【DIY】小型「テレビ台」を手作りするよ。ロータイプでおしゃれなデザインを目指す【作り方】

DIY・リメイク

リビングで使うテレビ台(ボード)を自作します。

背板のないオープンタイプにして、すっきりシンプルな見た目にするつもりです。ちょっとしたオシャレ感も出せたらいいなと思います。

設置するテレビは、17インチ(まだ未購入です)を予定しています。それに合わせて、台はコンパクト(小型)なサイズで制作します。それと、背は低くしたロータイプモデルです。

テレビ台を作るのは初めてです。上手く出来るかわかりませんが、制作中に掴んだコツやテクニックは、紹介していこうと思います。楽しんでもらえたら嬉しいです。

関連記事>>>【歴1年】DIY初心者が作った家具雑貨をまとめて紹介するよ。

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テレビ台のデザインと設計図

ある程度のイメージは固まっているので、それっぽい物をピンタレストで探してみます。パクリとかじゃなくて「参考」にするためです。マネとかじゃなくて「お手本」にするためです。

(前にもこんな感じの言い訳をした気が・・・)

ブラウザを開いてから、5分ほどで見つかりました。良さそうな写真を一つ見つけたら、関連するピンを辿っていくだけで、類似したデザインを大量に見る事ができます。便利過ぎます。DIYの強い味方です。

「参考・お手本」にしながら、手書きで設計図を描いていきます。

そうそう、このブログのピンタレストアカウントも作ってみたのですが、ほぼ手付かずで放置状態です。あまりにも三日坊主。SNSの運用って大変ですね・・・。

こんな感じになりました。精密とは程遠いガバガバ設計図ですが、たぶん問題ないはずです。

テレビ台の構造はシンプルです。棚板、側板(間仕切板)を用意するだけで完成します。

デザイン的には、間仕切板はなくてもいいのですが、テレビの重さで天板が曲がらないよう、補強のために付けておきます。

収納部分の高さは10cmにしました。広く取り過ぎると不格好になるかと思ったので、ゲーム機、ブルーレイ(DVD)プレイヤー、レコーダーが入るギリギリの高さにしました。

スペースに空きがあったら、電源タップやケーブルボックス(配線隠し)もココに置く予定です。使わないリモコンなんかも仕舞おうかと思っています。

テレビ台の高さは、30~50cmが主流のようです(ニトリ、ikea、楽天で調べました)。その中から、自身の生活環境(椅子、床)に合わせて選ぶといいみたいです。

ご飯を食べるときは、床に座って「【DIY】おしゃれなローテーブルを簡単シンプルに1×4(ワンバイフォー)材で作ってみよう【作り方】」を使っています。少し低めの33cmで設計してみました。これぐらいで最適なハズです。

テレビ台の脚は既製品を使います。カインズホームに鉄脚が売っていたので、ソレを取り付けるつもりです。正確な長さはわかりませんが、たしか、20cmぐらいだったと思います。

カラーは薄い茶色にします。「【DIY】ゲーム機「収納棚」を自作するよ!パイン集成材にワトコオイルでオシャレにしたい【作り方】」の余り物のワトコオイル(ミディアムウォルナット)で塗装するつもりです。

長くなってしまいましたが、テレビ台のデザインはこんな感じです。さっそく、材料の買い出しに行きます。

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カインズホームにテレビ台の材料を買いに行く

カインズホームにやってきました。何度も利用しているのに、今回、初めて気づいた事があります。ここは「スーパーホームセンター」らしいです。次世代超大型とか、そんな意味なんですかね(あ、どうでもいい情報ですかね・・・)。

資材館のコーナーです。パイン集成材が並ぶ陳列棚にやってきました。何を買うかは予め決めてきたので、目的の材料をカートに積んでレジに向かいます。

荷物が多くなるので、集成材の清算と切り分けだけ先にやってしまいます(鉄脚と細々した物は、また後で買います)。

長さを説明する時は、木取図を書いたり、設計図を見せたり、口頭で伝えたり、人それぞれのようです。

本来は、間違いの少ない木取図を作るのが良いようですが、自分はいつも口頭で伝えています。

謎の大型器具が動き出すと、瞬時に切り分けが終わります。

切り分けが終わりました。領収書を持って、再度レジに向かいます。5カットで150円。切断に掛かる労力を考えると、かなり安いと思います。

パイン集成材を車に積み込んだら、鉄脚を探しに行きます。

銀、白、黒の三色があります。冷たくてスタイリッシュなデザインです。どれも値段の割に質感が良いと思います。

ただ、求めていたサイズがないです。一番短い物でも、テレビ台には長すぎます。事前にリサーチしておけば良かったです。どうしよう。

売り場を散策していたら、台座用のキャスター(車輪)を見つけました。移動させるのも楽になるし、なかなか良さそうではあったのですが、希望の高さが見つからなかったので断念しました。

結局、木材を使って自分で作ることにしました。資材館の外売り場に角材が置いてあったので、コレを駆使して脚部を制作してみます。サイズや形は全部その場で考えたので、どうなるのか若干不安です。

木材のお会計を済ませて、カットサービスのコーナーにやってきました(2回目)。「また来たの?」みたいなやり取りになるのかな、と思っていましたが、さっきとは違う店員さんでした。使う機械も違いました。

脚のパーツが決まらず、買い出しに時間がかかってしまいました。今日中に塗装までは終わらせたいので、急いで帰ります。

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テレビ台DIYに使う木材

テレビ台本体に使うのは、パイン集成材を切り分けた

  • 75cm×2(棚板用)
  • 10cm×3(側板用)

の木材です。シンプルな構造なのでパーツが少なく管理が楽です。

パイン集成材(加工性が良く、棚板や家具の作成等に幅広く使える。)サイズ(約)長さ1,820×幅350mm。厚み15mm。ホルムアルデヒド放散量等級F☆☆☆☆。税込3,380円。

脚に使うのは、角材を切り分けた

  • 65cm×4
  • 25cm×4
  • 18cm×4

の棒です。こちらも、パーツの数は少ないです。

ホワイトウッド面取材(30×30×910mm)。税込148円。

カットサービスで切り分けて貰った木材は、切断面がささくれていたり、捲れていたり、毛羽立っていたりする事も多いです。触ってケガをする危険性もあるので、研磨の工程で綺麗にします。

そうそう、角材に比べて、集成材の方は切断面が綺麗です。スパっと切れてる感じがあります。

虫食い跡のような穴が空いていました。節があった場所かな。ちょっと格好悪いです。

反りや捻じれがないかは確認したのですが、穴ぼこまでは見ていませんでした。もう少し、売り場で厳選しておけばよかったです。

商品ラベルがホッチキスの針で留められています。作業の邪魔になるので、これだけ先に外してしまいます。

マイナスドライバーを差し込むだけで、簡単に除去できました。これで準備は整いました。テレビ台を作っていきます。

テレビ台を自作する(作り方)

「研磨→塗装→組み立て」という手順です。

テレビ台の脚作りが不安ではありますが、それ以外は、何度もやった事のある作業ばかりです。苦戦する事もなく、スムーズに進められると思います。

研磨

工具箱に在庫がなかったので、木材と一緒に紙やすり(#240)を沢山仕入れてきました。一枚30円です。コレを使って磨いていきます。

大きな家具作りの時は、サンディングの工程が大変です。「まだこんなに残ってる」なんて考えると嫌になります。出来るだけ心を無にして臨もうと思います。「あ、終わってた」っていうのが理想です。

研磨後の角材です。無心で作業していたので、途中の写真を撮り忘れてしまいました・・・。

スベスベになるまで磨いたので、手触りはかなりいいです。

続いて、集成材です。元々、表面や切断面は綺麗だったので、時間もかからず終わらせることができました。

角を丸めすぎると、接着した時にピタっと張り合わなくなります。大きな隙間ができると不格好になるので、削るのは最小限にしておきました。指で撫でても引っ掛からないぐらいのラウンドです。

終了です。「あ、終わってた」という感覚はありませんが、いつもよりはエネルギー少なめで熟せた気がします。

削った木粉が付着していたので、濡らしたキッチンペーパーで水拭きをしました。その後、タオルで乾拭きまでやりました。しっかり整えておかないと、塗装の作業が大変になりますよね。

塗装

まずは、脚の塗装からです。

カラーをどうするか悩んでいたのですが、黒くして鉄脚(アイアン)っぽい雰囲気で作ってみようと思います。鉄特有の冷たい感じだったり、無機質な感じが出せたらいいなと思います。「机の脚を「鉄脚っぽく」黒で塗装するよ。IKEAの架台LERBERG(レールベリ)をリメイク」が理想に近いです。

そんなわけで、塗料は、ターナーミルクペイントのインクブラックを使用します。安心安全がウリの水性塗料です。何度も使っていますが、乾くとマットな質感になって、「ソレ」らしく仕上がるんですよ。

刷毛は、工作用ハケ(補修や部分塗装などきめ細かな仕上げに!)を使います。

天然山羊先毛を使用しているらしいです。メリットなどはイマイチわかりません。ダイソーの商品なので、100円と格安です。

刷毛などの消耗品は、「取り合えず買っておく事が多いので」無駄にストックがあります。水性塗料なら洗って再利用できますし、新しい刷毛を開封する機会も少なく、なかなか減りません。

新品の刷毛は、手でしごいて抜け毛(ゴミ)を取ってから使います。

こうする事で、塗装面に抜け毛が張り付く事が減って、「チッ」と舌打ちする回数も減ります(?)。

(調子よく塗れてるのに、抜け毛でストップするのってストレスじゃないですか・・・?)

使い捨てのビニール手袋を装着します。

「手にぴったりフィットして素肌感覚」というキャッチコピーで100枚入り600円。カインズホームのPB(プライベートブランド)商品です。

これを導入してから、塗装の工程がだいぶ楽になりました。装着しながらスマホの操作もできるので写真撮影も楽々です。手放せない存在です。

軽く撫でただけで、しっかりと色が付きます。ノビが良くて塗りやすいです(研磨で下地作りを頑張った効果もあると思います)。ミルクペイントは、初心者でも扱いやすい塗料だと思います。

サクっと一本終わらせてみました。塗装直後という事で、濡れてツヤっとした感じはありますが、乾くとマットな質感に変化します。

穴ぼこが空いていた角材です。黒く塗ったら目立たなくなりました。気にならないレベルです。

ちなみに、刷毛だと穴の中に色が付かなかったので、綿棒を使って塗りました。

脚部のパーツを全て塗り切りました。掛った時間は15分ほどです。いつもよりハイペースで進められました。

下地が透けている部分や、刷毛跡が残ってムラになっている部分があります。乾燥を待ってから重ね塗りをしようと思います。

続いて、本体の塗装です。ワトコオイルのミディアムウォルナットを使います。

「高級感が出る」「オシャレになる」なんてレビューを見て買った塗料ですが、本当にその通りだと思います。

素人が作った「なんちゃって家具」でも、ワトコオイルを塗ればソレっぽくなります。だいぶ助けられている気がします。

ターナーのミルクペイント同様、お気に入りの塗料です。さて、塗っていきましょう。

比較しやすいように並べてみました。上が未塗装、下が塗装済みです。

薄っすらとした茶色に変化しているのがわかると思います。しっとりと優しい感じで、質感が良くなったと思います。

側板と間仕切板を塗り終えました。

ワトコオイルは「染み込ませて色を付ける」タイプの塗料です。初心者でも失敗する事がほとんどありません。塗りムラやダマなど、細かい事は気にせず塗装を楽しめるのは、大きな利点だと思います。

棚板も塗りました。大きくて重いので手こずりましたが、良い感じに着色できていると思います。

二枚目も塗ります。

木口を塗り忘れると、後で面倒な事になります(経験済み)。しっかり色を付けておきます。

終わりました。これぐらいの色味が好みです。重ね塗りはせずに、このまま終わりにしようと思います。

本当は、ウェット研磨をした方が滑らかな仕上がりになるのですが、耐水性のサンドペーパーを買い忘れてしまったので(普通のサンドペーパーは沢山買ったのに・・・)、今回はやらずに終えます。

1時間ほど待ってから、表面に残っているオイルをウエスで拭き取ります。あとは、翌日まで乾燥させるだけです。特有のニオイがあるので、窓を開けて換気をしておきます。

そうそう、脚部の重ね塗りは後でやっておきますね。

組み立て

乾きました。指で触れても色が移ることはありません。

ワトコオイルを塗った本体パーツは、若干、ニオイが抜けていない感じもあります。

ただ、完全にニオイが抜けるのを待つと、1週間ほどかかってしまうので(体感です)、少し我慢しながら作業をしていこうと思います。

脚部はこんな形で組み上げます。

事前に準備する時間があったら凝ったものも作れたのですが(・・・実力的に無理かも)、急遽カインズの売り場で考えることになったので一般的で有り触れた形状になりました。

コーナークランプで固定します。

今までは、「直角」を作ることに苦労していたのですが、コレを導入してからはかなり楽になりました。便利過ぎて手離せません。

途中でズレて狂いが生じないよう、ハンドルをきつめに締めています。やりすぎると木材がミシっと潰れてしまうので、気を付ける必要がありますが・・・(経験済み)。

ちなみに、藤原産業のスタンダードブランド「SK11」の商品です。深い緑色と黄色が印象的だと思います。レトロなイメージを受けます。

ZENKEの電動ドライバーを使います。安いから、という理由で購入した工具ですが、日々のDIYで大活躍しています。これから木工を始めようという方には、オススメのアイテムだと思います。

ZENKEについての使用感は、「【レビュー】初めての電動ドライバーは「ZENKE」にしたよ!安くて初心者におすすめの工具だと思う」で紹介していますよ。

ドリルビットを装着します。付属されている中で、一番細いタイプを使います。

下穴を空けます。柔らかい木なので、すんなり入っていきます。

続いて、ビスを指します。

事前に下穴を空けていたので、木が割れることもなく、スムーズにネジが入っていきました。垂直に刺さっているので、横から飛び出してくることもありません。いい感じです。

どんどんやっていきます。

コの字型が出来ました。これをもう一つ作ります。

長い角棒で、コの字型のパーツを繋ぎます。ここでもコーナークランプが大活躍です。

ビス同士がぶつからないように、高さをズラして差し込みました。

写真には写っていませんが、一度失敗して余計な穴があいています。結構シビアで・・・。

こんな感じです。逆サイドも取り付けます。

脚部が完成しました。この時点では、グラつきやガタつきはありません。安定しています。テレビ台本体を乗せた後も、こうであって欲しいです。

一応、グラつきが出た時の対処法として、厚めのフェルトと「100均ダイソー【すべり止めシート(マット)】を全種購入。サイズ活用アイデアまとめ【レビュー】」を購入済みです。底に貼って高さ調整に使います。出番がないといいな。

本体パーツを組み立てます。コーナークランプでガッチリ固定しました。

テレビ台の本体は、ビスが見えないようにダボ埋めをして隠します。

曲尺とえんぴつを使って、穴開けポイントに印を付けていきます。玄人っぽく言うと、墨付けという作業です。穴は等間隔で並ぶようにします。

穴を空けます。使用しているのは、大西工業の「木工用6角軸ダボ推」。直径8mmです。

深さに達するとストッパーがドリルの先進を止め、余分な回転時間をとらずバッテリーに優しい。なんて特徴があります。有用性については、イマイチわかっていません。

えんぴつで付けた印に、ビット先端を合わせてスイッチオンです。

綺麗に開きました。深さは7mmほどです。

このビットは、まだ数回しか使っていません。新品同様という事もあって、切れ味が良いです。

長く使っていると、摩擦熱で切れ味が落ちるそうです。そうなったら、買い換え時なんだとか。使用頻度によると思いますが、どれぐらい持つんですかね。

4カ所空けました。何度かやっている作業なので、要領はわかっています。トラブルもなくスムーズに熟すことが出来ました。

どうでもいい話ですが、キレイな螺旋状の木屑が取れると、嬉しくなってしまいます。ビヨーンって伸ばしたくなる気持ち、分かって貰えますかね。童心に返るような感覚が・・・。

ドリルビットを取り付けて下穴を開けます。

ドリルが「折れるんじゃないかと思う程硬い場所」があったり、「ほとんど抵抗なく入っていく場所」があったり、同じ板なのに不思議な感じがします。小さい板を沢山張り合わせた集成材だからですよね。

集成材は「【DIY】ゲーム機「収納棚」を自作するよ!パイン集成材にワトコオイルでオシャレにしたい【作り方】」で1度使ったキリです。今まで、あまり加工した事のない材料なので新鮮な感覚があります。

ビットをプラスに交換して、木ねじを指していきます。

使うのは、40mmのスリムビスです。カインズホームのPB商品(おそらく)で、大容量激安でした。人気があるようで、売り切れている事も多いです。

「こんなに使い切れるかな」と思っていたのに、もうそろそろなくなりそうです。地道にやっていると意外と消費していくものなんですね。近いうちに買い足さないと。

4カ所終わりました。テレビ台本体の組み立ては、こんな感じでやっていきますよ。

逆サイドも同じ手順で作業しました。難しくはないのですが、ダボ穴用、下穴ドリル、プラスと、ビットを付け替えるのが若干手間です。

そろそろいい時間です。あまり遅くまで作業をしていると、近所迷惑になってしまいます(木造の集合住宅なので・・・)。管理会社からの電話とか、トラブルなどは怖いです。続きの作業は、明日にしようと思います。

翌日です。今日はお昼から作業を開始します。おそらく、完成まで持って行けるはずです。まずは、間仕切板の取り付けから始めます。

作業手順は一緒なので、一気に終わらせてしまいました。

間仕切板の取り付け場所は、メジャーで長さを測って、左右1対2の比率にしました。無難な選択ですが、一番美しく見えると思います。

ひっくり返すとこんな感じです。思っていたより収納面積が広いです。なかなか便利に活用できそうです。

コーナークランプを設置して、上部の棚板を取り付けます。作業内容は特に変わらないので、一気に終わらせてしまいます。

続いて、ダボ埋めです。木ダボ(埋木)、木工用ボンド(速乾)、ハンマーを使います。

鋸は今回、新しく導入した物があるので、使うときに紹介しますね。

木ダボを穴につめたら、ハンマーで叩いて奥まで押し込みます。

写真には撮っていませんが、カンカン響くような音が鳴るので、タオルでくるんで防音対策をしています。まだお昼時ですが、あんまり大きな音は迷惑ですよね。

表面の10カ所にダボを差し込みました。いくつかボンドを垂らし忘れた気がしますが、1つずつ抜いて確認するのは大変なので、気にせず進めることにします。

それと、当初は裏面もやる予定でしたが、脚部を取り付けたら隠れてしまうし、辞めることにしました。「オシャレは見えない所から」みたいな諺(?)もありますが、今回は、ちょっとだけ手抜きをしてしまいます。

以前、モニター台とゲーム機収納棚を作った時にダボ埋めを行いました。

飛び出しているダボをカットするのに、普通のノコギリを使ったのですが、表面や角がボロボロになってしまいました。

調べてみたら、「アサリのないダボ切り鋸を使うといい」とのアドバイスを見つけて、「ライフソークラフト145」という鋸を買ってみました。

いくつか候補はありましたが、コレを選んだ理由は、アマゾンで口コミ・評判が一番良かったからです。

実物を見てから買いたかったので、購入はホームセンター(ケーヨーデイツー)でしましたが・・・。

埋木や凸部の切断に最適。刃先が左右に開いていないので、切断箇所以外に傷が付きません。収納に便利なパッケージケース付きです。

ライフソークラフト145

ゼットソーの製品情報ページで、細かなスペックを確認することが出来ます。気になった方は、チェックしてみて下さい。

パッケージから取り出してみました。刃のキャップ(プロテクター?)も外しています。

柄を持って木材に当ててみると、ビックリするぐらいグニャっと曲がります。「ライフソークラフト145」の特性みたいです。不思議な感触です。

カットするとどうなるんですかね。ちょっと、試してみます。

棚板にペタっと張り付けながら、ゆっくり切り進めてみました。

すごいです。指で撫でても段差(凸)を感じません。これでもか、というぐらいキレイに切れています。気持ちがいいです。

アマゾンのレビューを読んでいた時、「さすがに褒め過ぎてない?」という書き込みもあったのですが、大袈裟だったわけではなく、的を得たレビューだったようです。

しかし、前回までの苦労は一体・・・。作業によって最適な装備を選ぶ事も大事なんですね。

スパっと綺麗にカットできるので楽しいです。残りもやってしまいます。

紙やすりで切り口を整えます。カットが上手く行ったので、サラっと撫でるだけでも良さそうです。

ダボ埋めが終わりました。ライト(蛍光灯)の光が反射して、見えづらい部分もありますが、いい感じに出来ています。

本体と脚部を合体させます。ようやく完成が見えてきました。やっぱり、大きな家具作りって疲れます。久しぶりという事もあって、耐久力というのか、持久力というのか、がなくなっている気がします。

接続方法は簡単。ビスで留める、です。

終わりました。この部分は、ひっくり返すと完全に見えなくなります。ビスを指す間隔なんかは、結構いい加減だったりします。

固定がビスだけなので強度に若干不安があります。使っていくうちに、外れたり、ズレたりする場合は、L字金具などで補強しようと思います。

棚板と同じ、ワトコオイルのミディアムウォルナットで、埋めたダボを着色します。

ダボ本来のナチュラルカラーでも、浮いた感じはしなかったのですが、せっかくなので、同じ塗料で色合いを合わせます。まとまり感がでるはずです。

こんな感じになりました。集成材の木口を塗った時と同じ色です。しばらく時間を置いたら、キッチンペーパーで拭き取りを行います。

さて、テレビ台の完成です。といきたい所ですが、一点だけ気になる箇所があります。少し修正作業をしますね。すぐ終わります。

組み立てたら「隠れる予定だった」ビスが目立っています。ダボを使えばよかったと後悔。今更やり直す気力は残っていないので、黒くペイントして隠すことにします。

塗ってみました。一応、なんとかなりそうです。部分的にメッキが見えている箇所もあるので、乾いたら重ねりをするつもりです。

金属は塗料のノリが悪いといいますし、本当はプライマーを塗った方がいいんですかね。染めQテクノロジィのミッチャクロンなら、この前買ってみたのですが・・・。まあ、手間も掛かるしいいかな・・・。

そんなわけで、テレビ台の完成です。

手作りテレビ台の完成

とてもいい感じ、◎です。今までDIYしてきた家具の中でも「上位にランクインする出来栄え」だと思います。

オシャレな雑貨屋さんや家具屋さんに置いてあっても、十分通用するレベルだと思います(・・・言い過ぎました)。とにかく、仕上がりには満足しています。

手間が掛かったということもあり、妙に愛着が湧いています。自己評価は高めです。

斜めアングルです。茶色と黒の組み合わせはテッパン。相性抜群です。ロータイプなので、リビングに置いても圧迫感は生まれ難いと思います。

幅を広めに作ったので、17v型のテレビを置いても、左右のスペースに余白ができます。小型のスピーカーが余っているので、それを設置するつもりです。その隣に、観葉植物でもディスプレイしようと思います。

天板は薄っすらとした茶色で、柔らかく上品な印象があります。浮き上がった木目の感じもいいです。全て、ワトコオイル(ミディアムウォルナット)のおかげです。水性塗料に比べると、工数も増えるし、ゴミの処理が面倒だったりするのですが、それをやるだけの価値がありますね。

ダボの丸いポチが、いいアクセントになっています。おしゃれで可愛い雰囲気もでていると思います。

収納部分です。裏の本棚と同化してしまって、ちょっと見づらいですね。

【DIY】壁ぴったりの「本棚」を自作しよう!木材は1×8(ワンバイエイト)だけの簡単シンプル設計【作り方】」で作った物ですが、色味や形状が似ている気がします。

他の場所で撮影出来たら良かったのですが、ウチは賃貸の狭いアパートなので、ココしか写真スポットがないんですよね・・・。

グラつきやガタつきはありません。安定しています。この辺りにトラブルが出てしまうと、家具としては致命的な欠陥となってしまうので、上手く作ることができて良かったです。

軽く体重をかけても、軋んだりする事はありません。強度に問題はなさそうです。耐荷重は20kgぐらいかな、という気がしています。完全に勘なので自信はありません。

初めて作った脚部ですが、一応、成功していると思います。

今回は、ロータイプのテレビ台としましたが、脚だけ作り直せばハイタイプにも変更できそうです。まあ引っ越したり、大規模な模様替えをしない限りは、やる事はないと思いますが・・・。

テレビ台にもなるスタッキングシェルフを手作りしました(追記:2021年7月17日)

オープンタイプの収納棚をDIYしました。テレビ台として使うことも可能です(その場合は横向きにしたほうがスマートかもしれません)。

「この形、どこかで見たことある」と思われる方もいるかもしれませんが、無印良品のスタッキングシェルフをパクっ、参考にして作りました。内寸・外寸サイズは”ほぼ”完コピしています。有名どころのサイズを模しておくと何かと都合がよくなります。

メインの材料は、本記事の小型テレビ台と同じです。パインの集成材を使っています。塗料はワトコオイルです。パっと見の雰囲気は似ていると思います。

ちょっとした工夫というと大袈裟なのですが、収納力のアップを目指して内寸サイズぴったりのコの字ラックも製作してみました。

コの字ラック収納後の棚です。棚本体と同じ材料を使ったので、まとまり感みたいなものは出せているかと思います。デザイン的には悪くないはず。一番大事な使い勝手はいいです。便利で快適。

細かな制作手順や、完成品のレビューは「【DIY】無印スタッキングシェルフ風の棚を手作りするよ。2段式で寝室収納に」で紹介しています。気になった方は、ぜひ、チェックしてみてください。

さいごに

テレビ台作りに掛かった費用です。

  • 木材(パイン集成材と角材) 3,700円
  • 塗料 300円
  • 細々したもの 300円

合計4,300円でした。時間と手間は掛かりましたが、自分好みのデザインに仕上げる事ができました。ピッタリサイズで利便性も高そうです。なかなか良いDIYが出来たと思います。

棚部分に、収納用の木箱でもあると便利かなと思います。本格的な、レール付き引き出しタイプは難しそうなので、簡単な木箱設置タイプを実装予定でいます。時間とやる気のある時に作ります。

テレビ台に手を加えた時は、この記事でお知らせしようと思います。よかったら、また遊びに来てください。それでは、最後までありがとうございました。