケージには、具体的な使用例が紹介されています。

  • 灰皿や花瓶の下に
  • マウスパッドの下に
  • 工具箱の中敷きに
  • 机やソファーの脚に
  • 電卓や小物の下敷きとして

ハサミやカッターで切り分ける事ができます。必要な場所に応じてサイズ変更が出来るので、自由度の高いアイテムだと思います。

基本情報です。

  • 材質:表面・裏面/塩化ビニル樹脂、芯材/ポリエステル
  • 耐熱温度:約70
  • 度耐冷温度:約-30度

メイドインチャイナです。

開封してみました。網目状になっています。試しにフローリングに置いてみたら、滑り止め効果は高そうに感じました。期待できます。

猫のご飯台DIY

「切り分け→研磨→塗装→組み立て」という手順です。

特に難しい作業はありませんが、組み立てに木工ボンドを使うので、時間は掛かると思います。

切り分け

差し金と鉛筆を使って切り分けるポイントに印を付けていきます。玄人っぽく言うと墨付けという作業です。

終わりです。設計図を眺めながら慎重に書き込みました。しっかりチェックしたので、間違いはないと思います。

そうそう、15cmの曲尺(セリア産)しか持っていないので、長さの足りない部分もありました。アマゾンで調べてみたら、長くて上等(?)な物でも500円以下で買えるみたいですね。

DIYグッズは拘りだすとキリがないので、あまり増やしたくはないのですが、ちょっと不便に感じたので、購入を検討してみようと思います。

切り分けていきます。

使っている鋸はライフソー木工175Sです。初心者にも扱い易くてオススメの1本。気に入っています。

木材の下に置いてあるのは、「【レビュー】初めての電動ドライバーは「ZENKE」にしたよ!安くて初心者におすすめの工具だと思う」の収納ケースです。ほどよい高さで使いやすい台座(?)になっています。

切り口が波打っていますが、これぐらいなら研磨でどうにかなると思います。

ソーガイドという、鋸の補助道具を導入しようか迷っているのですが、曲尺でも書いた通り、DIYグッズは集め出すとキリがなくなってしまうので躊躇しています。普通に真っすぐ切れたらいいんですけどね・・・。

脚になるパーツの切り分けが終わりました。桐は柔らかいので、力を入れなくても鋸がサクサク進みます。切る距離も短いし楽です。

縁になるパーツも終わらせました。細いから一瞬です。

ベニヤです。今回のDIYで最難関のポイントかもしれません(大袈裟では・・・)。

ベニヤは、板がグニャグニャ曲がって切りずらいです。切る距離も長いので、途中で曲がっていってしまいます。無理に修正しようとすると余計ガタガタになってしまうので、とても困った状況になることが多いです。

こんな感じになりました。波線のようになっています。ただ、今回は隅に縁を取り付けるので、上手い具合に隠れてくれるはずです。仕上がったあとは、きっと気にならなくなると思います。

全ての木材を切り終えました。掛った時間は10分程。スムーズにこなせたと思います。

研磨

切り口には、捲れていたり、トゲが飛び出している部分があります。このままだと危ないので、サンドペーパーでツルツルになるまで磨いていきます。板表面の毛羽立ちなんかも、一緒に修正していきます。

板の角は、指が引っ掛からない程度の丸みで仕上げました。

必要以上に削りすぎると、組み立てた時に、角と角がピタっと合わなくなります。違和感が生まれないぐらいの丸さに整えたつもりです。

残りもやっていきます。

終わりです。研磨の作業は腕が痛くなったりするも多いのですが、今回は削る量が少なかったので助かりました。

塗装

100均塗料の色見本を作るのが趣味(?)だったりします。眺めながらどのカラーを使うか考えます。

こんな感じの記事を作っています。気になった方は、ぜひ覗いてみて下さいね。

メインカラーには「ダイソーの「水性ニス」全5色を買ったよ。色見本と比較、おすすめレビュー【100均】」の乳白色(半透明)を使う事にしました。合板の木目の雰囲気がよかったので、それを活かす作戦です。

縁には「ターナー色彩【アイアンペイント】を買ってみたよ。発色の比較とリメイクアイデアの紹介です。」のアイアンペイントを使います(あれだけ100均塗料を宣伝しておきながら使わないという・・・)。

ナチュラルとブラックのツートンカラーで、デザインにメリハリが出ると思います。おしゃれになるハズです。

塗布には、食器用キッチンスポンジを使います。ネットタイプの商品ですが、ハサミで切り分けました。

使い捨てのビニール手袋を装着します。

今までは、カインズホームの「ぴったりフィット!」みたいな手袋を使っていたのですが、無くなってしまったので、間に合わせでドラッグストアで買ってきました。

何だか、指の部分が短くて窮屈に感じます。動かしずらいです。装着感悪めかもしれません。新しく買ったものを使い終わったら、カインズホームの手袋に戻る予定です。

スポンジにニスを含ませて塗っていきます。手早くパパっといきます。

終わりです。半透明のニスなので着色効果はありません。多少のテカっとした”何か塗っている感”はでますが、パっと見ではほとんどわからないレベルです。

脚のパーツにも半透明のニスを使用しました。

縁のパーツです。アイアンペイントをスポンジに垂らして色を付けていきます。

深い黒です。アイアンペイントは、鈍いような金属感を出すことができます。ザラっとした質感も加わります。表現できる幅の広い塗料だと思います。

木口にも色をつけます。こういう部分って忘れがちですが、塗り忘れるとかなり面倒な事になるので(経験有)、しっかり着色していきます。

合板のサイド部分です。黒い縁を付けた時、薄茶色のままだと、横から見た時のバランスが悪くなります。アイアンペイントで黒く塗装します。

終わりました。上から見るとはみ出している部分が多く、雑で汚い仕上がりに見えるのですが、縁を付ければ隠れる部分になります。問題ナシです。

どのパーツもしっかり色が乗っているので、重ね塗りはせず、このまま完成としてしまいます。

今日中に作り上げてしまいたかったので、ドライヤーの温風を当てて一気に乾かしてしまいました。直接指で触れても塗料が移ることはありません。次の作業に移れそうです。

組み立て

木工ボンドを使います。水性の速乾タイプです。

釘や木ねじを使うと誤嚥などの事故に繋がるかもしれない、と思い、今回は、木工ボンドオンリーで組み上げることにしました。

ベターっと塗っていきます。

角棒をのせたら、力を加えて押し込みます。横からはみ出した余分なボンドは、ティッシュで綺麗に拭き取ります。特に難しい作業でもないので、残りの箇所も一気に終わらせてしまいます。

縁のパーツを貼り終わりました。しばらく時間を置いたら次の作業に移ります。

脚のパーツを張り付けます。要領は縁の時と同じです。

終わりました。角にピッタリつけるのではなく、若干の余白を残す形で取り付けました。

最後の仕上げです。滑り止めを脚の裏に取り付けます。

ハサミで切り分けて適切なサイズに調整します。

何を使って滑り止めを固定するか悩みました。

瞬間接着剤が手軽で良さそうだけど、失敗した時にやり直しができません。無難に、両面テープを使う事にしました。

「超強力アクリルフォーム両面テープ」。すぐれた粘着性・耐久性。柔軟なアクリルテープが凹凸面にもピタッと接着。エクストラ多用途。

「いつか使うだろう」と思ってストックしておいたものです。今回、初開封になるのですが、独特のニオイがあります。ゴムっぽい感じです。ちょっと苦手かもしれません。

脚の裏側に両面テープを張り付けます。パッケージにある通り、粘着力は「超強力」です。一度張り付けてしまえば、簡単に剥がれる事は無さそうです。

その上から、滑り止めを張り付けます。さいごにグっと圧着すれば完成です。

猫のご飯台が完成

トレーのナチュラルカラーと縁のブラックが良い感じにマッチしています。色選びは迷いましたが、半透明ニスとアイアンペイントの組み合わせにして良かったです。デザイン的にはシンプルな作りなので、長く使っても飽きはこないんじゃないかと思います。

組み立ては木工ボンドオンリーですが、耐久・強度面に問題はなさそうです。よっぽど雑に扱わない限りは、長く使える感じがあります。

合板の木目は縦方向で作っていますが、横方向にしても面白かったかもしれません。やってみないとわかりませんが、おそらく、ご飯台の雰囲気がもっと柔らかくなったんじゃないかと思います。2号機を制作する機会があったら、木目の方向まで拘って作りたいです。

トレーに角度を付けています。分度器で正確に測ったわけではありませんが15度ほどだと思います。ご飯を食べる時の姿勢が楽になるはずです。

材質は桐なので軽いです。片手で軽々持ち上げることができます。使う時は取り出して、使わないときは仕舞って、なんて事も負担にならないと思います。研磨も頑張ったので触り心地もいいです。

縁の繋ぎ目には隙間があります。手作り感満載です(?)。こういった部分がピタっと揃うと、プロの作品っぽくなるのですが、素人が作ったハンドメイド品にも独特の良さがあるはず(?)なので「いい雰囲気が出てる」と前向きに捉える事にしておきます。

脚の質感はいいです。トレーの合板とも近いカラーですし、全体のまとまり具合もグッドだと思います。

脚の裏面です。

ご飯台を床の上に置いて、横から力を加えても、滑ってズレるような事はありません。しっかりスベリ止めの効果が出ています。

セリア店内でたまたま見つけた商品ですが、いい買い物になりました。まだ大量に残っています。最近買った「【い草】ニトリの「ユニット畳(置き畳)」を買ってみたよ。ソファー代わりでリビングに敷いてみる」が少しズレ易いので、こっちにも使ってみようと思います。

ご飯台はウチで使うわけではないので、「100均ダイソーの「犬・猫フードボウル(食器)」を全部買ってみます【5種類】」のような食器がありません。たまたま家にあった茶色い紙皿をのせて、ソレっぽい雰囲気を出してみました。

サイズ的に、大きめのお椀でも乗ると思います。利便性は高そうです。

さいごに

猫のご飯台作りに掛かった費用を紹介します。

  • 木材(角材と合板) 300円
  • 細々したもの(塗料や滑り止め) 200円

合計500円でした。

時間と手間は掛かりました(主に、木工ボンド)が、使い勝手とデザイン性を兼ね備えた仕上がりになったかなと思います。掛った金額よりは、上等なものが作れたハズです。

一応、使用中の写真を貰えることになっているので、手元に来たらこの記事にアップしようと思います。猫ちゃんのお食事タイムが楽しいものになっていたら嬉しい。

新しくDIYをしたらブログで紹介しようと思います。よかったら、また遊びに来てください。それでは最後までありがとうございました。